インドシアニングリーン
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Japanese Journal
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- 水野 幸太郎,深井 一郎,遠藤 克彦
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 31(Supplement), S118, 2009-05-20
- NAID 110007384154
- DP-093-5 ICG(ジアグノグリーン)を用いた近赤外線蛍光測光による乳癌センチネルリンパ節(SLN)生検の手技と成績(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 多賀谷 信美,中川 彩,降旗 正,濱田 清誠,石川 裕子,小山 徹也,窪田 敬一
- 日本外科学会雑誌 108(臨時増刊号_2), 512, 2007-03-10
- NAID 110006332049
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- 総称名 ジアグノグリーン 一般名 インドシアニングリーン 欧文一般名 Indocyanine Green 製剤名 インドシアニングリーン注 薬効分類名 肝・循環機能検査用薬, 蛍光血管造影剤, センチネルリンパ節同定用薬 薬効分類番号 7224 KEGG DRUG
- Medical Libraryは、第一三共株式会社が提供する医療従事者向けDI(ドラッグインフォメーション)サイトです。 ... ジアグノグリーン(インドシアニングリーン:ICG)は光に対して不安定ですので、採血後はなるべく早く吸光度を測定する ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジアグノグリーン注射用25mg
組成
- 1バイアル中にインドシアニングリーン25mgを含有。
添付溶解液は1アンプル中日本薬局方注射用水10mLを含有する。
効能または効果
- ○肝機能検査(血漿消失率、血中停滞率及び肝血流量測定)
肝疾患の診断、予後治癒の判定
血漿消失率測定及び血中停滞率測定の場合
- インドシアニングリーンとして体重1kg当たり0.5mgに相当する量を注射用水で5mg/mL程度に希釈し、肘静脈より30秒以内に症状に注意しながら徐々に静脈注射する。
肝血流量測定の場合
- インドシアニングリーンとして25mgをできるだけ少量の注射用水に溶かした後、生理食塩液で2.5?5mg/mLの濃度に希釈し、インドシアニングリーンとして3mgに相当する上記溶液を静脈注射する。その後引き続き0.27?0.49mg/分の割合で約50分間採血が終るまで一定速度で点滴静脈注射する。
- ○循環機能検査(心拍出量、平均循環時間又は異常血流量の測定)
心臓血管系疾患の診断
- 目的に応じて心腔内より末梢静脈に至る種々の血管部位にインドシアニングリーンの溶液を注入するが通常前腕静脈から行う。成人1人当たり1回量はインドシアニングリーン5?10mg、すなわち1?2mL程度で、小児は体重に応じて減量する。
(「本検査の原理及び測定法」の項参照)
乳癌、悪性黒色腫
- 乳癌のセンチネルリンパ節の同定においては、インドシアニングリーンとして25mgを5mLの注射用水で溶解し、通常5mL以下を悪性腫瘍近傍又は乳輪部の皮下に適宜分割して投与する。
悪性黒色腫のセンチネルリンパ節の同定においては、インドシアニングリーンとして25mgを5mLの注射用水で溶解し、通常1mLを悪性腫瘍近傍の皮内数箇所に適宜分割して投与する。
- センチネルリンパ節の同定においては、可能な限り本剤とラジオアイソトープ法を併用することが望ましい。その際には、併用する薬剤の添付文書を参照した上で使用すること。
- 本剤を用いたセンチネルリンパ節生検は、本検査法に十分な知識と経験を有する医師のもとで、実施が適切と判断される症例において実施すること。なお、症例の選択にあたっては、最新の関連ガイドライン等を参照し、適応となる腫瘍径や部位等について十分な検討を行うこと。
慎重投与
重大な副作用
ショック
- 頻度不明注)
- ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、次のような処置を行うこと。
- 注入時、口のしびれ、嘔気、胸内苦悶、眼球結膜充血、眼瞼浮腫等があらわれた場合には、直ちに注入を中止すること。
- ショック様症状があらわれた場合には、症状に応じ、輸液、血圧上昇薬、強心薬、副腎皮質ホルモン剤等の投与、気道確保、人工呼吸、あるいは酸素吸入、心臓マッサージ、適切な体位をとらせるなどの救急処置を速やかに行うこと。
薬効薬理
- インドシアニングリーンは、血清蛋白(リポ蛋白、アルブミン等)と結合し、血中から選択的に肝に取り込まれ、腸肝循環や腎からの排泄もなく、肝より胆汁中に排泄されることが確かめられており、血中停滞率、血漿消失率あるいは肝血流量の測定による肝機能検査及び指示薬希釈法による循環機能検査に適している。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- インドシアニングリーン (Indocyanine Green)
略名
化学名
- 2-[7-[1,1-dimethyl-3-(4-sulfobutyl) benz[e ]indolin-2-ylidene]-1,3,5-heptatrienyl]-1,1-dimethyl-3-(4-sulfobutyl)-1H -benz[e ]indolium hydroxide,inner salt,sodium salt
分子式
分子量
性状
- 暗緑青色の粉末で、においはない。水又はメタノールにやや溶けやすく、アセトンにほとんど溶けない。
融点
吸収波長12)
- 血清蛋白と急速に結合し光化学的に安定化され、最大吸収波長は水溶液の785nmから直ちに805nmに移行する。この805nmは血中酸化型ヘモグロビン、還元型ヘモグロビンの吸収曲線が交叉する等吸光点(isosbestic point)にあるため、この波長で測定する限り、血中のO2飽和度の影響を受けない。
安定性
- 水溶液では不安定であるが、蛋白を含む溶液中及び乾燥状態では安定である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- indocyanine green, ICG
- 商
- ジアグノグリーン、オフサグリーン
分子式
禁忌
- ヨード過敏症(造影剤としてのインドシアニングリーンにはその安定化のために少量のヨードが添加されているため)
臨床関連
メモ
- 脳外の手術でクリッピング後、ICGを注入した後、周囲を暗くして顕微鏡で出血の有無を確認していたみたい。
添付文書
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/7224400A1034_1_02/7224400A1034_1_02?view=body
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商品