自家感作性皮膚炎
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- POINT 自家感作性皮膚炎とは 体のある場所にできた湿疹や皮膚炎の影響で、免疫細胞が不必要に活性化し、全身にかゆみを伴う発疹が現れる病気です。 原因としては接触皮膚炎(かぶれ)や、貨幣状湿疹、うっ滞性皮膚炎などがあります。 見た目が疥癬や水ぼうそうなどの感染症に似ているので、これらの感染症と区別することが重要です。 原因となっている発疹の治療が全身の発疹に対しても有効です。 また必要に応じてステロイド外用や抗アレルギー薬も使用します。 自家感作性皮膚炎が心配な人や治療したい人は、皮膚科を受診してください。 自家感作性皮膚炎について 体の一部にできた 湿疹 や 皮膚炎 によって活性化した リンパ球 などの 免疫 細胞が、全身に 紅斑 や 丘疹 などをもたらした状態
- 自家感作性皮膚炎、あまりなじみのない病名ですが、決してまれではない 全身性の湿疹、痒み を起こす厄介な病気です。 皮膚科疾患のため、メインは皮膚科受診→治療となりますが、突然の湿疹に驚かれ内臓疾患を懸念して受診される方もいるため、内科でも診療することがあります。 なにやら難しい病名の”自家感作性皮膚炎”についてご紹介します。 *自家感作性皮膚炎とは? 身体の一部に出現した湿疹を契機に、全身の痒み、湿疹(水疱や紅斑、膿疱など)が急激に生じる皮膚疾患です。 契機となる湿疹は軽いカミソリ負けや水虫、陰部の湿疹、やけど、皮膚の細菌感染のこともあります。 *症状は? 比較的軽い皮膚疾患を契機に始まります。
- 自家感作性皮膚炎は、悪化した皮膚炎(原発巣)を原因として、全身に細かな湿疹がみられる症状です。. 医療機関での治療は、ステロイド外用薬を中心に行われます。. ステロイド剤にはさまざまなものがありますが、医師の処方のもとで、症状に合った薬 ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- autosensitization dermatitis, autosensitive dermatitis
- 同
- 自己湿疹化 autoeczematization
- 関
- id疹、イド反応 id reaction
- ある部位に限局していた病変の急な増悪によって、掻痒を伴う小丘疹や紅斑が全身に多発する病態
- 原因としては、内在性アレルギー性反応(イド反応)が原因とされている。原発巣における組織崩壊によって生成された変性蛋白、細菌および真菌成分、毒素などが抗原となり、これらが全身の血流にて全身の皮膚に運ばれ、そこでアレルギー反応をおこすことで皮疹を生じる。
- 初発の局所性湿疹は、貨幣状湿疹、うっ滞性皮膚炎、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、足白癬、熱傷などである。
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- 英
- eczema
- 同
- 皮膚炎 dermatitis
- 関
- 湿疹三角
[★]
- 英
- self, oneself, ego