エフェドリン
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Japanese Journal
- 45) 塩酸エフェドリン投与による冠攣縮が疑われた一例(第123回日本循環器学会東海地方会)
- 生駒 英子,重政 朝彦,佐々木 龍,築山 久一郎
- Circulation journal : official journal of the Japanese Circulation Society 68(Supplement_III), 910, 2004-10-20
- NAID 110002699185
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- 塩酸エフェドリンは、交感神経興奮効果を利用した様々な用途に使われている。現在 では、主に感冒薬(風邪薬)を中心として、薬効をよりマイルドとした誘導体である dl- 塩酸メチルエフェドリンが、気管支拡張剤として使用されている。日本国内においては ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
dl−メチルエフェドリン塩酸塩散10%「マルイシ」
組成
有効成分
- 1g中 dl−メチルエフェドリン塩酸塩 0.1g(10%)
添加物
禁忌
- カテコールアミン製剤(エピネフリン、イソプロテレノール等)を投与中の患者[「相互作用」の項参照]
効能または効果
- 〇下記疾患に伴う咳嗽
- 気管支喘息、感冒、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)
- 〇蕁麻疹、湿疹
- 通常、成人1回dl−メチルエフェドリン塩酸塩として25〜50mg(本剤:0.25〜0.5g)を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[交感神経刺激作用により甲状腺機能亢進症を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症の患者[交感神経刺激作用により高血圧症状を悪化させるおそれがある。]
- 心疾患のある患者[交感神経刺激作用により心拍数が増加し、心臓に過負荷をかけることがあるため、症状を悪化させるおそれがある。]
- 糖尿病の患者[交感神経刺激作用により糖代謝を促進し、血中グルコースを増加させるおそれがある。]
重大な副作用
- β2刺激剤により重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。また、β2刺激剤による血清カリウム値の低下作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。特に、低酸素血症においては、血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。このような場合には定期的に血清カリウム値を観察することが望ましい。
薬効薬理
- メチルエフェドリンは、気管支筋に対して緩解作用を有し、気管支を拡張する。その作用はエピネフリンに比べ弱いが、持続的である。1)〜3)
- 亜硫酸ガス吸入によるモルモットの刺激発咳に対し、メチルエフェドリン塩酸塩の鎮咳作用(ED50)は、モルヒネ塩酸塩水和物の0.25倍、コデインリン酸塩水和物の0.6倍であった。1)〜3)
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:dl−メチルエフェドリン塩酸塩(dl−Methylephedrine Hydrochloride)
- 化学名:(1RS,2SR)−2−Dimethylamino−1−phenylpropan−1−ol monohydrochloride
- 分子式:C11H17NO・HCl
- 分子量:215.72
- 融 点:207〜211℃
- 性 状:無色の結晶または白色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、無水酢酸にほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
- 構造式:
★リンクテーブル★
[★]
[★]
- 英
- ephedrine sulfate
- 関
- エフェドリン、塩酸エフェドリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- ephedrine
- 化
- 塩酸エフェドリン ephedrine hydrochloride
- 商
- アストフィリン配合、アストモリジン配合、セキコデ配合
- 関
- アドレナリン受容体
- 鎮咳剤
構造
- 4つの異性体がある。l体が最も活性が高い。
- 麻黄に含まれる
作用機序
薬理作用
-
- アドレナリン作動性神経終末からノルアドレナリンの放出を促す (GOO.239)
動態
適応
- →β受容体作動薬に取って代わられる
- →α受容体作動薬に取って代わられる
- ※ 鼻粘膜にはα受容体しかない
- 脊髄・硬膜外麻酔の低血圧に対する対処
- ナルコプシー・夜尿症
- ※ 妊婦の低血圧にエフェドリンを投与してはならない。臍帯の血管を収縮させ、胎児の生育に悪影響を及ぼしうる。
注意
禁忌
副作用
相互作用
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
[★]
- 英
- hydrogen chloride
- 同
- 塩化水素
- 関