- 英
- kinin
- 関
- キニン-カリクレイン系、カリクレイン
- produced by proteolytic cleavage of precursors;mediate vascular reaction, pain (BTH.53)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/13 02:34:49」(JST)
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キニン (Kinin) は血管拡張作用のあるオータコイドである。ブラジキニンやカリジン等のポリペプチドの総称であり[1]、カリクレイン-キニン系を構成する。前駆体はキニノーゲンと呼ばれる[2]。
また、腸管や子宮の平滑筋を収縮させる作用も持つ[2]。
植物ホルモンのサイトカイニンは当初キニンと呼ばれていたが、混乱を避けるために改名された[3]。
アスピリンはカリクレインを阻害することで、キニンの生成を阻害する[4]。
出典
- ^ Kinins - the US National Library of Medicine Medical Subject Headings (MeSH)
- ^ a b “内因性発痛物質 プラズマキニン Plasma kinin”. 痛みと鎮痛の基礎知識. 2014年6月4日閲覧。
- ^ Petr Galuszka, Lukáš Spíchal, David Kopečný, Petr Tarkowski, Jitka Frébortová, Marek Šebela, Ivo Frébort (2008). "Metabolism of plant hormones cytokinins and their function in signaling, cell differentiation and plant development". Studies in natural products chemistry 34: 203–264. doi:10.1016/S1572-5995(08)80028-2.
- ^ Hebborn, P and Shaw, B (1963). "The action of sodium salicylate and aspirin on some kallikrein systems". British journal of pharmacology and chemotherapy 20 (2): 254–263. doi:10.1111/j.1476-5381.1963.tb01465.x.
参考文献
- http://books.google.de/books?id=hy7bjOUa2xwC&printsec=frontcover&dq=kinins&hl=fr&sa=X&ei=TryIUpL8DoSL4ASM-IGoAw&redir_esc=y#v=onepage&q=aspirin&f=false
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Japanese Journal
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- アレルギー性鼻炎の臨床研究 : pathophysiology and immunology
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
コバロキニン錠60mg
組成
成分・含量
- 1錠中、日局ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg)含有
添加物
- 乳糖水和物
結晶セルロース
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸マグネシウム
三二酸化鉄
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある。](ただし、「慎重投与」の項参照)
- 重篤な血液の異常のある患者[血小板機能障害を起こし、悪化するおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[急性腎不全、ネフローゼ症候群等の副作用を発現することがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制により浮腫、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがある。]
- 本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息発作を誘発することがある。]
- 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛
- 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。
頓用の場合は、1回60〜120mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎
- 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する。
頓用の場合は、1回60〜120mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
- 下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
- 通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mgを頓用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則として1日2回までとし、1日最大180mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[潰瘍を再発させることがある。]
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[溶血性貧血等の副作用がおこりやすくなる。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させることがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[浮腫、蛋白尿、血清クレアチニン上昇、高カリウム血症等の副作用がおこることがある。]
- 心機能異常のある患者(「禁忌」の項参照)
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息の患者[病態を悪化させることがある。]
- 潰瘍性大腸炎の患者[病態を悪化させることがある。]
- クローン病の患者[病態を悪化させることがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシー(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- *無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少(頻度不明):無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- *中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎(頻度不明):急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、急性腎不全に伴い高カリウム血症があらわれることがあるので、特に注意すること。
- うっ血性心不全(頻度不明):うっ血性心不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 間質性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- 消化管出血(頻度不明):重篤な消化性潰瘍又は小腸、大腸からの吐血、下血、血便等の消化管出血が出現し、それに伴うショックがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、これらの症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 消化管穿孔(頻度不明):消化管穿孔があらわれることがあるので、心窩部痛、腹痛等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明):肝機能障害(黄疸、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇等)、劇症肝炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には中止するなど適切な処置を行うこと。
- 喘息発作(頻度不明):喘息発作等の急性呼吸障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。
- 無菌性髄膜炎(頻度不明):無菌性髄膜炎(発熱、頭痛、悪心・嘔吐、項部硬直、意識混濁等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。(特にSLE又はMCTDの患者に発現しやすい。)
- *横紋筋融解症(頻度不明):横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
薬効薬理
- *プロドラッグであり、活性代謝物のトランスOH体が酸性非ステロイド性抗炎症薬としての作用を示す。すなわち、プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を現す。構成型COX(COX-1)と誘導型COX(COX-2)に対する選択制はない。3)
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:ロキソプロフェンナトリウム水和物(Loxoprofen Sodium Hydrate)
化学名:Monosodium 2-{4-[(2-oxocyclopentyl)methyl]phenyl}propanoate dihydrate
分子式:C15H17NaO3・2H2O
分子量:304.31
性状:白色〜帯黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
水又はメタノールに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
1.0gを新たに煮沸して冷却した水20mLに溶かした液のpHは6.5〜8.5である。
構造式:
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- atrial natriuretic peptide, ANP (SP)
- 同
- 心房性Na利尿ペプチド、心房性利尿ペプチド、心房性ナトリウム利尿因子 atrial natriuretic factor ANF、心房性ナトリウム利尿ホルモン atrial natriuretic hormone ANH
- 関
- カルペリチド、ナトリウム利尿ペプチド
[show details]
ヒト心房性ナトリウム利尿ポリペプチド : 66 件
ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド : 約 58,100 件
心房性ナトリウム利尿ポリペプチド : 71 件
心房性ナトリウム利尿ペプチド : 約 25,900 件
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- GFRの増加、腎髄質血流の増加、尿細管のNa輸送の抑制
分泌の調整
分子機構
- 受容体に結合した後、膜結合型のグアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMPがセカンドメッセンジャーとして機能
臨床関連
[★]
- 英
- bradykinin BK
分類
性状
産生
分解
作用
- 血管平滑筋:弛緩→血管拡張→血圧↓
- 内臓平滑筋:
弛緩 収縮(QB2009.C-335)
- 血漿滲出
- 集合管:Na排泄↑
- 発痛物質
産生の調節
分解の調節
- アンジオテンシン転換酵素阻害薬(ACE阻害薬)によりブラジキニンの濃度が上昇する
- →咳を誘発
- →ブラジキニンは胎児の動脈管閉鎖に関わっているので、母胎にACE阻害薬を投与すると胎児の動脈管が閉鎖する
分子機構
臨床関連
[★]
- 英
- autacoid
- 同
- 局所ホルモン local hormone
定義
- ホルモンでも神経伝達物質でもない
特徴 (SPC. 89)
- 生理的・病態時に出現する生体内活性物質
- 極めて微量しか遊離しない
- 強い薬理活性を有する
- 作用範囲はホルモンと神経伝達物質の中間
オータコイドに分類される物質 (SPC.)
[★]
- 英
- kallikrein-kinin system
- 同
- キニン・カリクレイン系 kinin-kallikrein system
- 関
- カリクレイン、キニン
[show details]
[★]
- 英
- kininase
- 関
- キニン
[★]
- 英
- neurokinin-2 receptor
- 関
- ニューロキニン2受容体、ニューロキニン-2受容体、ニューロキニン-2レセプター
[★]
- 英
- neurokinin-3 receptor
- 関
- ニューロキニン-3受容体、ニューロキニン3受容体、ニューロキニン-3レセプター
[★]
- 英
- tachykinin
- 関
- タキキニン
[★]
ストリキニーネ中毒