出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/01 18:03:49」(JST)
フェノールスルホンフタレイン | |
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別名 | フェノールレッド |
分子式 | C19H14O5S |
分子量 | 354.38 |
CAS登録番号 | [143-74-8] |
形状 | 赤色結晶 |
フェノールスルホンフタレイン (phenolsulfonphthalein) とは色素の一種で、水溶液が中性では黄色、アルカリ性では赤色に変化することから、pH指示薬として用いられる化合物。別名としてフェノールレッド (phenol red) とも呼ばれる赤色の固体。 人体に於いて分解されず、そのほぼ全てが尿に混ざり排出されることから腎機能検査に用いられる。
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フェノールスルホンフタレイン注0.6%「第一三共」
体重(kg) | 3〜5 | 5〜10 | 10〜20 | 20以上 |
注射量(mg) | 2 | 3 | 4 | 6 |
腎障害があると尿中への排泄が遅延する。したがって、フェノールスルホンフタレインが尿中に最初に排泄される時間と、一定時間内でのフェノールスルホンフタレイン排泄量を測定することで、腎機能を検査することができる4〜9)。
フェノールスルホンフタレイン試験の15分値は腎血流量とよく相関するので、日常腎機能のスクリーニングテストとして適しており、糸球体腎炎や本態性高血圧症等の腎硬化症、糖尿病性腎症等でも本試験によりおおよその腎機能の程度を知ることができる10)。
また本剤は大部分近位尿細管から排泄されるので、糸球体濾過値と比較することにより、糸球体濾過値が良好であるにもかかわらず本試験の値が悪い時は、腎盂腎炎等の尿細管障害が疑われる10)。
(フェノールスルホンフタレインは酸性側で黄色であるが、アルカリ側で赤色に変わるので、この赤色を比色定量し、投与量に対する排泄量の百分比が求められる。)
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