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リュープリン
リュープロレリン
Japanese Journal
質問 BOX 酢酸リュープロレリン(リュープリン)の用時懸濁について
清水 信明
泌尿器ケア 15(5), 502-504, 2010-05
NAID 40017115120
ケースで確認! 医師の指示を考えよう 皮下注射は看護師の業務?--リュープリン,ゾラデックスはだれが注射する?
林正 健二
泌尿器ケア 12(10), 1009-1012, 2007-10
NAID 40015657475
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リュープリン(一般名 リュープロレリン) - がんサポート情報センター
リュープリンは、進行した前立腺がんや閉経前乳がんの治療に使用されるLH-RH アナログ剤と呼ばれる、ホルモン剤の一種です。LHとは「黄体形成ホルモン」のこと、RH とは「解き放すホルモン」のこと、アナログとは「類似品」のことです。つまりLH-RH アナログ剤 ...
リュープリン副作用 :薬によるもの
リュープリン副作用について、リュープリンの特徴と共に簡潔にまとめてあります.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)誘導体
マイクロカプセル型徐放性製剤
販売名
リュープリン注射用1.88
組成
有効成分
リュープロレリン酢酸塩 1.88mg
添加物
乳酸・グリコール酸共重合体(3:1) 16.88mg
D-マンニトール 3.3mg
懸濁用液
懸濁用液1mLが添付されており、懸濁用液1mLには、注射用水及び添加物としてD-マンニトール 50mg、カルメロースナトリウム 5mg、ポリソルベート80 1mgを含有する。
禁忌
子宮内膜症、子宮筋腫、中枢性思春期早発症の場合
本剤の成分又は合成LH-RH、LH-RH誘導体に対して、過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある患者、授乳中の患者(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
診断のつかない異常性器出血の患者
[悪性疾患の可能性がある。]
閉経前乳癌の場合
本剤の成分又は合成LH-RH、LH-RH誘導体に対して、過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある患者、授乳中の患者(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
前立腺癌の場合
本剤の成分又は合成LH-RH、LH-RH誘導体に対して、過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
リュープリン注射用1.88
子宮内膜症
過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善
中枢性思春期早発症
リュープリン注射用3.75
子宮内膜症
過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善
閉経前乳癌
前立腺癌
中枢性思春期早発症
リュープリン注射用キット1.88
子宮内膜症
過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善
リュープリン注射用キット3.75
子宮内膜症
過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善
閉経前乳癌
前立腺癌
子宮筋腫の場合
本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とすること。なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮すること。
閉経前乳癌の場合
本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。
子宮内膜症の場合
通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。ただし、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1?5日目に行う。
子宮筋腫の場合
通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。ただし、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1?5日目に行う。
前立腺癌、閉経前乳癌の場合
通常、成人には4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。
中枢性思春期早発症の場合
通常、4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。
バイアル品の投与に際しては、1バイアル当たり、添付の懸濁用液1mLで泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。
キット品の投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させ、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。
キット品は投与量の調節が不可能なため、1回当たり全量投与が必要な患者にのみ使用すること。
全効能疾患共通
本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体?性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、4週に1回の用法を遵守すること。
子宮内膜症、子宮筋腫の場合
一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられる。投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意すること。(【臨床成績】の項参照)
治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1?5日目より投与を開始すること。また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。
エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、6ヵ月を超える投与は原則として行わないこと(6ヵ月を超える投与の安全性は確立していない)。なお、やむを得ず長期にわたる投与や再投与が必要な場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与すること。
閉経前乳癌の場合
治療に際しては妊娠していないことを確認し、また、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。
エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、長期にわたり投与する場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与すること。
慎重投与
子宮内膜症、子宮筋腫、閉経前乳癌の場合
粘膜下筋腫のある患者[出血症状が増悪することがある。](「重要な基本的注意」の項参照)
前立腺癌の場合
脊髄圧迫又は尿路閉塞による腎障害を既に呈している患者又は新たに発生するおそれのある患者[初回投与初期の血清テストステロン濃度の上昇に伴い、原疾患の症状が悪化する可能性がある。]
重大な副作用
全効能疾患共通
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎(0.1%未満)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状(0.1%未満)があらわれることがあるので、問診を十分に行い、投与後は十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
糖尿病の発症又は増悪(頻度不明)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
下垂体卒中(頻度不明)が下垂体腺腫患者で報告されているので、初回投与直後に頭痛、視力・視野障害等があらわれた場合には、検査のうえ外科的治療等の適切な処置を行うこと。
心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症等の血栓塞栓症(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
子宮内膜症、子宮筋腫、閉経前乳癌の場合
エストロゲン低下作用に基づく更年期障害様のうつ状態(0.1?5%未満)があらわれることがあるので患者の状態を十分に観察すること。
前立腺癌の場合
うつ状態(0.1%未満)があらわれることがあるので患者の状態を十分に観察すること。
下垂体?性腺系刺激作用による血清テストステロン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫(5%以上)がみられることがあるので、このような場合には対症療法等適切な処置を行うこと。
心不全(0.1?5%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
作用機序
高用量のLH-RH又は高活性LH-RH誘導体であるリュープロレリン酢酸塩を反復投与すると、初回投与直後一過性に下垂体?性腺系刺激作用(急性作用)がみられた後、下垂体においては性腺刺激ホルモンの産生・放出が低下する。更に、卵巣及び精巣の性腺刺激ホルモンに対する反応性が低下し、エストラジオール及びテストステロン産生能が低下する(慢性作用)。リュープロレリン酢酸塩のLH放出活性はLH-RHの約100倍であり、その下垂体?性腺機能抑制作用はLH-RHより強い。リュープロレリン酢酸塩が高活性LH-RH誘導体であり、下垂体?性腺機能抑制作用が強い理由は、リュープロレリン酢酸塩が、LH-RHと比較して蛋白分解酵素に対する抵抗性が高いこと、LH-RHリセプターに対する親和性が高いことなどによる。更に、本剤は徐放性製剤であるので、常時血中にリュープロレリン酢酸塩を放出して効果的に卵巣及び精巣の反応性低下をもたらし、下垂体?性腺機能抑制作用を示す。
24?27)
性腺ホルモン濃度抑制作用
子宮内膜症患者、子宮筋腫患者及び閉経前乳癌患者において、4週に1回の皮下投与により血清エストラジオール濃度は概ね閉経期レベル近くにまで低下し、卵巣機能抑制作用を認め、通常排卵は抑制され、月経は停止する。
4,7,9,18,19)
前立腺癌患者において4週に1回の皮下投与により血清テストステロン濃度が持続的に去勢レベル以下に低下し、薬物的去勢作用が認められる。
8,20,21)
中枢性思春期早発症の女児及び男児において、4週に1回の皮下投与により性腺ホルモン濃度は、前思春期レベルにまで低下し、二次性徴の進行抑制作用が認められる。
22,23)
有効成分に関する理化学的知見
構造(アミノ酸配列)
5-oxo-Pro-His-Trp-Ser-Tyr-
D
-Leu-Leu-Arg-Pro-NH-CH
2
-CH
3
・CH
3
COOH
一般名
リュープロレリン酢酸塩(Leuprorelin Acetate)〔JAN〕
化学名
5-Oxo-prolyl-histidyl-tryptophyl-seryl-tyrosyl-
D
-leucyl-leucyl-arginyl-
N
-ethyl-prolinamide monoacetate
分子式
C
59
H
84
N
16
O
12
・C
2
H
4
O
2
分子量
1269.45
性状
リュープロレリン酢酸塩は白色?帯黄白色の粉末である。水又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
リンク元
「
リュープロレリン
」「
GnRHアゴニスト
」「
性腺刺激ホルモン放出ホルモンアナログ化合物
」
拡張検索
「
リュープリンPRO
」「
リュープリンSR
」
関連記事
「
リン
」「
プリン
」
「
リュープロレリン」
[★]
英
leuprorelin
化
酢酸リュープロレリン
leuprorelin acetate
商
リュープリン
関
その他のホルモン剤
概念
黄体ホルモン放出ホルモン
(
LH-RH
)の誘導体。
薬理活性はLH-RHの約100倍である。
作用機序
リュープロレリンの投与により、急性作用として下垂体-性腺系刺激作用を生じ、下垂体で
性腺刺激ホルモン
の産生が高まる。
リュープロレリンが持続的に作用することで、下垂体における性腺刺激ホルモンの産生・放出が低下する。さらに、精巣や卵巣における性腺刺激ホルモンに対する反応性が低下し、テストステロン及びエストラジオール産生能が低下する(慢性作用)。
薬理作用
連続投与による下垂体前葉-性腺系の抑制
適応
前立癌:血清テストステロン濃度の抑制
子宮内膜症、閉経前乳癌、中枢思春期早発症
用法用量
リュープリン注射用1.88/リュープリン注射用3.75
子宮内膜症
(成人)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。 (体重50kg未満)リュープロレリン酢酸塩1.88mg皮下注。4週毎。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。
子宮筋腫
(成人)リュープロレリン酢酸塩1.88mg皮下注。4週毎。 (体重が重い、子宮高度腫大)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。 なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。
前立腺癌
、閉経前乳癌
(成人)リュープロレリン酢酸塩3.75mg皮下注。4週毎。
中枢性思春期早発症
リュープロレリン酢酸塩30μg/kg皮下注。4週毎。180μg/kgまで増量可
リュープリンSR
前立腺癌、閉経前乳癌
リュープロレリン酢酸塩11.25mg皮下注。12週毎。
注意
禁忌
「
GnRHアゴニスト」
[★]
英
GnRH anonist
同
(国試)
GnRHアナログ
GnRH analogue
GnRHアゴニスト
スプレキュア
ブセレリン
ナサニール
ナファレリン
リュープリン
リュープロレリン
ゾラデックス
ゴセレリン
概念
GnRH受容体アゴニスト。下垂体のGnRH受容体のダウンレギュレーションを狙って用いられる。GnRHよりGnRHに対する結合力が強く、継続的に使用することでGnRH受容体がダウンレギュレーションをうけてゴナドトロピンの分泌が抑制される。適応としては前立腺癌、閉経前乳癌治療、子宮内膜症治療である。
「
性腺刺激ホルモン放出ホルモンアナログ化合物」
[★]
英
gonadotropin-releasing hormone analog
GnRHa
同
GnRHアナログ
GnRH analog
関
性腺刺激ホルモン放出ホルモン誘導体
、
性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗物
ブセレリン
スプレキュア
ナファレリン
ナサニール
リュープロレリン
リュープリン
ゴセレリン
ゾラデックス
「
リュープリンPRO」
[★]
商品名
リュープリンPRO
会社名
武田薬品工業
成分
リュープロレリン
酢酸塩
薬効分類
LH-RH誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤
薬効
前立腺癌
、閉経前乳癌を効能・効果とする新剤型医薬品
「
リュープリンSR」
[★]
リュープロレリン
関
その他のホルモン剤
「
リン」
[★]
英
phosphorus
P
関
serum phosphorus level
分子量
30.973762 u (wikipedia)
単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
(serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
骨形成とともに骨に取り込まれる。
腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
近位尿細管
70%
遠位尿細管
20%
排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
パラサイロイドホルモン
PTH
:排泄↑
カルシトニン
:吸収↑
ビタミンD
:吸収↑
臨床検査
無機リンとして定量される。
血清や尿(蓄尿)で定量される。
基準範囲
血清
基準範囲:2.5-4.5mg/dL
小児:4-7mg/dL
閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
基準範囲:1g/日
測定値に影響を与える要因
食事。食前に測定するのが好ましい。
臨床関連
高リン酸血症
高リン血症
低リン酸血症
低リン血症
hypophosphatemia
参考
1. wikiepdia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
「
プリン」
[★]
英
purine
同
[[7H-イミダゾ[4,5-d]ピリミジン]] [[7H-imidazo[4,5-d]pyrimidine]],
プリン塩基
purine base
関
ピリミジン
、
アデニン
、
グアニン
ピリミジン環とイミダゾール環との縮合環からなる複素環式化合物
プリン核を持つ塩基性化合物が
プリン塩基