ナリジクス酸
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Japanese Journal
- 尿路感染症に対するNalidixic Acid(ウイントマイロン)の効果
- 耐性赤痢菌に対するウイントマイロン・カナマイシンの併用療法について
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- ウイントマイロンとは?ナリジクス酸の効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:薬事典版)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ウイントマイロンシロップ5%
組成
1mL中日本薬局方ナリジクス酸含量
- 50mg
- 添加物として,カンテン末,カルメロースナトリウム,パラオキシ安息香酸メチル,パラオキシ安息香酸プロピル,精製白糖,サッカリンナトリウム水和物,D-ソルビトール液,ステアリン酸ポリオキシル40,ジメチルポリシロキサン,二酸化ケイ素,グリセリン脂肪酸エステル,ソルビン酸,pH調節剤,黄色5号,香料,エチルバニリン,バニリンを含有する。
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 生後3か月未満の乳児
〔代謝・排泄能が不完全なため,本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。〕
効能または効果
本剤に感性の淋菌,大腸菌,赤痢菌,サルモネラ属(チフス菌,パラチフス菌を除く),肺炎桿菌,プロテウス属,腸炎ビブリオ
〈適応症〉
膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),淋菌感染症,感染性腸炎
- ナリジクス酸として,通常成人1日1〜4g(20〜80mL)を2〜4回に分割経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
1〜3歳
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4〜6歳
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7〜12歳
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10〜15mL
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15〜20mL
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20〜40mL
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- 本剤の使用にあたっては,耐性菌の発現等を防ぐため,原則として感受性を確認し,疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
慎重投与
- てんかん等の痙攣性疾患のある患者またはこれらの既往歴のある患者
〔痙攣を起こすことがある。〕
〔痙攣を起こすことがある。〕
〔肝障害が悪化することがある。〕
〔高い血中濃度が持続することがある。〕
重大な副作用
ショック
頻度不明注)
痙攣
頻度不明注)
溶血性貧血
頻度不明注)
- 特にG-6PD欠乏症患者にあらわれやすいとの報告がある。
薬効薬理
- ウイントマイロンシロップ5%は,キノロン系合成抗菌製剤である。
抗菌力8)
- グラム陰性桿菌である大腸菌(MIC;3.12〜6.25μg/mL),赤痢菌(MIC;6.25μg/mL),肺炎桿菌(MIC;3.12〜6.25μg/mL),プロテウス・ブルガリス(MIC;12.5μg/mL),腸炎ビブリオ(MIC;1.56〜3.12μg/mL)に対し,抗菌活性を示す。
作用機序9)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
略名
化学名
- 1-Ethyl-7-methyl-4-oxo-1,4-dihydro-1,8-naphthyridine-3-carboxylic acid
分子式
分子量
融点
性状
- 白色〜淡黄色の結晶または結晶性の粉末である。N ,N -ジメチルホルムアミドにやや溶けにくく,エタノール(99.5)にきわめて溶けにくく,水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- synthetic antibacterial drug, synthetic antimicrobial, synthetic antibacterial medicine, synthetic antimicrobials
商品
[★]
- 英
- nalidixic acid, NA
- ラ
- acidum nalidixicum
- 商
- ウイントマイロン
- 関
- 抗菌薬