- 英
- phosphoethanolamine
- 関
- 脂質二重層、スフィンゴリン脂質
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/19 20:21:06」(JST)
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エタノールアミンリン酸
|
IUPAC命名法による物質名 |
リン酸二水素2-アミノエチル |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
? |
法的規制 |
? |
薬物動態的データ |
排泄 |
尿 |
識別 |
CAS登録番号 |
1071-23-4 |
ATCコード |
? |
PubChem |
CID 1015 |
DrugBank |
DB01738 |
ChemSpider |
990 |
KEGG |
C00346 |
化学的データ |
化学式 |
C2H8NO4P |
分子量 |
141.063 g/mol |
エタノールアミンリン酸(ethanolamine phosphate)またはO-リン酸エタノールアミン(O-phosphoethanolamine)は、広く生物界で見られる天然の化合物である。スフィンゴシン-1-リン酸リアーゼにより、脂質メディエーターのひとつであるスフィンゴシン-1-リン酸からエタノールアミンリン酸とtrans-2-ヘキサデセナールを生じる。同様の経路により、スフィンガニン-1-リン酸からも生成される。また、エタノールアミンキナーゼにより、エタノールアミンとATPからエタノールアミンリン酸とADPを生じる。エタノールアミンリン酸は、内因性カンナビノイド前駆体であるリン酸アナンダミドの一部でもある[1]。ヒトの血漿中濃度は約2~5 μMである。アメリカではソースナチュラルズ社より、カルシウム塩の形でサプリメントとして販売されている。効能は、細胞膜の強化が謳われている。また、最近うつ病患者の血漿中濃度が低下していることが報道されている[2][3]。
pKa値は5.61および10.39[4]。
脚注[編集]
- ^ Liu J, Wang L, Harvey-White J, Osei-Hyiaman D, Razdan R, Gong Q, Chan AC, Zhou Z, Huang BX, Kim HY, Kunos G (2006). “A biosynthetic pathway for anandamide”. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 103: 13345–13350. doi:10.1073/pnas.0601832103. PMC 1557387. PMID 16938887. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pmcentrez&artid=1557387.
- ^ 岡崎明子 (2011年5月21日). “血液でうつ病診断、簡便な検査法開発 リン酸濃度を測定”. 朝日新聞 (朝日新聞社). http://www.asahi.com/health/news/TKY201105200691.html 2011年5月21日閲覧。
- ^ “血液検査でここまでわかる!「かくれ脳梗塞」「うつ病」”. あさイチ (NHK). (2011年12月27日). http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-3663.html
- ^ A.T. Myller, J.J. Karhe, T.T. Pakkanen (2010). “Preparation of aminofunctionalized TiO2 surfaces by binding of organophosphates”. Appl. Surf. Sci. 257 (5): 1616-1622. doi:10.1016/j.apsusc.2010.08.109.
外部リンク[編集]
Japanese Journal
- 250H-コレステロールによるCTP : ホスホエタノールアミン・シチジリルトランスフェラーゼ(ET)の転写および酵素活性の抑制
- ミドリシャミセンガイ Lingula unguis (触手動物,腕足綱)のスフィンゴリン脂質はセラミドホスホエタノールアミンである
- 堀 太郎,坂田 綾子,青木 一弘,林 陽,Dulaney John T.,杉田 陸海
- 滋賀大学教育学部紀要. 自然科学・教育科学 45, 31-42, 1996-03-15
- NAID 110000502191
Related Links
- ChemicalBook あなたのためにO-ホスホリルエタノールアミン(1071-23-4)の化学的 性質を提供して、融点、価格、蒸気圧、沸点、毒性、比重、沸点、密度、分子式、分子量 、物理的な性質、毒性 税関のコードなどの情報、同時にあなたは更にO-ホスホリル ...
- 2012年4月27日 ... PEG修飾脂質はin vivoでのリポソームの循環時間を延長することが知られているなど, DDS(ドラッグデリバリーシステム)研究にとって有用な製品です。Avanti Porlar Lipids 社では,本ページで紹介したmPEG(Methoxy(Polyethylene ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- sphingolipid
- 関
- 経表皮水分喪失
- セラミドの誘導体(その元はスフィンゴシン)であり、主要な膜成分として機能。
分類
臨床関連
[★]
- 英
- sphingomyelin
- 関
- スフィンゴ脂質、スフィンゴ脂質蓄積症
異化
臨床関連
[★]
ホスホエタノールアミン
[★]
- 英
- alkylglycerophosphoethanolamines
[★]
- 英
- amine
- 関
- 生体アミン
概念
- アンモニア(NH3)の水素原子(H)を1~3個アルキル基で置換した塩基性有機化合物
分類
置換基の数
- 第一アミン RNH2
- 第二アミン R2NH
- 第三アミン R3N
生体内のアミン
あみん
[★]
- 英
- ethanol
- 同
- エチルアルコール ethylalcohol
- 関
- アルコール
法医学
[★]
- 英
- phospho
- 関
- フォスフォ、ホスフォ、リン酸