ニセリトロール
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Japanese Journal
- ニセリトロール (ペリシット錠) とミノサイクリンの併用療法が有効であった水疱性類天疱瘡の2例
- ニセリトロール(ペリシット)のLp(a)に対する効果,漸増法による検討
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ペリシット錠125mg
組成
- ペリシット錠125mgは、1錠中「日局」ニセリトロール125mgを含有する製剤である。
添加物
- ステアリン酸Mg、ポビドン、カルメロースCa、乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、ヒドロキシプロピルセルロース、カルナウバロウ、酸化チタンを含有する。
禁忌
- 重症低血圧又は動脈出血のある患者[末梢血管拡張作用により、低血圧症の悪化や出血を助長させるおそれがある。]
- 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
高脂質血症の改善
下記疾患に伴う末梢循環障害の改善
- ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、レイノー病及びレイノー症候群
- 通常、ニセリトロールとして、1日量750mgを毎食直後3回に分割経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害のある患者[肝障害が悪化するおそれがある。]
- 透析療法を受けている患者[血小板減少、貧血があらわれることがある。]
- 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍が悪化するおそれがある。]
- 耐糖能異常のある患者[耐糖能が低下するおそれがある。]
- 痛風のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
重大な副作用
血小板減少
- 透析療法を受けている患者において血小板減少があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
血清脂質低下作用6,7)
- ラットを用いたin vivo実験で、ニセリトロールは、外因性脂質の吸収抑制、コレステロールの排泄・異化排泄促進、LPLの活性化促進、脂肪組織からの脂肪酸動員抑制作用により、血清コレステロール、血清トリグリセリド等の脂質を低下させた。
血清リポ蛋白代謝改善作用8)
- ラットを用いた高脂肪食負荷実験で、ニセリトロールは、血清中のVLDL及びLDL分画中のコレステロール及びトリグリセリドの増加を著しく抑制し、HDL分画中のコレステロールを増加させた。
血小板凝集能抑制作用9)
- ラット、ウサギを用いた実験で、ニセリトロールは、多血小板血漿において、コラーゲン凝集、アラキドン酸凝集の明らかな抑制を示した。
血流増加作用10)
- ニセリトロールはイヌの大腿動脈及び総頸動脈血流量を明らかに増加させた。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- Pentaerythritol tetranicotinate
分子式
分子量
融点
性状
- 「日局」ニセリトロールは、白色〜微黄白色の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。クロロホルムに溶けやすく、N,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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ニセリトロール、ペリシット
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- 英
- niceritrol
- 商
- ペリシット