- 英
- trilostane
- 商
- デソパン
- 関
- ステロイドホルモン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 犬のアルドステロン,コルチコステロンおよびコルチゾール分泌副腎皮質癌 : 症例報告(内科学)
- 町田 竜彦,内田 英二,松田 一哉,平山 和子,吉井 健五郎,滝口 満善,谷山 弘行
- The journal of veterinary medical science 70(3), 317-320, 2008-03-25
- … 多飲多尿多食と低カリウム血症を示すビーグル(12歳,雌)が,ACTH刺激試験でコルチゾール,アルドステロン,コルチコステロンの著増を示した.超音波検査で左副腎の腫大と肝および後大静脈内への転移を認めた.この結果から転移を伴う副腎皮質腫傷と診断し,トリロスタンによる治療を試みた.治療後,副腎皮質ホルモンの過剰分泌と低カリウム血症は改善されたが,117病日に斃死した.組織学的には,副腎皮質癌であった. …
- NAID 110006633683
- トリロスタン治療からミトタン治療に変更した犬の副腎皮質機能亢進症の1例 (特集 小動物の内分泌疾患 ケースレポート)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デソパン錠60mg
組成
成分・含量
添加物
- 結晶セルロース、乳糖水和物、カルメロースカルシウム、バレイショデンプン、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 下記疾患におけるアルドステロン及びコルチゾール分泌過剰状態の改善並びにそれに伴う諸症状の改善
- ●特発性アルドステロン症
- ●手術適応とならない原発性アルドステロン症及びクッシング症候群
- 通常、成人には初期投与量として1日トリロスタンとして240mg(4錠)を3〜4回に分割投与する。維持量として1日240mg〜480mg(4〜8錠)を3〜4回に分割投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 重篤な腎障害又は肝障害のある患者[代謝、排泄能の低下により、本剤の作用が増強されるおそれがある。]
- 副腎皮質機能の低下している患者[副腎皮質機能の低下を助長するおそれがある。]
- 副腎皮質機能抑制剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
薬効薬理
副腎皮質ステロイドホルモン生合成阻害作用
- 副腎皮質ステロイドホルモン生合成過程における3β-hydroxysteroid脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害することが認められ、その作用は可逆的である(in vitro)3,4)。
ラットでの低ナトリウム食及びACTH誘発の血中アルドステロン及びコルチコステロンの上昇を有意に抑制した3)。さらに、モルモットでのACTH誘発の血中コルチゾールの上昇を有意に抑制した。
また、アルドステロン分泌過剰によると考えられる高血圧及び尿中電解質異常を示す副腎再生性高血圧ラット等の病態動物において、血圧低下や尿中カリウム排泄の抑制等が認められた5)。
作用機序
- トリロスタンはアルドステロン及びコルチゾールの生合成過程における酵素の1つである3β-hydroxysteroid脱水素酵素を特異的かつ競合的に阻害することにより、アルドステロン分泌過剰及びコルチゾール分泌過剰を抑制するものと考えられる。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 4α,5-epoxy-3,17β-dihydroxy-5α-androst-2-ene-2-carbonitrile
分子式
分子量
性状
- トリロスタンは白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。本品はジメチルスルホキシド又はピリジンに溶けやすく、N,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けやすく、ギ酸、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、クロロホルム又はジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- primary aldosteronism, PA
- 同
- コン症候群 Conn syndrome Conn's syndrome、コン-ルイス症候群 Conn-Louis syndrome
- アルドステロン産生腺腫 aldosterone producing adenoma APA
- 関
- 特発性アルドステロン症 ← 原発性アルドステロン症の下位概念。原発性アルドステロン症の約10%を占める
- アルドステロン症
概念
疫学
- 30-50歳に多く、女性に多い。(YN.D-59)
病因
病因に基づく分類
- SURO.277
病理
- 2cm以下の小さなものが多い、らしい。 ⇔ クッシング症候群の原因となる副腎腺腫は2-4cmのものがおおい、らしい。
病態
- 参考2
- 浮腫は生じない:aldosterone escapeによる。
- 高血圧
- 低カリウム血症:アルドステロンの影響で皮質集合管で排泄される。正常な場合もある。詳しくは資料2
- 代謝性アシドーシス ← 低カリウム血症による
- 高ナトリウム血症:中等度。volume expansionの持続により浸透圧調節中枢のセットポイントが数meq/Lだけ上昇する。けっかとして血中ナトリウム濃度が143-147mEq/Lに維持される。
- 低マグネシウム血症:アルドステロン過剰による。ヘンレのループ上行脚でマグネシウムの再吸収が行われるが、aldosterone escapeが持続している場合、マグネシウムの再吸収が抑制される。
症状
検査
診断
- 血清アルドステロン濃度の高値、血漿レニン活性の低値、コルチゾール分泌正常
治療
治療目標
- 血漿中のアルドステロン濃度を正常化、あるいは鉱質コルチコイド受容体を阻害すること。
治療法の原則
- 参考1
- 片側の病変は手術療法で治療可能である。
- 特発性高アルドステロン症は鉱質コルチコイド受容体拮抗薬で治療する。
- 糖質コルチコイド反応性アルドステロン症は生理的な量の糖質コルチコイドの投与で治療する。
疾患別治療法
参考
- 1. [charged] Treatment of primary aldosteronism - uptodate [1]
- 2. [charged] Clinical features of primary aldosteronism - uptodate [2]
[★]
- 英
- Cushing disease, Cushing's disease
- 同
- (国試)Cushing病
- 関
- クッシング症候群
- first aid step1 2006 p.253
概念
検査
- 選択的下垂体静脈洞サンプリング/海綿静脈洞サンプリング
- 内分泌検査
治療
- modality:手術療法、薬物療法、放射線療法
- 経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術(ハーディ手術)が第一選択である。
- その他、放射線療法、ステロイド合成阻害薬による薬物療法(メチラポン、ミトタン、トリロスタン)を行い、これらの治療法に抵抗性の場合に両側副腎摘除を行う。
[★]
- 英
- bird、avian
- 関
- 鳥類