- 関
- 悪性リンパ腫
- 発熱(38℃以上が3日間以上持続)、盗汗、体重減少(6ヶ月間における10%以上の体重減少)
UpToDate Contents
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- 1. 非ホジキンリンパ腫の臨床症状および診断clinical presentation and diagnosis of non hodgkin lymphoma [show details]
…Aggressive lymphomas commonly present acutely or subacutely with a rapidly growing mass, systemic B symptoms (ie, fever, night sweats, weight loss), and/or elevated levels of serum lactate dehydrogenase (LDH) …
- 2. 寝汗がみられる患者に対するアプローチapproach to the patient with night sweats [show details]
…found in approximately 25 percent of patients with Hodgkin lymphoma. Night sweats is one of the "B" symptoms in the commonly used Cotswolds staging classification for Hodgkin lymphoma; the others are significant …
- 3. 成人に生じる古典型ホジキンリンパ腫の治療の概要overview of the treatment of classic hodgkin lymphoma in adults [show details]
…erythrocyte sedimentation rate (ESR) of less than 50 mm/h and no B symptoms (or with an ESR of less than 30 mm/h in those who have B symptoms); and disease limited to three or fewer regions of involvement …
- 4. Pretreatment evaluation, staging, and treatment stratification of classic Hodgkin lymphomapretreatment evaluation staging and treatment stratification of classic hodgkin lymphoma [show details]
…factors. Each disease stage is further notated according to: B symptoms – The presence ("B") or absence ("A") of systemic B symptoms is described below. Bulky disease – The size of bulky disease …
- 5. Clinical presentation and diagnosis of classic Hodgkin lymphoma in adultsclinical presentation and diagnosis of classic hodgkin lymphoma in adults [show details]
…patients occasionally present with B symptoms alone. The presence of B symptoms varies with disease stage; B symptoms are present in <20 percent of patients with stage I/II cHL and up to half of patients …
Japanese Journal
- 自家末梢血幹細胞移植後のbrentuximab vedotin維持療法が奏効した高リスクHodgkinリンパ腫
- 石井 一慶,佐竹 敦志,宮地 理彦,伊藤 量基,野村 昌作,東 由子,小西 晶子,坪倉 幸恵,吉村 英晃,堀田 雅章,中西 孝尚,中谷 綾,藤田 真也
- 臨床血液 59(8), 1002-1006, 2018
- … 2015年3月に再発となり,B症状,骨病変を有する高リスクであった。 …
- NAID 130007472208
- Evans症候群罹患後20年を経過して発症した溶血発作を伴うdiffuse large B-cell lymphoma
- 吉村 卓朗,康 秀男,中尾 吉孝 [他],中前 博久,日野 雅之,中根 孝彦,亀崎 豊実,稲葉 晃子,西本 光孝,向井 悟,坂部 真奈美,大澤 政彦,藤野 惠三
- 臨床血液 55(5), 546-551, 2014
- … 2012年10月,溶血発作の再増悪とB症状及びリンパ節腫脹が出現した。 … CHOP療法を施行したところ,溶血およびB症状は改善し,リンパ節病変も縮小を認めた。 …
- NAID 130004501852
- 松田 博光,壬生 隆一,豊永 敬之,園田 幸生,清永 英利,冨永 洋平,平田 敬治
- 日本大腸肛門病学会雑誌 67(4), 263-267, 2014
- … 症例は30歳代の男性で,前医にて未分化大細胞リンパ腫(ALCL:Ann Arbor分類IV期,B症状あり,PS4,AIDS発症)と診断され,化学療法と多剤併用療法(highly active anti-retroviral therapy)を受けていた.化学療法中の血球減少時に肛門周囲膿瘍・痔廔を発症したため,治療目的にて当院へ紹介された.初診時,肛門周囲7時方向に皮下膿瘍を触れ,肛門管内には見張り疣を伴う裂肛を認めた.裂肛から鉗子を挿入すると,膿瘍腔 …
- NAID 130003394589
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- 発熱、大量の寝汗、体重減少の3つの症状は、B症状と呼ばれるもので、悪性リンパ腫の症状として重要視されています。 »悪性リンパ腫の治療法・予防法 がん治療に関するコンテンツ がんになったら がんの基礎知識 がんの治療法 臓器 ...
- 全身的な症状としては発熱、体重の減少、盗汗(とうかん:顕著な寝汗)を伴うことがあり、これらの3つの症状を「B症状」といいます。 されると、気道閉塞、血流障害、麻痺(まひ)などの症状があらわれ、緊急で治療が必要な場合 ...
- インフルエンザB型のまとめ。微熱・下痢などの特徴的な症状・潜伏期間・完治にかかる時間などを解説します。2017/2018シーズンのB型流行状況、タミフルやイナビルなどの薬、完治までの過ごし方のポイントなども掲載!
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Japan Pharmaceutical Reference
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★リンクテーブル★
[★]
- a. 加齢とともに発症頻度は上昇する。
- b. 頸部リンパ節が好発部位である。
- c. 持続する発熱はB症状に含まれる。
- d. 限局性のものに対しては抗癌化学療法は行わない。
- e. 限局性のものであっても予後は不良である。
[正答]
※国試ナビ4※ [101F040]←[国試_101]→[101F042]
[★]
- 英
- Hodgkin's lymphoma Hodgkin lymphoma HL
- 同
- Hodgkinリンパ腫、ホジキン病 (国試)Hodgkin病 Hodgkin disease Hodgkin's disease HD
- 関
- 悪性リンパ腫
[show details]
ja
ホジキンリンパ腫 : 約 140,000 件
ホジキン病 : 約 77,800 件
Hodgkin's lymphoma : 約 14,000 件
Hodgkin lymphoma : 約 9,420 件
Hodgkin's disease : 約 7,570 件
Hodgkin disease : 約 2,760 件
en
Hodgkin's lymphoma : 約 1,210,000 件
Hodgkin lymphoma : 約 1,520,000 件
Hodgkin's disease : 約 737,000 件
Hodgkin disease : 約 794,000 件
概念
疫学
- 日本では悪性リンパ腫の約10%を占める ⇔ 欧米では30%程度。
- 好発年齢:若年者、中・高年者
病因
病型
- A. 結節性リンパ球優勢型
- B. 古典型:ホジキン細胞の表面抗原(CD15+, CD20-, CD30+, CD45-)
- 1) 結節硬化型:高頻度
- 2) 混合細胞型:1)に次ぐが少ない。
- 3) リンパ球豊富型
- 4) リンパ球減少型
- リンパ球減少型と混合細胞型はHIV感染患者によくみられる(HIM.699)
病期分類
- 参考2 YN.G-59
- Ann Arbor 分類(Cotswolds 改訂)
I期
|
一リンパ節領域、またはリンパ組織(扁桃腺、脾臓、胸腺など)に病変が限局している場合。リンパ節以外の臓器の限局的なリンパ腫の病変がある場合。
|
II期
|
横隔膜を境界として、その上・下いずれか一方に限局した、二つ以上のリンパ節領域・リンパ組織の病変、もしくは一つのリンパ節領域・リンパ組織の病変と一つの非リンパ性臓器の浸潤
|
III期
|
横隔膜の両側に及ぶ、リンパ節領域・リンパ組織の病変
|
IV期
|
広汎な、リンパ節以外の臓器への浸潤
|
- 継続または繰り返す38度以上の原因不明の発熱、盗汗、6ヶ月以内での10%以上の体重減少、などのどれかの症状があるときB。無い場合はA。
病理
病態
- 炎症症状+免疫不全症状
- リンパ節に原発、とりわけ頚部のリンパ節に原発して、リンパ節に沿って連続的に進展する。
- ホジキン細胞が各種のサイトカインを放出する結果、炎症に伴う症状・検査値の異常を呈する。(WCH.2527)
- 免疫不全はリンパ球の減少に伴うものと考えられる。 → ツベルクリン反応陰性 ← 細胞性免疫能の低下
症状
- 発熱、リンパ節腫脹
- 皮膚症状、遠隔部の症状(中枢神経、ネフローゼ症候群、免疫性溶血性貧血、血小板減少症、高カリウム血症、アルコール摂取時のリンパ節の疼痛)
HIM.699
- (ほとんどの患者)圧痛を伴わないリンパ節の腫脹:頚部、鎖骨上部、腋窩
- (半数以上の患者)(診断時に)縦隔リンパ節腫脹
- (1/3の患者)発熱、寝汗(night sweat)、and/or 体重減少 → B症状(予後の悪さと関連)
発熱
- 不明熱の原因としてホジキンリンパ腫が存在することがある。このような症状は腹部に混合細胞型のホジキンリンパ腫が存在するときによく見られる。(HIM.699)
- Pel-Ebstein fever:まれ(HIM.699)。発熱は2-3週間ごとに3-7日の高熱をくり返す。
リンパ節腫脹
- 無痛性。頚部リンパ節・鎖骨上窩リンパ節が多く、次いで鼡径部リンパ節、腋窩リンパ節が多い。
- 半分の患者では診断時に縦隔リンパ節腫脹が認められる(HIM.699)。縦隔原発もありうる。
皮膚症状
全身症状
検査
血液検査
- 血算、赤沈、生化学、CRP、銅、鉄、可溶性IL-2レセプター
- 赤血球:正球性正色素性貧血 (診断時40%で程度は軽い。Hb10-12(WCH.2530))。自己免疫性溶血性貧血もみられるが診断時にはまれ。
- 白血球:中等度増加
- 単球増多、リンパ球減少(WCH.2530)。好酸球増加(YN.G-60)
- 血沈:亢進 → 病勢を良く反映する。
- LDH:↑
- CRP:陽性
- 銅:↑
- 鉄:↓ ← 慢性疾患に伴う貧血ではないとすれば・・・何?
- 可溶性IL-2レセプター:↑
診断
- リンパ節生検、CTスキャン、ガリウムシンチ、PETより。
鑑別診断
- 炎症性、単核球症、非ホジキンリンパ腫、phenytoin-induced adenopathy、非リンパ腫性の悪性腫瘍
病期分類
治療
- 治療方法の選択肢:化学療法、化学療法+放射線療法、放射線療法
- I~IIA期:化学療法+放射線療法の併用療法。
- IIB期以降:進行期の治療をおこなう。すなわち化学療法の適応となる。 → IIB期の治療は化学療法+放射線療法の併用療法とかもありうる??(要調査)
- 放射線療法単独は、予後不良因子がない臨床病期I期に対して選択されることがある
予後
- 良好。
- 白血病化の頻度は少ない(YN.G-60)
- 5年生存率:I/II期=90%以上、III/IV期=50-80% (YN.G-60)
- 病型(次の順で良好):リンパ球豊富型>結節硬化型>混合細胞型>リンパ球減少型 (YN.G-60)
予後因子
(参考2)
国試
参考
- http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/Hodgkin_lymphoma.html
- 2. ホジキンリンパ腫 Ann Arbor分類 - 癌情報サービス
- http://ganjoho.jp/public/cancer/data/Hodgkin_lymphoma_a.html
- http://lymphoma.kmpm1b.com/L-basis/L-aboutlymphoma/stage.htm
[★]
- Mg2+存在下でC3, B, Dが反応してC3bBbとなり、これがC3転換酵素(C3bBb)あるいはC5転換酵素(C3bBb3b)を形成する。これらはP(properdin)と結合して活性化し、それぞれC3、C5を活性化する
[★]
- 英
- symptom, presentation、manifestation、pathology
- 関
- 出現、症候、所見、徴候、提示、発現、病態、病態学、病徴、病理、病理学、現れること、発表、顕在化、プレゼンテーション、顕性化