ピコスルファート
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- 鶴原製薬株式会社のコンスーベン錠2.5mg(消化器官用薬)、一般名ピコスルファートナトリウム水和物(Sodium picosulfate hydrate) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
※ コンスーベン内用液0.75%
組成
組 成
- コンスーベン内用液0.75%は1mL中ピコスルファートナトリウム水和物7.5mgおよび添加物としてパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、D−ソルビトールを含有する。
禁忌
(1)急性腹症が疑われる患者
- 〔腸管蠕動運動の亢進により、症状が増悪するおそれがある。〕
(2)本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
(3)腸管に閉塞のある患者又はその疑いのある患者(大腸検査前処置に用いる場合)
- 〔腸管蠕動運動の亢進により腸管の閉塞による症状が増悪し、腸管穿孔に至るおそれがある。〕
効能または効果
各種便秘症、術後排便補助、造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進、手術前における腸管内容物の排除、大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除
- 各種便秘症の場合、通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
小児に対しては、1日1回、次の基準で経口投与する。
- 術後排便補助の場合、通常、成人に対して1日1回10〜15滴(0.67〜1.0mL)を経口投与する。
- 造影剤(硫酸バリウム)投与後の排便促進の場合、通常、成人に対して6〜15滴(0.40〜1.0m)を経口投与する。
- 手術前における腸管内容物の排除の場合、通常、成人に対して14滴(0.93m)を経口投与する。
- 大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除の場合、通常、成人に対して検査予定時間の10〜15時間前に20mLを経口投与する。
- なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
大腸検査前処置に用いる場合
1)腸管狭窄及び重度な便秘の患者
- 〔腸管蠕動運動の亢進により虚血性大腸炎又は腸閉塞を生じることがある。また、腸閉塞を生じた場合には腸管穿孔に至るおそれがある。〕
2)腸管憩室のある患者
- 〔腸管蠕動運動の亢進により病態が増悪するおそれがある。〕
3)高齢者
重大な副作用
1.腸閉塞、腸管穿孔(頻度不明):
- 大腸検査前処置に用いた場合、虚血性大腸炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
2.虚血性大腸炎(頻度不明):
- 大腸検査前処置に用いた場合、虚血性大腸炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
薬効薬理
1)薬理作用1)
- ピコスルファートナトリウムはそのままの型では作用せず、胃、小腸を通過して大腸に到達した後腸内細菌由来の酵素によってジフェノール体に加水分解されて効果を示す。in situラット結紮大腸分節で腸管内水分の吸収抑制あるいは腸管壁からの水分分泌亢進作用が認められている。
2)生物学的同等性試験2)
1.ラットに各製剤を強制経口投与し、投与8時間後までの糞便中の水分含量を測定した薬効薬理試験においてコンスーベン内用液0.75%及び標準製剤はともに糞便中水分含量を増加させ、F検定、students t検定の結果4mg/kg以上で対照群に比しその差は有意であったが、同一投与量では両製剤間に有意な差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された。
- 糞便中水分含量(%) ( n=10、mean±S.E.)
2.in situで結紮した大腸分節内に一定量の両製剤を含む溶液2mLを注入して、60分後の分節内に残存する液体量を測定した試験においてコンスーベン内用液0.75%及び標準製剤はともに水分吸収を抑制し、F検定、students t検定の結果、対照群に比しその差は有意であったが、同一投与量では両製剤間に有意な差は認められず、両製剤の生物学的同等性が確認された。
- 大腸分節内残存液体量(mL) ( n=10、mean±S.E.)
有効成分に関する理化学的知見
- ピコスルファートナトリウム水和物は白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。
水に極めて溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
光により徐々に着色する。
本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.4〜9.4である。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 緩下薬
商品
[★]
- 英
- picosulfate
- 化
- ピコスルファートナトリウム sodium picosulfate
- 商
- アペリール、コンスーベン、シンラック、スナイリン、スルチミン、チャルドール、ピコダルム、ピコベン、ピコルーラ、ファースルー、ファレスタック、フルレール、ベルベロン、ヨーピス、ラキソデート、ラキソベロン
- 関
- 緩下薬。下剤,浣腸剤
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2359005S1240_1_03/2359005S1240_1_03?view=body