フルルビプロフェン
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- アップノン(消炎・鎮痛薬 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 炎症に伴う腫れをとり、痛みをやわらげる作用があります。消炎剤は、炎症を起こしている原因は治せませんが、それに伴う症状を軽く ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アップノン錠40mg
組成
- アップノン錠40mgは、1錠中にフルルビプロフェン40mgを含有する。
- 添加物として乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、精製白糖、沈降炭酸カルシウム、タルク、アラビアゴム末、ゼラチン、ポリオキシエチレン[105]ポリオキシプロピレン[5]グリコール、酸化チタン及びカルナウバロウを含有する。
禁忌
- 消化性潰瘍のある患者 (ただし、「慎重投与」の項参照)[プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
- 重篤な血液の異常のある患者[副作用として血液障害があらわれることがあるので、血液の異常を更に悪化させるおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[副作用として肝機能異常があらわれることがあるので、肝障害を更に悪化させるおそれがある。]
- 重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下等により、腎障害を更に悪化させるおそれがある。]
- 重篤な心機能不全のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、心機能不全が更に悪化するおそれがある。]
- 重篤な高血圧症のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用による水・ナトリウム貯留傾向があるため、血圧を更に上昇させるおそれがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発) 又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発することがある。]
- エノキサシン、ロメフロキサシン、ノルフロキサシン、プルリフロキサシンを投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
- 妊娠後期の婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、歯髄炎、歯根膜炎
- ・抜歯並びに歯科領域における小手術後の鎮痛・消炎
- 通常、成人1回1錠、1日3回食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
頓用の場合には、1回1〜2錠を経口投与する。
慎重投与
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
- 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させることがある。]
- 血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 出血傾向のある患者[血小板機能低下が起こることがあるので、出血傾向を助長するおそれがある。]
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者あるいは腎血流量が低下している患者[腎障害を悪化又は再発あるいは誘発させるおそれがある。]
- 心機能異常のある患者[心機能異常を悪化させるおそれがある。]
- 高血圧症のある患者[血圧を上昇させるおそれがある。]
- 過敏症の既往歴のある患者
- 気管支喘息のある患者[気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており、それらの患者では喘息発作を誘発することがある。]
- 高齢者 (「重要な基本的注意」「高齢者への投与」の項参照)
- 潰瘍性大腸炎の患者[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。]
- クローン氏病の患者[他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、胸内苦悶、悪寒、冷汗、呼吸困難、四肢しびれ感、血圧低下、血管浮腫、蕁麻疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、ネフローゼ症候群
(頻度不明)
- 急性腎不全、ネフローゼ症候群等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
胃腸出血
(頻度不明)
- 胃腸出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血
(頻度不明)
- 再生不良性貧血があらわれるとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
喘息発作
(頻度不明)
- 喘息発作を誘発することがあるので、喘鳴、呼吸困難感等の初期症状が発現した場合は投与を中止すること。
中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎
(頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Epidermal Necrolysis: TEN)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- (2RS )- 2-(2-Fluorobiphenyl-4-yl)propanoic acid
化学構造式:
分子式:
分子量:
性状:
- 本品は白色の結晶性の粉末で、わずかに刺激性のにおいがある。
メタノール、エタノール(95)、アセトン又はジエチルエーテルに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。
本品のエタノール(95)溶液(1→50)は旋光性を示さない。
融点:
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬
商品
[★]
- 英
- flurbiprofen、flurbiprofen axetil
- 商
- アドフィード、アップノン、ステイバン、ゼポラス、ファルケン、フロベン、フループ、フルルバン、ヤクバン、ロピオン
- 関
- フルルビプロフェンアキセチル