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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/06/12 04:08:23」(JST)
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フェノールスルホンフタレイン |
|
別名 |
フェノールレッド |
分子式 |
C19H14O5S |
分子量 |
354.38 |
CAS登録番号 |
[143-74-8] |
形状 |
赤色結晶 |
フェノールスルホンフタレイン (phenolsulfonphthalein) とは色素の一種で、水溶液が中性では黄色、アルカリ性では赤色に変化することから、pH指示薬として用いられる化合物。別名としてフェノールレッド (phenol red) とも呼ばれる赤色の固体。 人体に於いて分解されず、そのほぼ全てが尿に混ざり排出されることから腎機能検査に用いられる。
フェノールレッド |
pHによる色の変化 |
6.6以下 |
↔ |
8.0以上 |
|
参考文献
- Merck Index 14th ed., 7247.
|
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Japanese Journal
- 3P116 フェノールレッドの吸光スペクトルに及ぼす水構造破壊作用を持つ高分子の効果(水・水和/電解質,ポスター発表,第45回日本生物物理学会年会)
- エストロゲン様作用物質・フェノールレッドによってもたらされる乳癌細胞MCF‐7の遺伝子発現レベルの変動
- 権藤 秀樹,土屋 克巳,阪井 哲男,永松 信哉,脇坂 晟
- 杏林医学会雑誌 38(2/3), 37-50, 2007
- 乳癌細胞の増殖に対するエストロゲンの作用機序を解明するためのモデルとして,乳癌細胞(MCF-7)培養系にエストロゲン作用を有するフェノールレッドを加えて,その遺伝子発現に及ぼす影響について遺伝子発現アレーを用いて解析した。フェノールレッド添加MCF-7細胞培養系と非添加培養系とを作成した。それぞれ系についての対数増殖早期と晩期の2つの時期において細胞を回収してmRNAを抽出した。このmRNAから, …
- NAID 130000135245
- pH指示薬/ポリビニルピロリドン膜の色変化に基づくにおいセンシング
- 西村 聡,井上 高教,倉内 芳秋 [他],大賀 一也
- 分析化学 54(1), 51-56, 2005-01-05
- 6種類のpH指示薬(メチルオレンジ,メチルレッド,チモールブルー,フェノールレッド,フェノールフタレイン,アリザリンイエロー)を含んだそれぞれのポリビニルピロリドン膜を,メタノールや柑橘類のにおい成分にさらすとpH指示薬の色変化が観察された.スキャナーを用いて高分子膜のカラー画像を取得し,得られた画像の色情報を赤,青,緑の3成分に分けた.それぞれの成分のグレーレベルの変化量を図式化すると,それぞれ …
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
乾燥細胞培養痘そうワクチン「LC16“化血研”」
組成
製法の概要
- 本剤は、生ワクチニアウイルス(LC16m8株)を伝染性の疾患に感染していない初代ウサギ腎臓細胞で増殖させ得たウイルス液を希釈し、安定剤を加えて分注した後、凍結乾燥したものである。
- なお、本剤は製造工程でウシの血液由来成分(血清)、ウシの乳由来成分(ラクトアルブミン、カゼイン)、ブタの膵臓由来成分(酵素)を使用している。
組成
- 本剤を添付の溶剤(20vol%グリセリン加注射用水)0.5mLで溶解した液剤0.5mL中に次の成分を含有する。
有効成分
生ワクチニアウイルス(LC16m8株)
添加物
D-ソルビトール
添加物
ペプトン
添加物
ストレプトマイシン硫酸塩
添加物
エリスロマイシンラクトビオン酸塩
添加物
フェノールレッド
添加物
ゼラチン
- 0.15 w/v%以下
- ペプトンはブタの胃由来成分、エリスロマイシンラクトビオン酸塩はウシの乳由来成分、ゼラチンはブタの皮膚由来成分である。
禁忌
(予防接種を受けることが適当でない者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行ってはならない。
- 明らかな発熱を呈している者
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
- 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
- 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者(「相互作用」の項参照)
- 妊娠していることが明らかな者
- まん延性の皮膚病にかかっている者で、種痘により障害をきたすおそれのある者
- 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能または効果
- 本剤を添付の溶剤(20vol%グリセリン加注射用水)0.5mLで溶解し0.01mLを多刺法により皮膚に接種する。なお、接種時の圧迫回数は、初種痘で5回、その他の種痘で10回とする。
- (検診)
- 接種後10日〜14日の間に検診をおこなう。
他のワクチン製剤との接種間隔
- 生ワクチンの接種を受けた者は、通常、27日以上間隔を置いて本剤を接種すること。(「相互作用」の項参照)
- また、不活化ワクチンの接種を受けた者は、通常、6日以上間隔を置いて本剤を接種すること。
- ただし、医師が必要と認めた場合には、同時に接種することができる(なお、本剤を他のワクチンと混合して接種してはならない)。
慎重投与
(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
- 被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- ゼラチン含有製剤又はゼラチン含有の食品に対して、ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫等)等の過敏症の既往歴のある者
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
- 過去にけいれんの既往のある者
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
- 本剤の成分に対して、アレルギーを呈するおそれのある者
重大な副作用
- けいれん(0.1%未満):熱性けいれんを起こすことがある。異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 痘そうウイルスは、経気道的に感染し、局所リンパ節で増殖後、ウイルス血症を起こして全身の標的器官に運ばれ、発症すると考えられている。予め本剤の接種により痘そうウイルスに対する液性免疫及び細胞性免疫が獲得されていると、感染したウイルスの増殖は抑制され発症は阻止される3)。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- phenolsulfonphthalein PSP
- 同
- フェノールレッド phenol red
[★]
フェノールレッド
- 関
- phenolsulfonphthalein
[★]
- 英
- phenol
- ラ
- phenolum
- 同
- 石炭酸 carbolic acid、ヒドロキシベンゼン hydroxybenzene
- 商
- ウインタミン、エキザルベ 、カチリ、キャンフェニック、セルセプト、パオスクレー、フェノール・カンフル歯科用消毒液、フェノール・亜鉛華リニメント 、フェノール水、ポステリザン、ポステリザンF、メトコール、ラニチジン、ルゴール、レトン、レプチラーゼ、一般診断用精製ツベルクリン、液状フェノール 、乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、強力ポステリザン、歯科用フェノール・カンフル 、治療用アレルゲンエキス、診断用アレルゲン皮内エキス、組織培養不活化狂犬病ワクチン 、複方ヨード・グリセリン 、複方ヨード・グリセリンFM 、複方ヨードグリセリン
- 関
- 消毒薬
- 消毒薬としては、最近に有効であるが、芽胞、ウイルスには無効。
- 大腸菌とかのプラスミド抽出するときに、蛋白成分を変性凝固させて遠沈させるために用いる。