- 英
- peritonsillitis
- 関
- 扁桃周囲膿瘍
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 胸腔鏡下ドレナージ術を施行した膿胸を伴う降下性壊死性縦隔炎の1例
- 黒田 晶,武藤 潤,山村 喜之,村川 力彦,大竹 節之,大野 耕一
- 日本臨床外科学会雑誌 75(7), 1824-1829, 2014
- … に至る,稀で致死率の高い疾患である.われわれは,膿胸を合併した降下性壊死性縦隔炎に対し胸腔鏡下にドレナージ手術を行い良好な経過を得た.症例は70歳台女性.発熱と咽頭痛を主訴に近医を受診し扁桃周囲炎の診断で加療を行われたが軽快せず,6日後のCTで降下性縦隔炎および右膿胸の診断に至り当院へ搬送された.耳鼻咽喉科と合同で緊急手術を行った.頸部経路上縦隔ドレナージ術・気管切開術の後,右胸 …
- NAID 130004901285
- 扁桃周囲炎ならびに頸部急性化膿性リンパ節炎を疑わせた川崎病症例
- 酒井 あや,向山 弘高,堀口 章子,志賀 英明,三輪 高喜
- 口腔・咽頭科 = Stomato-pharyngology 25(1), 73-78, 2012-03-31
- … 以上より左急性扁桃周囲炎を伴った急性化膿性リンパ節炎を疑い, 6月9日よりセフトリアキソン (CTRX) 1,300mgの点滴投与を開始したが, 改善を認めず, 6月12日から口唇の発赤および眼球結膜の充血が出現し, 心エコーでは冠動脈壁の輝度の亢進を認めたため, 川崎病の再発との診断となった. …
- NAID 10030552680
- 症例報告 扁桃周囲炎から敗血症をきたしたMoraxella osloensisの1例
- 西本 彩夏,須々井 尚子,竹田 裕美 [他]
- 広島臨床検査 = Hiroshima journal of medical laboratory technology 1, 55-58, 2012
- NAID 40020239289
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- 【扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎)とはどんな病気か】 急性扁桃炎に続発し、口蓋扁桃(こうがいへんとう)(図12、図13)の周囲に炎症が及ぶことで起こります。30代の男性に多く発症します。扁桃に生じた炎症が扁桃被膜外に波及して扁桃 ...
- 口蓋扁桃はのどの左右にあって、アーモンドの形をしたリンパ組織です。 口蓋扁桃の炎症を一般的に扁桃炎といいます。普通の細菌感染による急性扁桃炎であれば、抗生物質や消炎鎮痛剤などを数日間内服することで治ります。
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★リンクテーブル★
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[正答]
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- 英
- group A streptococcal pharyngitis
- 関
- 連鎖球菌性咽頭炎。A群溶血性連鎖球菌
- 急性咽頭炎で受診する多くの例はウイルス性で、本疾患は5-15%程度
- Streptococcus pyogenesによる咽頭炎(上気道炎)
- 5類感染症定点把握疾患
- 感染から1~数週間後に起こりうるリウマチ熱や急性糸球体腎炎(溶連菌感染後急性糸球体腎炎)があるために診断が必要となる。
- 症状:咽頭痛、発熱で発症。消化器症状(嘔吐)がありうる
- 身体所見:口蓋扁桃発赤・白苔付着、軟口蓋の点状出血、苺舌。全身の点状紅斑様、日焼け様の皮疹、口囲蒼白がみられる場合もある(猩紅熱)
- 診断:センタースコア2点以上で迅速検査もしくは培養施行し陽性ならば治療。
- 治療:ペニシリン系抗菌薬が第一選択で、治療期間は10日間。ペニシリンにアレルギーがある場合にはマクロライド系抗菌薬を考慮する。治療はリウマチ熱や化膿性合併症(扁桃周囲炎)の予防のために行われ、急性糸球体腎炎の予防効果は証明されていない
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- 英
- peritonsillar abscess
- 関
- 扁桃周囲炎、口蓋扁桃摘出術
- 急性扁桃炎の状態から周囲に炎症が波及して扁桃周囲炎となり膿瘍を形成したもの
- 急性扁桃炎と違って、口蓋弓の突出、口蓋垂偏位、および開口障害(炎症の翼突筋への波及)が見られる
国試
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- 関
- Streptococcus pyogenes、扁桃周囲炎
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- 英
- tonsil
- ラ
- tonsilla
- 関
- リンパ小節、リンパ器官、リンパ組織
概念
- 口蓋、咽頭、舌にあるリンパ小節の集塊で一部は皮膜で覆われている。咽頭の入口における防御気管で外来の抗原に対して免疫反応を行う。(HIS.254)
リンパ節との違い
扁桃
扁桃
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表面
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深部
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特徴
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咽頭扁桃
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多列線毛上皮 非角化重層扁平上皮
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薄い皮膜で境界
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重層するヒダを有し、基部に混合線が開口
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口蓋扁桃
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非角化重層扁平上皮
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被膜で境界
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上皮が10-12個陥入して陰窩を形成
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舌扁桃
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非角化重層扁平上皮
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被膜で境界
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個々の扁桃は1個の陰窩を有する
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成長と発達
- 口蓋扁桃や咽頭扁桃は5-6歳で生理的に肥大するが、学童期以降消退傾向となり思春期までにはほとんど消退する。
参考
- http://image2.kmu.ac.jp/histologydb/prc/dijest2/04.html
- http://square.umin.ac.jp/atlas/094/index.html
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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- 英
- surrounding、circumferential、ambient、peri、around, circumference
- 関
- 環境、外周、約、外界
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- 関
- 炎光、炎症