- 英
- keratitis
- 関
- 角膜 cornea
WordNet
- the transparent dome-shaped anterior portion of the outer covering of the eye; it covers the iris and pupil and is continuous with the sclera
- a morbid fear of light
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- (眼球の)角膜
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/09/22 21:37:55」(JST)
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角膜(かくまく、英: cornea)は、目を構成する層状の組織の一つであり透明である。最も外界に近い部分に位置する。
視覚器官はさまざまな種に見られるが、角膜を備えるのは節足動物や軟体動物、環形動物、脊椎動物に限られる。ヒトの場合は、直径約12mm、厚さは中央部が約0.5mm、周辺部が約0.7mm。角膜には目に光を取り入れる窓の役割があるほか、光を屈折させて水晶体とともに目のピントを合わせる働きがある。また角膜表面は常に涙で覆われ、乾燥と眼球内部への細菌感染を防いでいる。
発生学的には、角膜内層は前眼房の中皮由来であり、中胚葉由来である。角膜外層は体表外胚葉に由来する。
目次
- 1 組織学的構造
- 2 角膜炎
- 2.1 主な原因
- 2.2 おもな症状
- 2.3 治療法
- 2.4 主な角膜炎(結膜炎)
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
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組織学的構造
角膜の構造は種によって異なる。以下では脊椎動物特に、ヒトの角膜の構造を示す。角膜を構成する層の数はほ乳類においても異なる。イヌ、ネコなどは4層、ヒトなどの霊長類は5層である。
ヒトの角膜は、体表側から順に、以下の5つの層からできている。角膜が透明なのは、これらの層の結合組織(主にコラーゲン)が規則正しく配列しているからである。
- 角膜上皮 - 一番外側(体表側)にある層で、重層扁平上皮からなる。再生可能。
- ボーマン膜(外境界膜)
- 固有層
- デスメ膜(内境界膜)
- 角膜内皮 - 一番内側(網膜側)にある層で、単層立方上皮からなる。再生力に乏しい。
角膜には血管が侵入せず、酸素や栄養分は涙や前眼房水から供給される。コンタクトレンズの酸素透過性が重要視されるのはこのためである。
角膜には、三叉神経第一枝の眼神経が分布しており、刺激を与えると目を閉じる瞬目反射が起こる。この反射は両側性で、片目だけ刺激しても両方の目を閉じてしまう。瞬目反射は、中枢神経系の働きを調べる点で、臨床的に重要である。
角膜炎
角膜に傷がついたり、アレルギーなどが原因となって炎症を起こすことを角膜炎(かくまくえん)という。
主な原因
- 外傷
- アレルギー
- 薬品・化学物質による刺激
- 感染症 など
おもな症状
治療法
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主な角膜炎(結膜炎)
関連項目
- アイバンク - 東京歯科大学市川総合病院角膜センター
- 角膜移植
- コンタクトレンズ
- レーシック
- オルソケラトロジー
- 日本角膜学会
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床研究 真菌性角膜炎に関する多施設共同前向き観察研究 : 真菌の同定と薬剤感受性検査について
- 臨床研究 真菌性角膜炎に関する多施設共同前向き観察研究 : 患者背景・臨床所見・治療・予後の現況
- Intrastromal Corneal Ring Segments (ICRS)術後合併症の2例
Related Links
- 角膜炎について、わかりやすく解説しています。-症状から探す病気と検査項目-
- 角膜に傷がついたり、アレルギーなどが原因となって炎症を起こすことを角膜炎(かくま くえん)という。 [編集.
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★リンクテーブル★
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- 68歳の女性。1週前からの右眼の視力低下を主訴に来院した。10年前から高血圧症で内服中である。前眼部に異常を認めない。視力は右0.1(矯正不能)、左1.5(矯正不能)。眼圧は右15mmHg、左14mmHg。右眼の眼底写真(別冊No.6)を別に示す。蛍光眼底造影では広範な血管閉塞を示す虚血の所見を認める。左眼の眼底には異常を認めない。
- 今後起こりうる合併症はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D024]←[国試_107]→[107D026]
[★]
- 英
- photophobia
- 同
- まぶしがり症
- 関
- 光感受性
[★]
- 関
- light sensitivity、photophobic
鑑別
- DIF 354
[★]
- 英
- conjunctival injection、conjunctival hyperemia
- 関
- 充血、結膜、結膜下出血(結膜の血管が破綻して出血)
概念
- 結膜の血管が拡張して血流量が増加した状態。
- 結膜の血管の拡張は炎症による。病的ではなく生理的な拡張もある。
- 炎症は感染、アレルギー、化学物質、外傷などによる。
分類
[★]
- 関
- herpes simplex keratitis
- ラ
- keratitis herpetica
- 同
- 角膜ヘルペス corneal herpes herpes corneae、単純ヘルペス性角膜炎 herpes simplex keratitis、ヘルペス性角膜炎 herpetic keratitis
- 関
- 角膜炎、単純ヘルペスウイルス
[★]
- 英
- fungal keratitis
- 同
- 角膜真菌症 mycotic keratitis keratomycosis、真菌性角膜潰瘍 fungal corneal ulcer
- 関
- 真菌、角膜炎
[★]
- 英
- bacterial keratitis, microbial keratitis
- 関
- 角膜炎、細菌性角膜潰瘍
[★]
- 英
- herpes zoster viral keratitis?
- 関
- 帯状疱疹ウイルス
[★]
- 英
- ulcerative keratitis
- 関
- 角膜潰瘍
[★]
- 英
- keratitis-ichthyosis-deafness syndrome
[★]
- 英
- herpes simplex viral keratitis
[★]
- 英
- cornea
- 関
- 眼、眼球
発生 (L.378)
- 発生第5週末に眼の原基は間葉に取り囲まれる
- 水晶体の前方に空胞が形成され前眼房を形成する。これにより、前方は角膜、後方は虹彩瞳孔膜が位置することになる
- 前方では表層外胚葉が陥入、くびきとられて角膜の上皮を形成する。
-
- 1. 上皮細胞層:体表外胚葉由来
- 2. 角膜固有層:強膜と連続。おそらく中胚葉由来
- 3. 上皮層 :前眼房と接する。おそらく中胚葉由来
組織
[★]
- 関
- 炎光、炎症