ロメフロキサシン
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Japanese Journal
- Two Cases of Photosensitive Dermatitis Induced by Lomefloxacin.
- 尾山 智,稲坂 博,寺村 正子,杉浦 功人,上田 宏
- 皮膚 34(4), 457-461, 1992
- We reported two photosensitive patients due to lomefloxacin (Lomebact<SUP>®</SUP>). In each case, the minimal erythema dose (MED) to UVA was markedly reduced. After healing, the MED to UVA …
- NAID 130004045429
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ロメバクトカプセル100mg
組成
成分・含量(1カプセル中):
- ロメフロキサシン塩酸塩110.4mg
(ロメフロキサシンとして100mgに相当)
添加物:
- 乳糖水和物,カルメロースカルシウム,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸ポリオキシル40,ステアリン酸マグネシウム
カプセル本体中:ラウリル硫酸ナトリウム,ゼラチン,酸化チタン
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
フルルビプロフェン アキセチル又はフルルビプロフェンを投与中の患者[「相互作用」の項参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照]
小児[「小児等への投与」の項参照]
効能または効果
適応菌種>
- ロメフロキサシンに感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,カンピロバクター属,ペプトストレプトコッカス属
適応症>
- ○ 表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症*○ 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染,乳腺炎,肛門周囲膿瘍*○ 骨髄炎,関節炎*○ 急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,慢性呼吸器病変の二次感染*○ 膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),尿道炎*○ 感染性腸炎*○ バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎*○ 眼瞼膿瘍,涙嚢炎,麦粒腫,瞼板腺炎,角膜炎(角膜潰瘍を含む)*○ 中耳炎,副鼻腔炎*○ 歯周組織炎,歯冠周囲炎,顎炎
*通常,成人にはロメフロキサシンとして1回100〜200mgを1日2〜3回経口投与する。
なお,感染症の種類及び症状により適宜増減する。
本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
高度の腎障害のある患者[血中濃度が持続するので,減量又は投与間隔をあけて使用すること。(「副作用」及び「薬物動態」の項参照)]
てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣を起こすことがある。]
類似化合物(キノロン系抗菌剤)に対し過敏症の既往歴のある患者
高齢者[「副作用」,「高齢者への投与」及び「薬物動態」の項参照]
重症筋無力症の患者[類薬で症状を悪化させるとの報告がある 1)。]
重大な副作用
ショック,アナフィラキシー様症状(0.1%未満):ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,潮紅,浮腫等)を起こすことがあるので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
急性腎不全(0.1%未満):急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので,定期的に検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎(0.1%未満):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛,頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
低血糖(0.1%未満):重篤な低血糖があらわれることがある(高齢者,特に腎障害患者であらわれやすい)ので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし,急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれる可能性があるので注意すること。
痙攣,口蓋弓腫脹(0.1%未満):痙攣や口蓋弓腫脹があらわれることがあるので,このような場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
アキレス腱炎,腱断裂等の腱障害(頻度不明):アキレス腱炎,腱断裂等の腱障害があらわれたとの報告があるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明):中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む)(頻度不明):QT延長,心室頻拍(Torsades de pointesを含む)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬理作用
ロメフロキサシン塩酸塩は,試験管内ではグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対し,幅広い抗菌スペクトルを有し,ブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,カンピロバクター属,ペプトストレプトコッカス属に対して抗菌力を示す。
抗菌作用は殺菌的であり,最小殺菌濃度は最小発育阻止濃度とほぼ一致している。
作用機序
- 細菌のDNAジャイレースに作用し,DNA合成を阻害する。
有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:
- ロメフロキサシン塩酸塩(JAN)[局外規]
Lomefloxacin Hydrochloride
略号:
化学名:
- (RS)-1-Ethyl-6,8-difluoro-1,4-dihydro-7-(3-methylpiperazin-1-yl)-4-oxoquinoline-3-carboxylic acid monohydrochloride
分子式:
分子量:
化学構造式:
性状:
- 白色〜微黄白色の結晶性の粉末で,においはなく,味は苦い。
水又はエチレングリコールに溶けにくく,メタノールに極めて溶けにくく,エタノール(95)にほとんど溶けない。
水酸化ナトリウム試液に溶ける。
水酸化ナトリウム試液溶液(1→40)は旋光性を示さない。
融点:
分配係数:
- 0.093[pH7.4,1-オクタノール/緩衝液]
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- synthetic antibacterial drug, synthetic antimicrobial, synthetic antibacterial medicine, synthetic antimicrobials
商品
[★]
- 英
- lomefloxacin
- 化
- 塩酸ロメフロキサシン lomefloxacin hydrochloride
- 商
- バレオン、ロメバクト、ロメフロン、ロメフロンミニムス
- 関
- 眼科用剤。抗菌薬