- 英
- white petrolatum
- ラ
- vaselinum album
- 商
- アミノ安息香酸エチル、エキザルベ 、サイベース、サリチル酸ワセリン、デキサンVG、テクスメテン、テストーゲン、ビダラビン、プレドニゾロン、プロクトセディル、プロペト 、ポステリザン、ボラザG、ボレークリーム、マイアロン、マルザルベ、リダスロン、リンデロン-VG、亜鉛華・サリチル酸、亜鉛華軟膏、吸水軟膏、強力ポステリザン、産婦人科用イソジンクリーム、親水ワセリン、親水軟膏、凍傷膏、白色ワセリン、白色軟膏
- 関
- ワセリン、親水ワセリン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/14 07:29:49」(JST)
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ワセリン |
|
種別 |
白色ワセリン |
主な市場 |
グローバル |
テンプレートを表示 |
ワセリンは石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの。大部分は、分岐鎖を有するパラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素(シクロパラフィン、ナフテン)を含む。ワセリンという場合、一般的には白色ワセリンを指す事が多い。
目次
- 1 概要
- 2 用途
- 3 副作用
- 4 脚注
- 5 参考資料
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
概要
ワセリン |
|
識別情報 |
CAS登録番号 |
8009-03-8 |
RTECS番号 |
SE6780000 |
特性 |
化学式 |
CXHY
混合物につき不定。
概ねX=15~20。 |
外観 |
ペースト状の油脂 |
密度 |
0.9 g/cm3 |
融点 |
36~60℃
|
沸点 |
302℃
|
危険性 |
主な危険性 |
可燃性 |
引火点 |
182~221℃ |
発火点 |
290℃ |
半数致死量 LD50 |
>50 gm/kg (経口) |
出典 |
ICSC番号:1440
RTECS #: SE6780000 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
「Vaseline」はユニリーバの商標であるが、世界各地で一般名詞化されている。英語での一般名称はpetroleum jellyであるが、日常会話では、同種の軟膏は包括してvaselineと呼ばれることの方が多い。スペイン語圏やポルトガル語圏の国々でもvaselineは一般名詞であり、ユニリーバの商品はVasenolとして売られている。ドイツでは、ユニリーバ以外の製薬会社でもVaselineとして販売している。日本では商標として登録されているが(第5280546号)、恐らくそれ以前から日本薬局方に一般名称として記載されていたためか、複数の医薬品会社から「白色ワセリン」が販売されている。
日本では日本薬局方において白色ワセリンは「石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものである」と定義されている[1]。
用途
ワセリンは皮膚表面に油分の膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぐ効果に加え、外的刺激から皮膚を保護するという働きがあることから、鎮痛・消炎・鎮痒の軟膏剤のような医薬品の基剤や、化粧クリームのような化粧品などの基剤として用いられる。また潤滑剤や皮膚の保湿保護剤としても用いられる。
鉱物油からの精製による純度の違いにより黄色ワセリンと白色ワセリンがあるが、医療用では白色ワセリンを用いることがほとんどである。眼軟膏には特に純度の高いものを用いることが多い。
湿潤療法のために、使用される事がある。乾燥をきっかけとする皮膚病や、切り傷からの出血を一時的に止める為にも多用されている。
米国では、「Uses-temporarily protects minor- cuts- scrapes- burns- temporarily protects and helps received chapped or cracked skin and lips- helps protect from the drying effects of wind and cold weather 」と製品ラベルに明記されている。すなわち「切創、擦過傷、熱傷、ひび割れ、乾燥肌に使う」とうたわれている。
副作用
アレルギー、発赤、発疹、かゆみなど。プロペトの添付文書には接触皮膚炎と記載されている[2]。
脚注
- ^ “白色ワセリン”. 日本薬局方 (第十六改正 ed.). 厚生労働省. (2011). p. 1441. http://moldb.nihs.go.jp/jp/DetailList_ja.aspx?submit=%E8%A9%B3%E7%B4%B0%E6%A4%9C%E7%B4%A2%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%90%8D%29&keyword=%E7%99%BD%E8%89%B2%E3%83%AF%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%83%B3.
- ^ “プロペト 添付文書” (2012年5月). 2015年1月23日閲覧。
参考資料
- アメリカ合衆国特許第127,568号, Robert A. Chesebrough, "IMPROVEMENT IN PRODUCTS FROM PETROLEUM", issued 1872-06-04.
関連項目
- ゲイロード・ペリー:元メジャー投手。スピットボール(不正投球)にワセリンを使用し、引退後ワセリンを販売する会社を営んだ。
- パラフィン
- プラスチベース
- 軟膏
- ロバート・チーズブロー(Robert Chesebrough)
- クリーム (基礎化粧品)
- リップクリーム
外部リンク
|
ウィキメディア・コモンズには、ワセリンに関連するカテゴリがあります。 |
- 国際化学物質安全性カード ワセリン(白色) - 国立医薬品食品衛生研究所
化粧品 |
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スキンケア |
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メイクアップ |
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ヘアケア |
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|
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|
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例 白色ワセリン自己注入後に発症した陰茎異物肉芽腫の1例
- ペースト・ペースト型リン酸塩系歯科鋳造用埋没材の試作
- 大澤 薫,張 祖太,堀田 康弘,玉置 幸道
- 日本歯科理工学会誌 29(1), 41-49, 2010-01-25
- … トバライト(95,90,85,80g)を混合して合計100gの粉末を準備した.練和液は蒸留水で2倍に希釈したコロイダルシリカ専用液を用い,粉液比0.3で4種類のペースト1(A,B,C,D)を試作した.ペースト2は酸化マグネシウムと白色ワセリンより作製した.比較対照として,市販リン酸塩系埋没材を用いた.基礎的物性試験では第一リン酸アンモニウムの添加量が増すと硬化時間の延長,硬化膨張の増大,加熱膨張の減少傾向が認められたが,焼却後の …
- NAID 110007651237
- 手術手技 湿潤環境を重視した白色ワセリンによる褥瘡治療
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- サンホワイトP-1は高品質の白色ワセリンです。乾燥性敏感肌の保湿やスキンケアーとしてご利用ください。皮膚にやさしく低刺激性です。 ... 2013.02 もらえるどっとこむ 2013.02 KBS京都「もらえるどっとTV」内にサンホワイトP-1が紹介 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リダスロン軟膏
組成
- 1g中:ベタメタゾン吉草酸エステル…1.2mg
ゲンタマイシン硫酸塩……1mg(力価)
〈添加物〉
白色ワセリン、流動パラフィン
禁忌
- ゲンタマイシン耐性菌又は非感性菌による皮膚感染のある場合[皮膚感染が増悪するおそれがある]
- 真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症及び動物性皮膚疾患(疥癬、けじらみ等)[これらの疾患が増悪するおそれがある]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔部位の治癒の遅延及び感染のおそれがある]
- 潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[皮膚の再生が抑制され、治癒が遅延するおそれがある]
- ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
適応菌種
適応症
- ・湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患:
- 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症
- ・外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
- 通常1日1〜数回適量を塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
重大な副作用
- 眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障(ベタメタゾン吉草酸エステルによる) 眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがあるので注意すること。
大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により、緑内障、後嚢白内障等があらわれることがある。
薬効薬理
皮膚血管収縮作用1)
抗菌作用1)
- 黄色ブドウ球菌、緑膿菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌の生育を阻止した(in vitro)。
実験的皮膚感染症に対する作用1)
- 実験的熱創傷における緑膿菌皮膚感染症モデル(ラット)及び実験的黄色ブドウ球菌皮膚感染症モデル(モルモット)に対して抗菌作用を示し、対照群に比して感染部位生菌数を有意に減少させた。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- ointment base
商品
[★]
- 英
- absorptive ointment、absorption ointment
- ラ
- unguentum absorptivum
- 関
- 軟膏
- サラシミツロウ、セスキオレイン酸ソルビタン、セタノール、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、ラウロマクロゴール、精製水、白色ワセリン
[★]
- 英
- white ointment
- 同
- 単軟膏 simple ointment
[★]
- 英
- hydrophilic petrolatum, hydrophil vaselin
- ラ
- vaselinum hydrophilicum
- 関
- ワセリン、白色ワセリン
[★]
- 英
- greases, oleaginous ointment
- 同
- 疎水性軟膏 water-repellent ointment
- 商
- 白色ワセリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- serine, Ser, S
- 同
- 2-アミノ-3-ヒドロキシプロピオン酸 2-amino-3-hydroxypropionic acid
- 関
- アミノ酸
- 極性。無電荷。
- ヒドロキシル基(hydroxyl group)を有する。
- アラニンの側鎖にヒドロキシル基が付いた形をしている。
- 側鎖:
-CH2-OH
- Kinaseの標的となり、リン酸イオンが結合する。
-CH2-O-H2PO3
[★]
- 英
- petrolate, petrolatum, vaseline, petroleum jelly, mineral jelly
- ラ
- vaselinum
- 商
- マルザルベV
- 関
- 白色ワセリン、親水ワセリン
[★]
- 英
- white
- 関
- 白、白人、白い