- spondyl
- 英
- spondylitis
- 関
- 脊椎カリエス
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WordNet
- inflammation of a spinal joint; characterized by pain and stiffness
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 症例報告 下咽頭癌化学放射線療法後に化膿性脊椎炎から硬膜外膿瘍を発症した1例
- 石灰沈着性頸長筋腱炎の8例 : その鑑別診断と治療について
- 症例報告 化膿性脊椎炎に対して持続洗浄ドレナージを行った2例
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- 化膿性脊椎炎。化膿性脊椎炎とはどんな病気か 細菌が主として血行を介して脊椎を化膿させる病気です。40〜50代の中年に多いとされていますが、糖尿病(とうにょうびょう)、悪性腫瘍、肝機能障害などの免疫機能が低下し、感染 goo ...
- 1.強直性脊椎炎とは? 強直性脊椎炎は英語でankylosing spondylitisといい、その頭文字をとりASといわれます。脊椎(背骨)や仙腸関節(仙椎と骨盤との間にある関節)、股関節や肩の関節などに炎症(痛みや腫れなど)が起こる ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- seronegative spondyloarthropathy SNSA
- 同
- 血清反応陰性関節炎 seronegative arthritis ← こちらの方がよく使われている印象がある
- 関
- 脊椎炎、仙腸関節疾患
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- 強直性脊椎炎:リウマトイド因子陰性で脊椎と仙腸関節が侵される疾患。HLA-B27は95%前後陽性。若年男性に好発。骨性強直をきたす。ぶどう膜炎や大動脈弁閉鎖不全症を合併しうる。
- 乾癬性関節炎:リウマトイド因子陰性で乾癬と様々な多関節炎を呈する疾患。HLA-B27陽性が多く、性差はなく若~中年に好発。手指ではDIP関節を冒し、脊椎炎、仙腸関節炎もきたしうる。
- Reiter症候群 反応性関節炎:泌尿生殖器(尿道炎)ではクラミジア、消化管(細菌性下痢)ではサルモネラ、赤痢菌、エルシニア、カンピロバクターによる感染後、1-3週間で関節炎を生じる。HLA-B27陽性が多い。1-3の関節(大関節に多い)が非対称性に侵され、仙腸関節炎、脊椎炎、腱付着部炎を伴う。関節炎、結膜炎、尿道炎はライター三徴と呼ばれる。
- Crohn病:消化管のあらゆる部位に非連続性に起こる原因不明・全層性の慢性肉芽腫性炎症疾患である。10歳後半から20歳代の若年者に多く、また男性に多い。消化管外症状として関節炎、強直脊椎炎をきたしうる。
[★]
- *spondylitis 脊椎炎
[★]
- 英
- ankylosing spondylitis AS
- 同
- リウマチ性脊椎炎、ベヒテレフ病、マリー-シュトリュンペル病 Marie-Struempell disease
- 関
- 血清反応陰性脊椎関節症
概念
- リウマトイド因子陰性で脊椎と仙腸関節が侵される疾患。
原因
疫学
- 発生頻度は0.04%程度で家族内発生が多い。
- 好発年齢:10歳台後半~20歳代台
- 男女比:90%男性。 男:女=9:1-5:1
病態
- 靭帯付着部などの関節辺縁に限局した骨炎が生じ、軟骨下骨や線維軟骨が肉芽組織に置換され、炎症が収まるのに伴いこの肉芽組織が骨化し、骨強直を来す。
- 踵骨部・坐骨結節に腱付着部症、仙腸関節である。
症状
- 腰痛、殿部や背部の痛み。
- 運動制限
- 深呼吸時の胸痛、関節痛、アキレス腱痛
合併症
検査
血液検査
- リウマチ因子:陰性
- HLA-B27:90%の症例で陽性
- 赤沈:亢進
X線像
- 初期は仙腸関節部の両側性の辺縁不整。びらんが出現すると関節裂隙が開大して見える。次いで、びらんの周辺に硬化像が認められ、関節裂隙は狭小化し、最終的に硬直に至る(骨性強直)。
- 脊椎:前縦靭帯の椎体付着部からの骨化(椎体骨棘形成 syndesmophyte) → 側面像での椎体の方形化 squaring → 竹様脊柱 bamboo spine
診断
診断基準(東京都特殊疾病(難病)息者診断手引き, 1990年)
- 1.腰痛(最低3カ月以上,運動で軽快し,安静による効果なし)
- 2.腰椎の可動制限(失状および前額面)
-
- 後腸骨棟の高さで,垂直に測定した10cmの間隔が前屈で何cm伸延したかを計測:異常:5cm以下
- 腋窩正中腺状,任意に引かれた20cmの線が側屈で何cm伸延したかを計測:異常:5cm以下
- 胸郭拡張測定検査
- 第四肋間の高さで,最大呼気時の胸囲と最大吸気時の胸囲との差を計測:異常: 2.5cm以下
-
- (1)両側仙腸開節炎 2-3度
- (2)片側仙腸関節炎 3-4度
- 0度:正常
- 1度:疑い
- 2度:軽度(小さな限局性の侵食像や硬化像)
- 3度:中等度(侵食像や硬化像の拡大,関節裂隙狭小)
- 4度:強直
- 確実例:主要症状1. 2, 3のうち1項目以上+必要検査1の(1)
- 疑い例:主要症状なし+必要検査1の(1)あるいは(2)
- 付記: HLA-B27の成績を記載のこと
治療
- 運動療法
- 薬物療法:NSAIDs。DMARDsも使われうる。
[★]
- 英
- pyogenic spondylitis (SOR), vertebral osteomyelitis, infectious spondylitis
- ラ
- spondylitis osteomyelitica
疫学
- 中・高年齢者に多い。
- 易感染性免疫宿主(糖尿病など)の症例が増加してきている。
病原体
- 黄色ブドウ球菌がほとんど。グラム陰性桿菌、MRSAもありうる。(黄色ブドウ球菌と大腸菌が多い。易感染性宿主やMRSAやその他弱毒菌が真菌が病原体となりうる。(SOR.201))
- 好発部位は胸椎・腰椎(下位胸椎から腰仙椎部)。頚椎は希
病態&病態生理
- 骨盤や腹部の感染病巣の細菌が椎骨静脈叢を通じて椎体終板に達して発症
- 椎体軟骨終板の静脈に発生した病巣が椎体全体に広がり膿瘍を形成する。この膿瘍や圧潰した骨片の脊柱管への突出、圧迫により神経障害をきたすことがある。X線上は椎体軟骨終板の破壊により椎間板の栄養が断たれ、椎間板が圧潰するため椎間腔の狭小化をきたす。さらに椎体の破壊・圧潰・後弯変形をきたす。(CBT QB vol2 p.578)
病型と症状
- 急性:発熱、激痛
- 亜急性:急性より穏やか
- 慢性:慢性疼痛
症状
検査
- 初期にはX線では異常は見られない。発症後2-3週間で、椎間板腔狭小化、椎体終板の骨破壊
- 早期診断にはMRIが有効。T1で低信号、T2で高信号
単純X線検査
- 発症3-4週:椎間腔狭小、椎体辺縁の不整化。骨破壊
- 発症3-5ヶ月:骨棘形成、骨硬化像
鑑別診断
- 結核性脊椎炎:X線像で骨破壊部に腐骨が見られる。造影MRIで辺縁増強効果。
- 癌の脊椎転移:椎弓根部が不鮮明
[★]
- 英
- spinal tuberculosis, tuberculous spondylitis
- 同
- 脊椎カリエス
- 関
- 脊椎結核、結核
徴候・身体所見
- 局所の重圧感、鈍痛
- 脊柱運動制限 :傍脊柱筋への波及 ← 体幹の不撓性
- 股関節屈曲拘縮:腸腰筋への波及
- Pott麻痺 :病変による脊髄の圧迫により生じる
[★]
- 英
- rheumatoid spondylitis
- 関
- 強直性脊椎炎、ベヒテレフ病
[★]
- 関
- 炎光、炎症