- 英
- soluble ferric pyrophosphate
- 商
- インクレミン
- 関
- ピロリン酸第二鉄
用量
通常次の量を1日量とし、3~4回に分けて経口投与する。
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年齢
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シロップ (mL)
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溶性ピロリン酸 第二鉄として(mg)
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鉄として (mg)
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1歳未満
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2~4
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100~200
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150~500
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18~60
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6~15歳
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500~750
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Related Links
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量
- 1mL中溶性ピロリン酸第二鉄50mg(鉄として6mg)
添加物
- ソルビン酸、安息香酸ナトリウム、D-ソルビトール、香料、バニリン、エタノール、黄色5号、塩酸、水酸化ナトリウム
禁忌
鉄欠乏状態にない患者
効能または効果
鉄欠乏性貧血
- 通常次の量を1日量とし、3〜4回に分けて経口投与する。
年齢 |
シロップとして (mL) |
溶性ピロリン酸 第二鉄として(mg) |
鉄として (mg) |
1歳未満 |
2〜4 |
100〜200 |
12〜24 |
1〜5歳 |
3〜10 |
150〜500 |
18〜60 |
6〜15歳 |
10〜15 |
500〜750 |
60〜90 |
慎重投与
消化性潰瘍、慢性潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸疾患のある患者
発作性夜間血色素尿症の患者
薬効薬理
造血作用9)
- 瀉血により貧血状態にしたラットに、ピロリン酸第二鉄を混餌投与した実験では、対照群に比し血色素量、組織鉄の増加が認められた。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 溶性ピロリン酸第二鉄(Ferric Pyrophosphate,Soluble)
分子式
分子量
性 状
- 淡緑色透明な薄片又は顆粒状の砕片で、光により変化する。水溶液(1→10)は弱酸性である。水に溶けやすく、エタノール(95)にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- ferric pyrophosphate
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溶性ピロリン酸第二鉄
[★]
- 英
- iron Fe
- 同
- scissors
- 関
- ヘモグロビン、赤血球、血清鉄、iron salts
概念
- ヘモグロビン、ミオグロビン、およびペルオキシダーゼなどの正常な働きのために必須の元素である。ヒトは一日10-15mgの鉄を摂取しており、そのうちわずか1mgが小腸で吸収される。主に十二指腸でFe2+の形で吸収されるので、胃酸、ビタミンC、クエン酸などによりFe3+→Fe2+になっていると吸収の効率が高まる。生体内には4gの鉄が存在しており、その2/3がヘム鉄(2.5g)(ほぼヘモグロビン鉄、一部ミオグロビン鉄)で存在し、残りのほとんど(1g)は貯蔵鉄(網内系の中。フェリチン・ヘモジデリンとして)として組織に貯蔵される。鉄は受動的に1mgが主に消化管から失われ、その他皮膚、尿路からも失われる。
基準値
- →血清鉄
鉄の体内分布(SP.499)
鉄の収支 (SPC.280)
- 糞、汗、脱落皮膚:1mg/day
- 月経中の女性:30mg/月経期間中
- 妊娠中:500mg/満期まで
- 月経中の女性:1.4mg/day
- 妊娠中:5-6mg/day
- 男性:0.5-1.0mg/day
-
- うち0.9mg程度しか吸収されない
鉄の吸収 (詳しくは図:SP.500)
- 十二指腸で良く吸収される。 (吸収部位:十二指腸、空腸上部(LAB.579))
- Fe2+は水溶性、Fe3+は難溶性なので、Fe2+であるほうが吸収されやすい。また、ヘム鉄、アミノ酸鉄などキレート状の鉄は吸収が容易である(SP.499)
- 鉄は摂取量の10%しか吸収されない。腸上皮中ではフェリチンと結合して存在するが、フェリチンが飽和するとそれ以上取り込まない。腸上皮のフェリチンは血清中のトランスフェリンに鉄を渡すが、トランスフェリンが飽和するとそれ以上鉄を渡せなくなる。鉄が飽和した状態の腸上皮はやがて脱落する。これで、必要以上の鉄が吸収されないように厳密に制御されている(←過剰の鉄は生体内でフリーラジカルを産生する反応を触媒するので危険)。ビタミンCは鉄の吸収を促進し、肉に含まれるヘム鉄は食物中の無機鉄より効率よく吸収される。またアルコールやフルクトースは鉄の吸収を促進するが、カルシウムは鉄の吸収を阻害する。(HBC.486)
QB.A-366
- 鉄の吸収には胃酸の分泌、十二指腸からの吸収が必要。胃全摘が施行された場合には、胃酸の分泌減少と、Billroth II法が施行された場合には食物が十二指腸を通過せず鉄の吸収が障害される。
治療薬
臨床関連
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
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- 英
- secondary、second、secondly
- 関
- 続発性、第二級、第二次、二級、二次、二次的、秒間、二次性、秒、続発
[★]
- 英
- ferric pyrophosphate
- 関
- 溶性ピロリン酸第二鉄 soluble ferric pyrophosphate
[★]
- 英
- ferric
- 関
- 三価鉄、鉄三価