バトラー フローデンフォームN
フッ化ナトリウムを高濃度(本剤はフッ化物イオン濃度として約9000ppmを含有)で歯質に作用させた場合には、反応生成物として主にフッ化カルシウムが生成される。フッ化カルシウムは最終的反応生成物ではなく、口腔内環境によって変化し、溶解することでカルシウムイオンやフッ化物イオンの供給源となり有益な働きをしている。歯質に対するフッ化物イオンの齲蝕予防の作用機序は、脱灰抑制と再石灰化促進効果である。また、再石灰化の過程でフッ化物イオンが吸着・置換することで、再石灰化ミネラルは酸に溶解しにくい性状となる。1)
本剤と同濃度のフッ化ナトリウム水溶液を牛歯エナメル質に作用させると、酸によるカルシウム溶出(脱灰)を抑え、再石灰化を促進した(in vitro)。2)
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