- 英
- stasis dermatitis
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/14 01:09:41」(JST)
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うっ滞性皮膚炎(うったいせいひふえん)とは、静脈の循環不全に起因する慢性の皮膚疾患である。
目次
- 1 頻度
- 2 原因
- 3 症状
- 4 治療
- 5 生活上の注意
- 6 関連項目
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頻度
比較的よくみられる。大部分は中高年で、男女差は女性に比較的多い。
原因
妊娠、長時間の立ち仕事などによる下肢の慢性的な血流のうっ滞。下肢静脈瘤・血栓性静脈炎と合併して起こることが多い。動静脈ろう、先天性静脈拡張症などの先天性疾患でも起こるが、この場合、年少時より生じる。
症状
下肢に浮腫があり、下腿の下1/3に出現する。浮腫に続き、褐色色素斑・点状出血・紫斑が出現する。そして痒みも誘発し掻いて湿疹を併発する。
治療
外用剤としてステロイドが使われる。抗アレルギー薬なども痒みに応じて使用する。
生活上の注意
長時間の立ち仕事は避けるべきである。
関連項目
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★リンクテーブル★
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[正答]
※国試ナビ4※ [097A006]←[国試_097]→[097A008]
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- 54歳の女性。両側下腿の皮疹を主訴に来院した。皮疹は3か月前から出現し、治癒していない。軽度の圧痛がある。下腿前面の写真と皮膚生検H-E染色標本とを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G007]←[国試_101]→[101G009]
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[正答]
※国試ナビ4※ [103I019]←[国試_103]→[103I021]
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[正答]
※国試ナビ4※ [097G075]←[国試_097]→[097G077]
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- 英
- autosensitization dermatitis, autosensitive dermatitis
- 同
- 自己湿疹化 autoeczematization
- 関
- id疹、イド反応 id reaction
- ある部位に限局していた病変の急な増悪によって、掻痒を伴う小丘疹や紅斑が全身に多発する病態
- 原因としては、内在性アレルギー性反応(イド反応)が原因とされている。原発巣における組織崩壊によって生成された変性蛋白、細菌および真菌成分、毒素などが抗原となり、これらが全身の血流にて全身の皮膚に運ばれ、そこでアレルギー反応をおこすことで皮疹を生じる。
- 初発の局所性湿疹は、貨幣状湿疹、うっ滞性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、足白癬、熱傷などである。
[★]
- 英
- eczema
- 同
- 皮膚炎 dermatitis
- 関
- 湿疹三角
[★]
- 英
- skin
- ラ
- cutis
- 関
- 皮膚の構造
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- dermatitis
- 関
- 皮膚、皮膚炎症、湿疹