- 英
- parotitis
- 関
- 唾液腺、反復性耳下腺炎
関連疾患
WordNet
- inflammation of one or both parotid glands
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/03/29 02:34:05」(JST)
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流行性耳下腺炎のデータ |
ICD-10 |
B26 |
統計 |
出展: |
世界の患者数 |
人
(20xx年xx月xx日) |
日本の患者数 |
人
(20xx年xx月xx日) |
学会 |
日本 |
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世界 |
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流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)は、ムンプスウイルス(英語版)の感染によって発生するウイルス性の病気。一般にはおたふく風邪として知られる。1967年にワクチンが開発される以前は、小児の疾患として全世界で一般的であり、今日でも発展途上国では脅威となっている。
目次
- 1 原因
- 2 臨床像
- 2.1 症状
- 2.2 合併症
- 2.3 診断
- 2.4 治療
- 2.5 予防
- 2.6 予後
- 3 各国において
- 4 註
- 5 外部リンク
原因[編集]
原因はパラミクソウイルス科のムンプスウイルスで、飛沫感染、ならびに接触感染により感染する。2歳から12歳の子供への感染が一般的であるが、他の年齢でも感染することもある。通常耳下腺が関わるが、上記年齢層よりも年上の人間が感染した場合、睾丸、卵巣、中枢神経系、膵臓、前立腺、胸等、他の器官も関わることがある。場合によっては、治った後も生殖機能に後遺症が残る。
潜伏期間は通常12日〜14日である。
臨床像[編集]
症状[編集]
耳下腺が腫脹して顔が膨れた様になった流行性耳下腺炎の患者
- 顔面の疼痛
- 発症から12〜24時間以内に唾液腺(耳下腺)の腫脹(60〜70%で発生)。2日目に最もひどく3〜4日でゆっくり消失。
- 発熱
- 頭痛
- 咽頭痛
- こめかみや顎の腫脹
- 膵炎
感染しても症状が出ない場合もある。しかし、成人が感染すると症状が重い場合が多い。
合併症[編集]
- 無菌性髄膜炎
- 10人に1人と合併症としては最多[1](40%が耳下腺の腫脹無しで発生)。
- 難聴(ムンプス難聴)
- 重篤な難治性難聴が後遺症として残ることがある。頻度は教科書的には稀もしくは1万5000人に1人程度とされていることが多いが、近年はもっと高頻度とする報告が多く、184〜533人に1人とする調査結果もある[2]。
- 睾丸の痛み、拡大
- 思春期以降に感染した男性の約20%で精巣炎・副精巣炎。両方の精巣が侵されることは少ないため、不妊症になることもあるが頻度は高くない[3]。
- 陰嚢腫脹
診断[編集]
身体検査で唾液腺の腫脹を確認する。通常この病気は臨床の根拠で診断され、試験室での確定検査は必要ないが、一般的には血清学的診断を行う。RT‐PCR 法でウイルス遺伝子を検出すれば、ワクチン株と野生株の鑑別ができる[4]。
類似の耳下腺炎症状を呈する他感染症は、パラインフルエンザウイルス(英語版)、コクサッキーウイルス(英語版)などによるもので、軽度の痛みの耳下腺腫脹を繰り返し、1〜2週間で自然に軽快する。『流行性耳下腺炎に何度もかかる』という場合、疑う必要がある。
治療[編集]
流行性耳下腺炎の特異的治療法は存在しない。首やほかの腫脹箇所を冷やしたり暖めたりすることで症状が軽減される場合もある。また、アセトアミノフェンやイブプロフェンを鎮痛のために経口投与する(ライ症候群発症の可能性のため、アスピリンをウイルス性疾患(英語版)を持つ子供には投与しない)。また、暖かい塩水のうがい薬、柔らかい食物、および特別な流動食は、兆候を軽減するかもしれない。発熱による脱水症状を軽減するため水分の摂取を行う。酸味のある果実ジュースは、飲み込む際に耳下腺の痛みを感じさせる場合がある。膵炎により強い吐き気や嘔吐が生じた場合は輸液を行う。
予防[編集]
ワクチン接種[編集]
幼児期の予防接種が欠かせないとされている全世界105カ国(2004年時点)ではMMRワクチンとして定期接種を行っているが、日本ではMMR接種の行われた1988年から1993年迄の期間を除き、任意接種としておたふくかぜワクチンの単独接種が行われており、一部の自治体では公費助成が行われている。
おたふくかぜワクチンの抗体陽転率は90〜98%と他のワクチンと比べて低いが、流行時の有効率は星野株で約90%とされている。ワクチン接種後のおたふくかぜ罹患の多くは二次性ワクチン不全と考えられており、MMRを接種する多くの国では2回接種により二次性ワクチン不全を防いでいる。
予防効果[編集]
ワクチンの2回接種率が高い米国で、2006年1月から年末までに、18〜24歳の大学生を中心に計6,584人が発症、85人が入院、死亡0人と言う20年ぶりの流行が発生した。疫学的な調査の結果、ワクチン2回接種でも予防効果は不十分である事が示唆された[5]。レポートによれば、18〜24歳で1,020人中858人(84%)が2回接種を受けていたが発症している。詳細はNEJM誌2008年4月10日号に掲載されている[6]。
予後[編集]
予後は一般的によい。耳下腺の腫脹がなくなれば感染力はなくなる。高度感音性難聴になることがあるが、頻度は1万分の1から数百分の1と、文献により異なる。男性が不妊症になることもある。通常、一度感染すると一生有効な免疫を獲得する。
各国において[編集]
日本[編集]
日本において、流行性耳下腺炎の予防接種は一歳以上の子供への任意接種となっている。
また、学校保健安全法上の学校感染症に指定されており、感染時は出席停止などの処置が執られる。5類感染症定点把握疾患指定。
註[編集]
- ^ 病気とワクチン おたふくかぜ 北里研究所
- ^ ムンプス難聴の発生頻度調査 (PDF) 近畿外来小児科学研究グループ、2004年
- ^ おたふくかぜ メルクマニュアル家庭版
- ^ 流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)国立感染症研究所
- ^ 大西淳子「おたふくかぜ、ワクチン2回接種でも青年期の発症防げず: 2006年に米国で起こったアウトブレイクの調査結果」、『日経メディカルオンライン』、日経BP、2008年4月22日。
- ^ Gustavo H Dayan; M Patricia Quinlisk; Amy A Parker; et.cl. (April 10, 2008). “Recent Resurgence of Mumps in the United States” (en). NEJM 358 (15): 1580-1589. ISSN 0028-4793. OCLC 4639215595. PMID 18403766. http://content.nejm.org/cgi/content/short/358/15/1580.
外部リンク[編集]
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ウィキメディア・コモンズには、流行性耳下腺炎に関連するカテゴリがあります。 |
- 流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ) - 国立感染症研究所感染症情報センター
- おたふくかぜ メルクマニュアル家庭版
- 病気とワクチン おたふくかぜ 社団法人北里研究所 生物製剤研究所
- おたふくかぜワクチンの公費助成について - 厚生労働省健康局結核感染症課
日本の感染症法における感染症 |
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一類感染症 |
エボラ出血熱 - クリミア・コンゴ出血熱 - 痘そう - 南米出血熱 - ペスト - マールブルグ病 - ラッサ熱
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二類感染症 |
急性灰白髄炎 - 結核 - ジフテリア - 重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウイルス属SARSコロナウイルスであるものに限る) - 鳥インフルエンザ(H5N1)
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三類感染症 |
コレラ - 細菌性赤痢 - 腸管出血性大腸菌感染症 - 腸チフス - パラチフス
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四類感染症 |
E型肝炎 - ウエストナイル熱 - A型肝炎 - エキノコックス症 - 黄熱 - オウム病 - オムスク出血熱 - 回帰熱 - キャサヌル森林病 - Q熱 - 狂犬病 - コクシジオイデス症 - サル痘 - 腎症候性出血熱 - 西部ウマ脳炎 - ダニ媒介脳炎 - 炭疽 - チクングニア熱 - つつが虫病 - デング熱 - 東部ウマ脳炎 - 鳥インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く) - ニパウイルス感染症 - 日本紅斑熱 - 日本脳炎 - ハンタウイルス - Bウイルス病 - 鼻疽 - ブルセラ症 - ベネズエラウマ脳炎 - ヘンドラウイルス感染症 - 発しんチフス - ボツリヌス症 - マラリア - 野兎病 - ライム病 - リッサウイルス感染症 - リフトバレー熱 - 類鼻疽 - レジオネラ症 - レプトスピラ症 - ロッキー山紅斑熱 - 重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスであるものに限る)
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五類感染症 |
アメーバ赤痢 - ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) - 急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバレー熱を除く) - クリプトスポリジウム症 - クロイツフェルト・ヤコブ病 - 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 - 後天性免疫不全症候群 - ジアルジア症 - 先天性風しん症候群 - 梅毒 - 破傷風 - バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - バンコマイシン耐性腸球菌感染症 - 風しん - 麻しん - 侵襲性インフルエンザ菌感染症 - 侵襲性髄膜炎菌感染症 - 侵襲性肺炎球菌感染症 - RSウイルス感染症 - 咽頭結膜熱 - A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 - 感染性胃腸炎 - 水痘 - 手足口病 - 伝染性紅斑 - 突発性発しん - 百日咳 - ヘルパンギーナ - 流行性耳下腺炎 - インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く) - 急性出血性結膜炎 - 流行性角結膜炎 - 性器クラミジア感染症 - 性器ヘルペスウイルス感染症 - 尖圭コンジローマ - 淋菌感染症 - クラミジア肺炎(オウム病を除く) - 細菌性髄膜炎 - マイコプラズマ肺炎 - 無菌性髄膜炎 - ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 - メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 - 薬剤耐性アシネトバクター感染症 - 薬剤耐性緑膿菌感染症
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 流行性耳下腺炎 (特集 もしかして感染?で絶対に見逃せない 熱・皮膚・訴えの観察と対応策 : 病棟対応から外来トリアージまで)
- 耳下腺腫大 (特集 症状・症候から診断を導くコツ)
- ムンプスウイルスの再感染と考えられた耳下腺炎の3症例
- 畑中 章生,鎌田 知子,本田 圭司,田崎 彰久,岸根 有美,川島 慶之
- 日本耳鼻咽喉科學會會報 115(8), 787-790, 2012-08-20
- NAID 10031047092
Related Links
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- acute pancreatitis
- 関
- 膵炎、慢性膵炎
概念
- 種々の原因で膵酵素が膵内で活性化され、組織を自己消化して起こる急性炎症。
- 原因としてはアルコールと胆石が一般的と思われる。
- 突然上腹部痛を呈し、 種々の腹部所見(軽度の圧痛から反跳痛まで)が見られる。
- 症候、身体所見、および検査値異常として、嘔吐、発熱、頻脈、白血球増加、血中・尿中の膵酵素の上昇を見る。
- 重症急性膵炎は特定疾患治療研究事業の対象疾患である(公費対象)
病因
- アルコール
- 胆石症
- 特発性
- 医原性
- 外傷
- 慢性膵炎急性増悪
- 膵・胆道奇形
- 代謝・栄養障害
- SSUR.626
- アルコール、胆石症、ERCP、手術、薬剤、脂質異常症、副甲状腺亢進症
小児の急性膵炎
- YN.B-82
発症機序
- SSUR.626
- 共通管説:胆石性膵炎
- 膵外分泌亢進-膵管閉塞説:アルコール性膵炎:アルコール化量摂取が膵外分泌を亢進させ、乳頭部の浮腫や痙攣を惹起して膵液の相対的流出障害を起こす。
- Oddi括約筋の痙攣、不溶性蛋白栓の沈殿による膵導管の閉塞、および 膵プロテアーゼの活性化が考えられている(ガイドイラン1)。
- 十二指腸液逆流説:小腸閉塞、Billroth II法再建胃切除術後の輸入脚症候群における急性膵炎
分類
障害組織による分類
- 浮腫性膵炎:炎症に伴いびまん性または限局性に膵臓は腫大し、壊死を伴わないもの。造影CTで不染領域をみとめないもの
- 壊死性膵炎:びまん性または限局性に膵実質が壊死に陥ったもの。壊死組織は造影CTで造影不良をみる。膵壊死組織への細菌感染の有無が予後を規定する。
疫学
- 発生頻度は27.7/10 万人/年
- 男女比=2:1
- アルコール性膵炎は男性に多く、胆石性膵炎は女性に多い。
病態
- SSUR.626
- 膵酵素の膵実質障害 → 炎症反応惹起 → (炎症が高度の場合)高サイトカイン血症 → 活性化された顆粒球による多臓器障害
- 膵酵素、エンドトキシン、顆粒球やマクロファージから産生されたホスホリパーゼA2により肺胞が障害される。
- 膵臓からの滲出液の後腹膜腔への貯留 + サイトカイン血症による血管透過性の亢進 → 血液量減少
症状
- 上腹部腹痛から背部痛、悪心嘔吐、腹部膨満感、発熱。
合併症
- 早期合併症:(重症化例で)DIC、ショック、呼吸不全、腎不全、MODS
- 後期合併症:膵仮性嚢胞(2-3%の症例にみられる)、膵膿瘍、腹腔内膿瘍、出血、重症感染症
検査
CT
- (浮腫性膵炎)単純CTで膵臓の浮腫による腫大、炎症の波及による膵周囲脂肪織の濃度上昇。
- (壊死性膵炎)浮腫性膵炎の所見に加え、造影CTで造影不良領域が認められる。
血液一般検査・生化学
- 白血球:増加
- Plt:低下 (なぜ? DICが存在するのであれば、想像できるが)
- Ht:増加(浸出液増加による血液濃縮)
- Ca:↓(重症のサイン。鹸化壊死で消費) ← また、血中グルカゴン上昇により、カルシトニンが甲状腺より遊離されるため(QB.B-349) おかしくない???
- 血糖:上昇(ランゲルハンス島の破壊)
- BUN:上昇(腎機能障害)
- LDH:上昇(重症例で。組織破壊)
- TG?:血中リパーゼ濃度が上昇し、脂肪が分解されるため、らしい。
逸脱酵素
- 血清アミラーゼ:高値。発症数時間で上昇。3日程度で正常化。尿中アミラーゼは持続日数が長い。鑑別:高アミラーゼ血症
- 血清トリプシン:高値。特異性高い。
- 血清リパーゼ:高値。特異性高い。
- 血清エラスターゼ-I:高値。特異性高い。高値が持続する。膵臓に特異的らしい。アミラーゼ、リパーゼに比べ正常化が遅れるため、経過を見るのに適す(YN.B-80)。
肝機能・胆道系酵素
画像検査
診断
重症度
- 重症度は血清カルシウム、血糖値、BUNで判定できる。血清アミラーゼは参考にならない。
ガイドライン1
- 予後因子3点と造影CT Grade 2以上の場合に重症と判定される。
予後因子(各1点)
- 1. Base Excess≦-3 mEq/L, またはショック(収縮期血圧≦80 mmHg) 代謝性アシドーシス
- 2. PaO2≦60 mmHg (roomair), または呼吸不全(人工呼吸管理が必要) 換気機能低下
- 3. BUN≧40 mg/dL (or Cr≧2 mg/dL), または乏尿(輸液後も1 日尿量が400 mL 以下) 腎機能低下
- 4. LDH≧基準値上限の2 倍 組織障害
- 5. 血小数≦10 万/mm3 血小板の消費
- 6. 総Ca≦7.5 mg/dL 脂肪壊死
- 7. CRP≧15 mg/dL 炎症
- 8. SIRS 診断基準における陽性項目数≧3 全身性の炎症
- 9. 年齢≧70 歳 ストレスに対する適応能力低下
- SIRS診断基準項目:(1)体温>38℃または<36℃,(2)脈拍>90 回/分,(3)呼吸数>20 回/分またはPaCO2<32 torr,(4)白血球数>12,000/mm3か<4,000 mm3または10%幼若球出現
造影CT Grade
- 前腎傍腔 0点
- 結腸間膜根部 1点
- 腎下極以遠 2点
- 膵を便宜的に3 つの区域(膵頭部, 膵体部, 膵尾部) に分け判定する。
- 各区域に限局している場合,または膵の周辺のみの場合 0点
- 2つの区域にかかる場合 1点
- 2つの区域全体を占める,またはそれ以上の場合 2点
- 1点以下 Grade 1
- 2点 Grade 2
- 3点以上 Grade 3
治療
- SSUR.627
- 血液量減少:急速輸液
- 膵臓を休ませる?:高カロリー輸液
- 感染防止:抗菌薬
- 組織障害抑制:膵酵素阻害薬
- 多臓器不全:人工呼吸、血漿交換、腹膜透析、血液透析
- (胆石性膵炎では)膵炎の治療の前に内視鏡的乳頭切開術による胆石除去を行う
- 手術療法:壊死膵組織が感染して膵膿瘍、敗血症となった場合に限り適応。膵壊死部摘除術、膵切除術、open drainageを行い、壊死巣を除去する。
手術適応
- B.352
- 緊急手術を要する疾患と鑑別が困難な場合(穿孔性腹膜炎など)
- 保存治療が奏功しない場合
- 胆道疾患が合併するとき
- 合併症が存在するとき(膿瘍、血腫、仮性嚢胞、慢性膵炎)
ガイドライン
- 1. 日本膵臓学会 - 急性膵炎診療ガイドライン2010
- http://www.suizou.org/APCGL2010/APCGL2010.pdf
- 2. 急性膵炎GL2010改訂出版委員会編/医療・GL(10年)/ガイドライン
- http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0011/1/0011_G0000243_GL.html
参考
- 1. 急性膵炎の重症度判定基準 - 日本メディカルセンター
- http://www.nmckk.jp/pdf.php?mode=puball&category=CLGA&vol=23&no=10&d1=2&d2=0&d3=0
- http://www.jslm.org/books/guideline/19.pdf
- 3. 難病情報センター | 重症急性膵炎(公費対象)
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/271
国試
- 英
- acute pancreatitis
- 同
- acute pancreatitis
[★]
- 英
- mumps virus
- 関
- ムンプスウイルス、おたふく風邪ウイルス
[★]
- 英
- (n
- 関
- 麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチン
[★]
- 英
- acute suppurative parotitis
[★]
- 英
- mumps meningoencephalitis
[★]
- 英
- parotid gland (KH,Z)
- ラ
- glandula parotis
- 関
- 顎下腺、舌下腺。唾液腺。唾液。大唾液腺
解剖
神経
関係する臓器、組織
[★]
- 関
- 炎光、炎症
[★]
- 英
- adenitis
- 関
- リンパ節炎