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満月様顔貌(まんげつようがんぼう、moon-face)は、中心性肥満の一種で、顔や体幹などの中心部に脂肪が沈着する症状の一つである。
ステロイドの長期間大量使用や副腎皮質ホルモンの分泌グルココルチコイドの過剰による脂肪沈着から、満月様となった顔貌をいう。同時に皮膚が薄くなり循環血漿量が低下し皮下の毛細血管が透けるため赤ら顔(多血症)となったり、皮脂腺の活動が亢進して痤瘡を生じて、しばしば口囲などに多毛症を伴う。肩に脂肪が沈着して野牛肩(バッファローハンプ)を生じたりする。クッシング症候群、副腎皮質ホルモンを大量、長期間服用している患者に典型的にみられる。ムーンフェイスや丸顔とも呼ばれる。満月様顔貌を引き起こすステロイド薬の種類には喘息などの治療に使われるプレドニゾロンやデキサメタゾンがある。
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国試過去問 | 「105I078」「101B100」 |
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C
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E
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原因疾患 | 示唆する所見 | 鑑別に必要な検査 |
二次性高血圧一般 | 重症高血圧、治療抵抗性高血圧、 急激な高血圧発症、 若年発症の高血圧 |
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腎血管性高血圧 | RA系阻害薬投与後の急激な 腎機能悪化、腎サイズの左右差、 低K血症、腹部血管雑音 |
腎動脈超音波、腹部CTA、 腹部MRA、レノグラム、PRA、PAC |
腎実質性高血圧 | 血清Cr上昇、蛋白尿、血尿、 腎疾患の既往 |
血清免疫学的検査、腹部CT、 超音波、腎生検 |
原発性アルドステロン症 | 低K血症、副腎偶発腫瘍 | PRA、PAC、負荷試験、副腎CT、副腎静脈採血 |
睡眠時無呼吸症候群 | いびき、肥満、昼間の眠気、早朝・夜間高血圧 | 睡眠ポリグラフィー |
褐色細胞腫 | 発作性・動揺性高血圧、動悸、 頭痛、発汗 |
血液・尿カテコールアミンおよび カテコールアミン代謝産物、腹部 超音波・CT、MIBGシンテグラフィー |
クッシング症候群 | 中心性肥満、満月様顔貌、 皮膚線条、高血糖 |
コルチゾール、ACTH、腹部CT、 頭部MRI、デキサメサゾン抑制試験 |
サブクリニカル クッシング症候群 |
副腎偶発腫瘍 | コルチゾール、ACTH、腹部CT、 デキサメサゾン抑制試験 |
薬物誘発性高血圧 | 薬物使用歴、低K血症 | 薬物使用歴の確認 |
大動脈縮窄症 | 血圧上下肢差、血管雑音 | 胸腹部CT、MRI・MRA、血管造影 |
甲状腺機能低下症 | 徐脈、浮腫、活動性減少、 脂質・CPK・LDH高値 |
甲状腺ホルモン、TSH、自己抗体、甲状腺超音波 |
甲状腺機能亢進症 | 頻脈、発汗、体重減少、 コレステロール低値 |
甲状腺ホルモン、TSH、自己抗体、甲状腺超音波 |
副甲状腺機能亢進症 | 高Ca血症 | 副甲状腺ホルモン |
脳幹部血管圧迫 | 顔面けいれん、三叉神経痛 | 頭部MRI・MRA |
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