リゾチーム
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- ノイチームとは?リゾチームの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 概説 炎症による腫れをやわらげるお薬です。また、痰や膿を溶かして排出しやすくします。 作用 【働き】 炎症による腫れを ...
- 塩化リゾチームとは。効果、副作用、使用上の注意。 炎症を抑え、出血を防止し、膿(うみ)を溶かす作用がある薬です。また、細菌の感染を予防する効果もあります。 慢性副鼻腔炎(ふくびくうえん) 、 呼吸器の病気などでたんが出しづらい ...
- リゾチーム塩酸塩(塩化リゾチーム)の特徴・作用機序・服薬指導内容など。 ... 調剤薬局に勤務している薬剤師が薬の効能・効果・副作用・作用機序などを説明します。 新薬や薬価の情報も載せています。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
リフラップ軟膏5%
組成
- リフラップ軟膏5%は、1g中に次の成分を含有する。
有効成分・含有量
添加物
- 流動パラフィン、白色ワセリン、サラシミツロウ、パルミチン酸セチル、オクチルドデカノール、セタノール、ステアリルアルコール、パラフィン、モノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ステアリン酸ポリオキシル40、ステアリン酸アルミニウム、D-ソルビトール液、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、リン酸水素ナトリウム水和物
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 卵白アレルギーのある患者
[本剤の成分は卵白由来の蛋白質で、卵白アレルギーを有する患者においてアナフィラキシー・ショックを含む過敏症状の報告がある。]
効能または効果
- 皮膚潰瘍〔褥瘡、熱傷潰瘍、外傷性潰瘍、下腿潰瘍(静脈瘤症候群を含む)、その他皮膚潰瘍(帯状疱疹後潰瘍、放射線潰瘍、薬物潰瘍、糖尿病性潰瘍、術後潰瘍)〕
- 症状及び病巣の広さに応じて適量を使用する。原則として1日1〜数回潰瘍面を清拭消毒後、リント布又はガーゼなどにのばして患部に貼布するか、又は必要に応じて患部に直接塗布する。
慎重投与
(次の患者には慎重に使用すること)
- アトピー性皮膚炎、気管支喘息、薬剤アレルギー、食物アレルギー等のアレルギー性素因のある患者
[アレルギー性素因のある患者は薬剤を含む各種アレルゲンに対して感作を受けやすく、アナフィラキシー様反応を起こすおそれがある。]
- 両親、兄弟等がアレルギー症状の既往歴のある患者
[アレルギー性素因が遺伝し、アレルギー症状を起こすおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、そう痒、チアノーゼ、意識低下、血圧低下、全身紅斑、発汗等があらわれた場合には本剤を創面から除去し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
線維芽細胞の増殖促進作用
- ヒト鼻粘膜、ヒヨコ胎児心臓及びラット皮膚組織由来線維芽細胞は、リゾチームの添加によって細胞増殖を促進した。6)
- ヒト皮膚線維芽細胞は、リゾチームの添加量に比例(500μg/mL以上)して、細胞増殖を促進した。7)
実験的創傷治癒促進作用8)
- Wistar系ラット(雄)の背部に作成した切創及び熱傷(100℃、300℃)に対して、5%リゾチーム塩酸塩軟膏を塗布し、創傷治癒の経過について検討した。
切創治癒促進作用
- 創傷治癒の程度を創耐張力の測定により判定した。その結果、治療4日目では対照群に対して有意(P<0.01)に創耐張力が増大した。
熱傷治癒促進作用
- 創傷治癒の程度を痂皮が脱落するまでの日数(痂皮脱落日数)により判定した。その結果、平均痂皮脱落日数は対照群に比べ、100℃熱傷群で約1日、300℃熱傷群では約5日の短縮を認めた。
結合織線維の形成促進作用9)
- ウサギの腹部に作成した切創に対して、リゾチームを筋肉内に注射し、生じた瘢痕の抵抗性を牽引法により瘢痕形成指数をみた。その結果、投与8日目は対照群364gに対し、投与群446gで、増大する傾向がみられた。
また、切創部の炎症性の徴候もわずかであった。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- リゾチーム塩酸塩
(別名:塩化リゾチーム、塩酸リゾチーム)
Lysozyme Hydrochloride
分子式
性状
- リゾチーム塩酸塩は、白色の結晶又は結晶性、若しくは無晶性の粉末である。
水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
本品3gを水200mLに溶かした液のpHは3.0〜5.0である。
★リンクテーブル★
[★]
塩酸リゾチーム
- 関
- lysozyme、lysozyme chloride
[★]
- 英
- lysozyme
- 化
- 塩化リゾチーム リゾチーム塩酸塩 lysozyme hydrochloride
- 商
- アクディーム、エリチーム、エンリゾ、スカノーゼリン、ノイチーム、ミタチーム、ムコゾーム、リゾティア、リチーム、リフラップ、レフトーゼ
- 関
- ムラミダーゼ。
- 酵素製剤
- 14kDa/18-20kDa(LAB.491), 129 a.a.
- pIは7.4より大きい → 生理的条件で正に荷電 → 酸性色素のエオジンで赤く染まる
- 生体内では単球が有しており、単球が大量に崩壊する病態では末梢血リゾチーム濃度が上昇する;サルコイドーシス
局在
機能
- 抗細菌作用、ウイルス作用、白血球貪食脳の増強、好手様作用
解釈
血中リゾチーム上昇
尿中リゾチーム上昇
便中リゾチーム上昇
血中リゾチーム低下
参考
- http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_CD/KENSA/SRL0430.htm
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関