グルカゴノーマ
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Japanese Journal
- 膵内分泌腫瘍核出後4年目に発症したグルカゴン産生腫瘍併存インスリノーマの1例
- 坂下 文夫,長田 真二,小森 充嗣,松井 聡,徳山 泰治,奥村 直樹,田中 秀典,細野 芳樹,杉山 保幸,安達 洋祐
- 日本消化器外科学会雑誌 40(5), 634-638, 2007-05-01
- … を認め,選択的動脈内カルシウム注入検査で脾動脈を主要栄養領域とするインスリン分泌腫瘍と診断し,脾温存膵尾部切除術を施行した.切除標本ではインスリン陽性細胞からなる腫瘍とグルカゴン陽性細胞からなる腫瘍が併存していた.術後経過に問題なく退院し,1年目の造影MRIでは再発や転移を認めていない.インスリノーマとグルカゴン産生腫瘍が多発して併存している例は極めてまれであり,文献的考察を加え報告する. …
- NAID 110006249627
- Langer Natalie B.,Jergens Albert E.,Miles Kris G. [他]
- J-vet 16(5), 26-33, 2003-05-01
- NAID 40006045349
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- 2010年3月7日 ... グルカゴノーマはグルカゴン産生腫瘍であり,70%が悪性で,単発性が多い.直径は1 cmから35 cmの報告があり,通常3 cm以上になり,画像診断法で描出されます. グルカゴノーマの大きさと症状の強さは相関せず,小さいものでも肝転移や ...
- とくに近年では,診断技術の進. 歩により急速に膵島細胞腫の報告例が増加する傾向に. ある. 今回,われわれは免疫組織学的にグルカゴンの産生. を証明しえた無症候性の グルカゴン産生腫瘍の 1 例を. 経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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★リンクテーブル★
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- 英
- glucagonoma
- 同
- グルカゴン産生腫瘍、A細胞腫 A cell tumor、グルカゴノーマ症候群 glucagonoma syndrome
- 関
- 膵内分泌腫瘍、膵島細胞腫瘍、壊死性遊走性紅斑。多発性内分泌腫瘍症1型(ウェルマー症候群)
[show details]
概念
- 膵臓のα細胞に由来するグルカゴン産生腫瘍。
- 膵臓原発がほとんどで、ごく稀に腸管に原発する。
- 悪性が多い。
疫学
症候
- 口腔 :舌炎、口内炎
- 内分泌:高血糖 → 糖尿病
- 血液 :低アミノ酸血症
- 皮膚 :致死性遊走性紅斑
検査
- 画像検査:膵管が突然途絶するような像はみられない? ⇔ 膵癌
診断
参考
- 1. [charged] グルカゴン産生腫瘍およびグルカゴノーマ症候群 - uptodate [1]
[★]
- 英
- islet cell tumor, pancreatic endocrine tumor
- 同
- 膵島細胞腫、膵島細胞腺腫、膵島腫瘍、膵小島腫瘍、島細胞腫瘍
- 関
- 膵臓
- ランゲルハンス島腫瘍、ランゲルハンス島細胞腫瘍
- ガストリン産生腫瘍、グルカゴン産生腫瘍、ソマトスタチン産生腫瘍
[show details]
- 多血性
- 造影CTの同脈相で強く濃染する
- 膵臓から発生する内分泌腫瘍。
- ランゲルハンス島由来の細胞から由来するが、一部膵管上皮や腺房細胞の間に存在する細胞に由来するものがある
[★]
グルカゴン産生腫瘍
[★]
- 英
- glucagon (Z)
- 商
- グルカゴンGノボ
- 関
- ホルモン
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
-
- 慢性膵炎などで膵内分泌機能が低下した場合、低血糖を起こすとグルカゴンの分泌も低下しているため、糖尿病患者のインスリン投与過多による低血糖よりも重篤らしい。
- インスリン分泌促進作用
- 成長ホルモン分泌促進作用
- 消化管運動抑制作用:消化管内視鏡を行うとき、副交感神経拮抗薬で消化管の運動を押さえますが、現病として緑内障がある時には、グルカゴンを代わりに使うことがあります。ケド高いらしい。(2020年現在1mg \1600-1800)
分泌の調整
- 亢進:アミノ酸(アルギニン)、グルコース(↓血糖)
- 抑制:グルコース(↑血糖値)、遊離脂酸、ソマトスタチン
分子機構
生合成
臨床関連
薬効薬理
- 消化管の運動を抑制し、胃酸、膵液の分泌を抑制する。これは平滑筋への直接作用による弛緩作用と考えられている。
- グルカゴンは肝臓のアデニル酸シクラーゼを活性化させ、細胞内cAMP濃度を上昇させる。これにより、グリコーゲンの分解及び糖新生を促進させ、血糖値が上昇する。
- グルカゴン投与により一時的に血糖値が上昇するが、60~90分後にリバウンド作用により血糖値が低下する。その時、下垂体からの成長ホルモン分泌を刺激すると考えられている。
禁忌
- グルカゴンGノボ注射用1mg
- 1. 褐色細胞腫及びその疑いのある患者〔急激な昇圧発作を起こすことがある。〕
- 2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/7229402D1036_1_02/7229402D1036_1_02?view=body
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- 英
- tumor
- 同
- 新生物 neoplasm new growth NG
- 関
分類(EPT.65)
悪性度
細胞と間質の割合
発生学的由来
組織学的分類
上皮性腫瘍
良性腫瘍
悪性腫瘍
非上皮性腫瘍
良性腫瘍
悪性腫瘍
-
臓器別分類
外陰部(女性)
子宮
卵巣
- 表層上皮性・間質性腫瘍 Surface epithelial-stromal tumors
- 性索間質性腫瘍 Sex cord/stromal tumors
- 胚細胞腫瘍 Germ cell tumors
腫瘍と関連する疾患 first aid step1 2006 p.294
[★]
- 英
- production, generation, produce, make, generate, yield, elaborate, [raise]]