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Japanese Journal
- DI BOX 相互作用ノート 酸で分解される薬物の相互作用 酸による分解で薬効や味が変化--ジギタリス投与量の調節や小児用剤の服薬指導が重要
- 後藤 道隆 [他]
- 日経ドラッグインフォメーションpremium (110), 39-41, 2006-12-10
- プロトンポンプ阻害剤(PPI)など胃酸分泌抑制剤との併用で薬効が増強する恐れがある。また、小児用抗菌剤の多くは、服用時の苦みを抑える製剤上の工夫がなされているが、酸性飲料への溶解などで薬剤のコーティングがはがれ、苦みが出現するものが少なくない。これらの薬剤特性を踏まえた適切な対策について、杉山薬局の後藤道隆氏らに解説してもらった。
- NAID 140000155964
- 145)ジギタリス投与中止後も血中ジギ濃度異常高値を持続した2例(日本循環器学会 第116回東海・第101回北陸合同地方会)
- 堂山 清,松岡 良太,荒木 信,安部 美輝,谷尾 仁志,近藤 真言,天野 隆子,岡野 真弓,田代 安津美
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 66(supplenet_II), 937, 2002-04-20
- NAID 110002692656
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- ジギタリスは心筋細胞膜にあるイオンの出し入れに関与するNaポンプ(Na/K-ATPase) に作用する。このポンプはNaを細胞外に押し出すことと、Kを細胞内に取り入れることが セットになっており、ジギタリスが投与されると細胞内ナトリウムが増加してくる。
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
- 67歳の男性。胸部圧迫感を主訴に来院した。
- 現病歴 : 50歳時から高血圧と糖尿病とを指摘され近医で投薬を受けている。最近の血圧は150~160/90~94mmHgで空腹時血糖は140~160mg/dlであった。5時間程前労作中に強い胸痛を自覚した。胸痛は20分程で消失したものの胸部圧迫感が持続するため救急外来を受診し入院した。心電図の異常を指摘されたことはない。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙 : 30年前から現在まで20本/日。
- 現症 : 身長165cm、体重78kg。脈拍72/分、整。血圧152/92mmHg。皮膚は冷たく湿潤している。頚静脈の怒張はない。心雑音はなく、肺野でラ音を聴取しない。腹部に特記すべき所見はなく、下肢に浮腫を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖1+。血液所見:赤血球530万、Hb15.6g/dl、Ht46.3%、白血球10,000、血小板25万。血清生化学所見:血糖243mg/dl、総蛋白6.5g/dl、アルブミン4.0g/dl、尿素窒素13mg/dl、クレアチニン0.9mg/dl、尿酸5.3mg/dl、総コレステロール170mg/dl、HDLコレステロール45mg/dl(基準35~60)、トリグリセライド101mg/dl(基準50~130)、AST44単位(基準40以下)、ALT30単位(基準35以下)、LDH302単位(基準176~353)、CK453単位(基準10~40)。CRP0.4mg/dl(基準0.3以下)。胸部エックス線写真で心胸郭比58%で肺野に異常を認めない。心エコー図で左室駆出率57%、前壁の運動低下を認めた。来院時の心電図と緊急で行われた冠動脈造影写真とを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [097C007]←[国試_097]→[097C009]
[★]
- 64歳の男性。1か月前から、駅の階段昇降時に胸部圧迫感を自覚するようになり来院した。
- 20年前から高脂血症と糖尿病との治療を受けている。身体所見に特記する異常を認めない。負荷タリウム心筋シンチグラムと冠動脈造影写真とを以下に示す。
- 治療で適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A020]←[国試_098]→[098A022]
[★]
- ショックの原因とその対応の組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G017]←[国試_110]→[110G019]
[★]
- 英
- digitalis
- 関
- 強心薬、強心配糖体, cardiac glycosides、ジギタリス効果。メチルジゴキシン、ジゴキシン、ジギトキシン
|
effect expression
|
max ffect
|
sustain
|
half-time
|
absorbance
|
excertion
|
治療域血中濃度
|
ジゴキシン
|
-1hr
|
3-6hr
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2-6day
|
36hr
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60-85%
|
kidney
|
1-2 ng/ml
|
ジギトキシン
|
1-4hr
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5-10hr
|
2-3week
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4-5day
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90-100%
|
liver
|
10-25 ng/ml
|
特徴
構造
薬理作用
- 1. 心筋収縮の増強 (mechanical effect)
- 2. 房室結節で不応期を延長 (electrical effect)
- 洞房結節での伝導速度が低下し、不応期が延長する → だから上室性頻拍のおいて心拍数を下げることができるし、リエントリー性の上室性頻拍を洞調律に戻すことができる。
作用機序
房室結節で不応期を延長 (mechanical effect)
- →心筋収縮を増強する
房室結節で不応期を延長 (electrical effect)
- →房室結節をブロックする。
- 1. 心臓組織に直接作用
- 2. 自律神経に作用し、副交感神経の緊張亢進、交感神経の活動性抑制
動態
- ジゴキシンは腎代謝で半減期が短い。治療濃度 1-2ng/ml
- ジギトキシンは肝代謝で半減期が長い。
適応
- 心不全患者の心不全入院を減らす。予後は改善しない。
- AFを伴うHFでは、心室レートをコントロールし十分な心室充満圧を得るためにジギタリスが用いられる。(ジゴキシンは1-2ng/mlで用いる)
注意
- 低カルシウム血症、腎機能低下例、薬物相互作用に注意
禁忌
YN.C-59
副作用
- also see GOO.922
[★]
- 英
- administration
- ラ
- administrationis
- 同
- 投薬 medication
経路
- 経口 PO peroral
- 静注 IV intravenous administration
- 筋注 IM intramuscular injection
- 皮下 SC subcutaneous
- 直腸 rectal
[★]
- 英
- squirrel
- 関
- シマリス、リス科、ジリス属、プレーリードッグ