- 英
- nodular glomerulosclerosis
- 同
- キンメルスティール・ウィルソン病変 Kimmelstiel-Wilson lesion
- 関
- びまん性糸球体硬化症、巣状糸球体硬化症、巣状分節性糸球体硬化症
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 喫煙と高血圧の関与が示唆された若年発症の特発性結節性糸球体硬化症の1例
- 菊田 知宏,井上 勉,渡辺 裕輔,佐藤 貴彦,津田 昌宏,内田 幸助,末吉 慶多,小島 恵理子,桜井 孝規,岡田 浩一,竹中 恒夫,鈴木 洋通
- The Japanese journal of nephrology 52(7), 959-965, 2010-10-25
- NAID 10029735699
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- しかし持続的な糸球体内圧の上昇は糸球体硬化をもたらし、これが糖尿病性腎症の 本態と考えられている。 びまん性糸球体硬化症 diffuse glomerulosclerosis; 結節性糸 球体硬化症 nodular glomerulosclerosis. 糖尿病性腎症に特異的な病変。 腎血管の ...
- 好酸性浸出物が糸球体係蹄を覆う(fibrin cap)。 糖尿病性糸球体硬化症のHE像 ( 結節性病変): 好酸性物質がメサンギウム基質内に結節性に沈着し、細胞成分が メサンギウム領域の辺縁に位置する。糖尿病性糸球体硬化症にもっとも特異的な所見 である。
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★リンクテーブル★
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- 英
- diabetic nephropathy
- 同
- 糖尿病腎症。糖尿病性腎硬化症 diabetic nephrosclerosis、糖尿病性糸球体硬化症 diabetic glomerulosclerosis
- 関
- 糖尿病、糸球体硬化 糸球体硬化症、結節性糖尿病性糸球体硬化症
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概念
- 糖尿病の三大合併症(糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経症)の一つ
- 糖尿病の細小血管病変を基礎ととして糖尿病性糸球体硬化症(結節性糸球体硬化症病変)を来たして蛋白尿、浮腫、高血圧、ついには腎不全をきたす病態。
- 透析療法導入の原因疾患の1位
- 顕性蛋白尿が出現するには糖尿病発症後6-10年程度は必要である。糖尿病発症後25-30年度には末期腎不全となる。(YN.D-99)
疫学
- 1型糖尿病の場合は10年以上、2型の場合は5年以上の罹病期間の存在する傾向がある
病理
- ひまん性結節性糸球体硬化症病変
- 結節性糸球体硬化症病変が見られる → キンメルスティール・ウィルソン病変(Kimmelstiel-Wilson lesion)
- 腎糸球体の内皮細胞の変性(glomerular lesion)、基底膜の肥厚による血流障害(renal vascular lesion, arteriolosclerosis, pyelonephritis inducing necrotizing papillitis)、血液成分の漏出が原因でメサンギウムが増生し、糸球体構造が破壊され、機能の障害が引き起こされる。
病態生理
- 糸球体内皮の変性、基底膜肥厚、血漿成分漏出 → メサンギウム増生・フィブリン沈着、糸球体破壊、間質線維化、糸球体高血圧(→GFR増加、微量アルブミン尿)
経過
- 糖尿病の発症と主に(GFR,Ccrで代用)が増大(140ml/分)。
- 随時尿の蛋白30 mg/gクレアチニン超:腎臓に構造的問題が発生
- 随時尿の蛋白300 mg/gクレアチニン超:顕性腎症:尿蛋白持続陽性状態、GFR低下傾向の開始
症状
- http://www.ikedaiin.com/img/keika.gif
治療
- 第1 期(腎症前期) : 血糖コントロール
- 第2 期(早期腎症) :厳格な血糖コントロール、降圧療法
- 第3A期(顕性腎症前期):厳格な血糖コントロール、降圧療法、蛋白制限食
- 第3B期(顕性腎症後期): 厳格な降圧療法、蛋白制限食
- 第4 期(腎不全期 ): 厳格な降圧療法、蛋白制限食、透析療法導入
- 第5 期(透析療法期 ):透析療法、腎移植
降圧療法
- 降圧目標:130/80 mmHg (拡張期血圧の方が厳密)、尿蛋白1g/日以上では125/75mmHgを目指す
- 薬物:
- アンジオテンシン転換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体阻害薬 → 血清Ccr≧3mgの場合、腎機能悪化、高カリウム血症を惹起しうるので禁
- カルシウム拮抗薬
蛋白制限
- 蛋白制限食(0.8g/kg以下)を第3A期から施行することで、尿蛋白の減少と腎障害の進行を抑制できる
透析導入
尿路感染症
診断
- 以下の症状で見られる場合、糖尿病性腎症と診断できる
- 5-10年以上の糖尿病罹患者
- 糖尿病性網膜症
- 蛋白尿が主体の尿所見
糖尿病性腎症病期分類 (厚生省平成3年度糖尿病調査研究報告)
病 期
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臨 床 的 特 徴
|
備考
|
尿蛋白(アルブミン)
|
糸球体濾過率
|
(提唱されている治療法)
|
第1期 (腎症前期)
|
正常
|
正常 ときに高値
|
血糖コントロール
|
第2期 (早期腎症)
|
微量アルブミン尿
|
正常 ときに高値
|
厳格な血糖コントロール 降圧治療
|
第3期-A (顕性腎症前期)
|
持続性蛋白尿 (約1g以下)
|
ほぼ正常
|
厳格な血糖コントロール 降圧治療・蛋白制限食
|
第3期-B (顕性腎症後期)
|
持続性蛋白尿 (約1g以上)
|
低下 (約60ml/分以下)
|
厳格な降圧治療 蛋白制限食
|
第4期 (腎不全期)
|
持続性蛋白尿 (1g以上)
|
著明低下 (血清クレアチニン上昇)
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厳格な降圧治療 低蛋白食・透析療法導入
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第5期 (透析療法期)
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透析療養中
|
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透析療法・腎移植
|
[★]
- 英
- glomerulus (Z)
- 関
- ボウマン嚢、腎小体、腎臓、輸出細動脈#調節
概念
- 1個の腎臓に100万個存在。
- 房状の毛細血管からなる
- 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である
糸球体の微細構造 (SP.785)
詳細には
血流の調節 (HIM.1742)
- 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
- 緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
- 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
- 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
- 緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
- loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
- アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
- NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
- 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole
-
臨床関連
[★]
- 英
- nodule, node
- 関
- 発疹
大辞泉
心臓
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発生学
泌尿器
皮膚・神経内科
循環器
感染症
未分類
[★]
- 英
- consolidation、stiffening、curing、hardening、induration、sclerosis、harden、indurated
- 関
- 加硫、強化、硬化症、固定、治療、ハードニング、圧密、硬結
- コンソリデーション
[★]
- 英
- sclerosis、scleroma
- 関
- 硬化
- 臓器や組織が硬くなること。
- 皮膚 → 皮膚硬化症(強皮症など)
- 肝臓 → 肝硬変
[★]
- 英
- nodosity、nodal、nodular、tubercular、tophaceous
- 関
- 結節、結節型、結節状、小結節、節