ケトプロフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カピステン筋注50mg
組成
成分・含量(1アンプル中)
添加物(1アンプル中)
- L-アルギニン 36mg,ベンジルアルコール 25mg,pH調整剤
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用により,消化性潰瘍を悪化させることがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用による腎血流量の低下等により,腎障害を悪化させるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグランジン生合成抑制作用により浮腫,循環体液量の増加が起こり,心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させることがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息発作を誘発することがある。]
- シプロフロキサシンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
- 妊娠後期の婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 下記の疾患ならびに状態における鎮痛・消炎
術後,外傷,各種癌,痛風発作,症候性神経痛
- 鎮痛・消炎の目的に用いる場合:通常,成人にはケトプロフェンとして1回50mgを殿部筋肉内に注射し,その後必要に応じて1日1〜2回反復注射する。なお,年齢,症状により適宜増減する。
- 緊急に解熱を必要とする場合
- 解熱の目的に用いる場合:通常,成人にはケトプロフェンとして1回50mgを1日1〜2回殿部筋肉内に注射する。なお,年齢,症状により適宜増減する。
慎重投与
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 出血傾向のある患者[血小板機能低下が起こることがあるので,出血傾向を助長することがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 心機能異常のある患者[心機能を悪化させるおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[アスピリン喘息を誘発することがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 潰瘍性大腸炎の患者[症状が悪化するおそれがある。]
- クローン病の患者[症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状(0.1%未満)
- ショック,アナフィラキシー様症状(蕁麻疹,呼吸困難等)があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死症(0.1%未満)
- 中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
急性腎不全,ネフローゼ症候群(頻度不明)
- 急性腎不全,ネフローゼ症候群があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること。
薬効薬理
鎮痛作用8)
- マウスを用いたフェニルキノンストレッチング法ではケトプロフェンはペンタゾシンの5倍,酢酸ストレッチング法では約1/2,改変Haffner法ではほぼ同等の鎮痛作用を示し,いずれの実験法でもスルピリンより強力であった。
ラットを用いたRandall&Selitto法では,ペンタゾシンは正常足,炎症足とも鎮痛作用を示したが,ケトプロフェンは炎症足の方により強い鎮痛作用を示した。
解熱作用8)
- パン酵母発熱ラットにおいて,ケトプロフェンの筋肉内投与は,用量依存性の著明な解熱作用を示し,約10倍量のスルピリンと同程度の強さを示した。
抗炎症作用8)
- ラットのカラゲニン足蹠浮腫に対して,ケトプロフェンの筋肉内投与は,スルピリンの約14倍の抑制作用を示した。
作用機序9〜12)
- ケトプロフェンの鎮痛・解熱・抗炎症作用の作用機序として,1)ブラジキニン遊離抑制作用(ラット)9),2)プロスタグランジン合成抑制作用(in vitro)10),3)タンパク熱変性抑制作用(in vitro)11),4)血管透過性亢進抑制作用(ウサギ)12),5)白血球遊走阻止作用(in vitro)12)等が考えられる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-2-(3-Benzoylphenyl)propanoic acid
構造式
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶性の粉末である。
メタノールに極めて溶けやすく,エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく,水にほとんど溶けない。
エタノール(99.5)溶液(1→100)は旋光性を示さない。
光によって微黄色になる。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬
商品
[★]
- 英
- ketoprofen
- 化
- 3-benzoyl hydratropic acid
- 商
- アネオール、エパテック、オルヂス、カピステン、ケトタックス 、ケトプロフェン、セクター、タッチロン、パッペン、パテル、フレストル、ミルタックス、メジェイド、メナミン、モーラス、モーラステープ、ライラ、リフェロン、レイナノン、ロマール
- 関
- 非ステロイド系抗炎症薬、プロピオン酸系
- 貼り薬:経皮吸収性に優れる。光過敏性皮膚炎を起こしやすいので、光が当たる部位への使用を避け、連用を避ける様にする。