- 32歳の男性。4日前から咽頭痛と発熱とがあったが放置していた。昨日から高熱が出現し、嚥下困難や開口障害を伴うようになってきたので来院した。
- 血液所見:赤血球480万、Hb13.0g/dl、白血球13,600。
- 血清生化学所見;AST(GOT)30単位(基準40以下)、ALT(GPT)28単位(基準35以下)。CRP 13.6mg/dl (基準0.3以下)。
- 咽頭の写真を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D010]←[国試_096]→[096D012]
★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の男性。昨夜から頭痛の悪化、嘔吐および意識障害がみられるようになったため救急車で搬入された。1か月前から上顎の齲歯のため鈍痛が持続していた。4日前から発熱、顔面痛および頭痛を自覚していたが放置していた。意識は昏迷状態で項部硬直と右不全片麻痺とを認める。頭部造影CTを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D011]←[国試_096]→[096D013]
[★]
- 3歳の男児。咽頭痛と39.0℃の発熱とを主訴に来院した。胸部聴診で心雑音はなく、ラ音も認めない。腹部は平坦で軟、肝・肺を触知しない。リンパ節腫脹はなく、皮疹も認めない。咽頭部の写真を以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096D009]←[国試_096]→[096D011]
[★]
- 英
- peritonsillar abscess
- 関
- 扁桃周囲炎、口蓋扁桃摘出術
- 急性扁桃炎の状態から周囲に炎症が波及して扁桃周囲炎となり膿瘍を形成したもの
- 急性扁桃炎と違って、口蓋弓の突出、口蓋垂偏位、および開口障害(炎症の翼突筋への波及)が見られる
国試