リチウム中毒
UpToDate Contents
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- 1. リチウム中毒lithium poisoning [show details]
…have been reported with lithium poisoning. Therefore, it is reasonable to obtain a thyrotropin (TSH) concentration in patients with suspected lithium poisoning. Although lithium toxicity can cause changes …
- 2. Bipolar disorder in adults and lithium: Pharmacology, administration, and management of adverse effectsbipolar disorder in adults and lithium pharmacology administration and management of adverse effects [show details]
… strength to 300 mg of lithium carbonate. Several slow-release lithium tablets are available. Slow-release lithium may cause less nausea than conventional, immediate-release forms at least in the beginning …
- 3. 成人の単極性うつ病:リチウムによる治療unipolar depression in adults treatment with lithium [show details]
…adjunctive lithium or T3, compared with placebo (53 and 59 versus 19 percent); there was no significant difference between lithium and T3 . The second trial was open label and compared lithium with T3 in …
- 4. リチウムと甲状腺lithium and the thyroid [show details]
… The antithyroid actions of lithium were first investigated in detail when it was noted that patients with psychiatric disease treated with lithium carbonate developed hypothyroidism and goiter. Animal …
- 5. 抗精神病薬、ベンゾジアゼピン系薬、リチウムおよび電気痙攣療法の催奇形性、妊娠中の合併症および産後のリスクteratogenicity pregnancy complications and postnatal risks of antipsychotics benzodiazepines lithium and electroconvulsive therapy [show details]
…more infants exposed to lithium than lamotrigine (2.4 versus 1.4 percent) . In addition, infants exposed to lithium were compared with infants who were not exposed to either lithium or lamotrigine (n >1,000 …
Japanese Journal
- 急性炭酸リチウム中毒に対して早期の胃洗浄と持続的血液透析が奏功した1例
- 森澤 紀彦,大瀧 佑平,菅野 直希,奥野 憲司,卯津羅 雅彦,三井 理華,遣田 美貴,武田 聡,横尾 隆
- 日本透析医学会雑誌 50(5), 315-320, 2017
- <p>リチウム中毒は双極性障害の治療に用いられるが, 有効血中濃度領域は比較的狭く中毒域が近いこと, 多岐にわたる中毒症状が注意点としてあげられる. 今回われわれは, 炭酸リチウム24gを内服し, 意識障害およびQT延長をきたした急性リチウム中毒を経験したので報告する. 症例は26歳女性, 希死念慮を認め, 炭酸リチウム24gを過量服薬した. 意識障害を呈したため当院救急搬送され, 過 …
- NAID 130005681975
- 澤田 直子,杉本 恒明,桐山 晧行,沼尾 嘉美,齊藤 暁人,吉玉 隆,杉下 靖之,伊藤 敦彦,田部井 史子,野崎 彰
- 心臓 46(12), 1609-1614, 2014
- … 中枢神経症状, 消化器症状とあわせて炭酸リチウム中毒を疑い, 薬剤の中止と大量補液, 一時的ペースメーカー挿入を行った. … 炭酸リチウム中毒により洞機能不全を呈した1例を経験したため報告する. …
- NAID 130005113436
- 間欠的血液透析が奏功した急性炭酸リチウム中毒の1例
- 渡辺 隆太,稲田 浩二,東 浩司 [他],山下 与企彦,岡 明博,中西 英元,岡本 典子
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 46(7), 667-670, 2013-07-28
- 症例は66歳,男性.双極性障害のため近医精神科に通院し内服加療を行っていたが,攻撃性がみられコントロール不良であったため,2011年4月下旬同院入院,炭酸リチウム800 mg/日内服開始された.興奮状態は徐々に収まったが,内服6日目頃から傾眠傾向となった.内服13日目に測定したリチウム血中濃度が3.4 mEq/Lと異常高値を示したため,当院に救急搬送された.急性リチウム中毒による意識障害と考えられ …
- NAID 10031190318
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- 急性リチウム中毒(きゅうせいりちうむちゅうどく、acute lithium intoxication)とは、炭酸リチウムを大量に摂取することによって起こる中毒のことである。. 炭酸リチウムは躁病の治療に使用する抗躁薬である。. しかし、有効な血清リチウム濃度が0.6~1.5mEq/Lと狭く、加えてリチウム中毒症状を起こす濃度が2.0mEq/L以上とあまり離れていない。. そのため服薬には ...
- リチウム中毒の初期症状では、食欲低下、悪心、嘔吐、下痢等の消化器症状や、めまい、振戦、傾眠などの中枢神経症状があらわれます。 重症化すると、急性腎不全、 意識障害 、ミオクローヌス等が生じ危険です。
- 炭酸リチウムの中毒症状には,意障害や振戦 ,構障害など の中枢神経症状,悪・嘔吐・下などの 消化器症状,圧低下 , 徐脈,機能障害などの 循環器症状,腎性崩症や細管壊死な どの腎機能障害,その他甲状腺機能低下症などがある 4)。 ! 3症 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- lithium
- 化
- 炭酸リチウム lithium carbonate
- 商
- リーマス、リチオマール
特徴
mood stabilizer
- inositol monophosphatase, IMPase
- wingless:ショウジョウバエ、ハネの発生に関する
- Int-1:マウス乳癌
- Wnt:相同遺伝子。分泌蛋白
- 作用箇所
- リン酸化GSK-3(不活型)-phosphatase(←Liにより抑制される)→GSK
- GSK-3βはインスリン受容体の下流にも存在する。インスリンのGタンパク質を介したシグナルがPKA,PKC,Akt,p90RSKに伝わり、さらにGSK-3βを介して(p-ser9が介在)下流に伝わる
- インスリンを経鼻投与すると海馬における学習や記憶力が向上するかもしれない
副作用
リチウム中毒と血中濃度
- 時々血中濃度を測定しなければならない
- 初期 1.5-2.5mEq/L 粗大振戦、失調、悪心、嘔吐、鎮静
- 中度 2.5-3.5mEq/L 耳鳴り
- 重度 3 -5 mEq/L 昏睡、血圧低下、腎障害
[★]
- 英
- lithium poisoning
- 同
- 炭酸リチウム中毒 lithium carbonate poisoning
概念
中毒と血中レベル
- 初期 1.5-2.5mEq/L 粗大振戦、失調、悪心、嘔吐、鎮静
- 中度 2.5-3.5mEq/L 耳鳴り
- 重度 3 -5 mEq/L 昏睡、血圧低下、 腎障害(慢性リチウム中毒で)
病態生理
- 低ナトリウム血症、NSAIDの投与 → 近位尿細管でのLi取り込み↑ → 血漿リチウム濃度上昇
- 悪心、嘔吐、下痢、腎不全、神経筋機能不全、失行、振戦、混乱(confusion)、昏迷(delirium、てんかん発作 → may require dialysis
- (筋細胞)血漿リチウム濃度↑ → K+の細胞内の移動が妨げられる → 再分極の阻害 → 高カリウム血症 → 突然死
- リチウム↑ → ADHやTSHのシグナル伝達系下流に存在するadenylyl cyclaseを阻害 → nephrogenic diabetes insipidus and ( hypothyroidism and/or goiter)
HIM.1808
病態
- リチウムの使用は慢性間質性腎症と関係があり、潜行性に慢性腎不全が進展する。
- 腎性尿崩症が単独で、あるいは腎不全を伴う
病理
- 尿細管の萎縮と間質の線維化が目立つ
- 尿細管の嚢胞(tubular cyst)
- 巣状硬化症/巣状分節状硬化症
徴候
- 多飲、多尿 ← リチウムは腎臓の集合管でADH受容体から下流を抑制するため
- 中等度蛋白尿と高カルシウム血症 ← リチウムによる副甲状腺機能亢進症による
[★]
- 英
- poisoning, intoxication
- 関
中毒の早期発見のための検査
- SUB.403
重金属
有機溶剤
中毒一覧
[★]
- 英
- toxin、poison、poison
- 関
- 毒素、毒物、毒を入れる、トキシン
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義