- 英
- diffuse mesangial sclerosis
- 関
- 糖尿病性腎症
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 発症後早期に無尿に至った, びまん性メサンギウム硬化症の1乳児例
- 喜瀬 智郎,吉村 仁志,金城 僚,仲間 司,大城 征,譜久山 滋,金城 紀子
- 日本小児腎不全学会雑誌 : 小児腎不全研究会記事 27, 66, 2007-08-31
- NAID 10020116423
- WT1遺伝子の変異を確認したびまん性メサンギウム硬化症の一例
- 澤井 俊宏,宗村 純平,澤井 ちひろ,西島 節子,岩井 勝,野村 康之,竹内 義博,川勝 秀一
- 日本小児腎臓病学会雑誌 18(1), 43-47, 2005
- … 急激に進行するステロイド抵抗性のネフローゼ症候群として発症し,腎生検でびまん性メサンギウム硬化症(DMS)と診断し得た一例を経験した。 …
- NAID 130000077435
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- WTー遺伝子の変異を確認したびまん性メサンギウム硬化症の一例. 要 旨. 急激に進行 するステロイ ド抵抗性のネフローゼ症候群. と して発症し, 腎生検でびまん性 メサンギウム硬化症. (DMS) と診断し得た一例を経験した。 本症例は, WHms. 腫瘍 抑制 ...
- スタチンは高脂血症に対して適応される。全ての患者は,肺炎球菌の予防接種を受ける べきであり,予防薬としてのペニシリンの使用は議論の余地がある。 先天性ネフローゼ 症候群. 先天性ネフローゼ症候群には,びまん性メサンギウム硬化症とフィンランド型 ...
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- 英
- diabetic nephropathy
- 同
- 糖尿病腎症。糖尿病性腎硬化症 diabetic nephrosclerosis、糖尿病性糸球体硬化症 diabetic glomerulosclerosis
- 関
- 糖尿病、糸球体硬化 糸球体硬化症、結節性糖尿病性糸球体硬化症
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概念
- 糖尿病の三大合併症(糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経症)の一つ
- 糖尿病の細小血管病変を基礎ととして糖尿病性糸球体硬化症(結節性糸球体硬化症病変)を来たして蛋白尿、浮腫、高血圧、ついには腎不全をきたす病態。
- 透析療法導入の原因疾患の1位
- 顕性蛋白尿が出現するには糖尿病発症後6-10年程度は必要である。糖尿病発症後25-30年度には末期腎不全となる。(YN.D-99)
疫学
- 1型糖尿病の場合は10年以上、2型の場合は5年以上の罹病期間の存在する傾向がある
病理
- ひまん性結節性糸球体硬化症病変
- 結節性糸球体硬化症病変が見られる → キンメルスティール・ウィルソン病変(Kimmelstiel-Wilson lesion)
- 腎糸球体の内皮細胞の変性(glomerular lesion)、基底膜の肥厚による血流障害(renal vascular lesion, arteriolosclerosis, pyelonephritis inducing necrotizing papillitis)、血液成分の漏出が原因でメサンギウムが増生し、糸球体構造が破壊され、機能の障害が引き起こされる。
病態生理
- 糸球体内皮の変性、基底膜肥厚、血漿成分漏出 → メサンギウム増生・フィブリン沈着、糸球体破壊、間質線維化、糸球体高血圧(→GFR増加、微量アルブミン尿)
経過
- 糖尿病の発症と主に(GFR,Ccrで代用)が増大(140ml/分)。
- 随時尿の蛋白30 mg/gクレアチニン超:腎臓に構造的問題が発生
- 随時尿の蛋白300 mg/gクレアチニン超:顕性腎症:尿蛋白持続陽性状態、GFR低下傾向の開始
症状
- http://www.ikedaiin.com/img/keika.gif
治療
- 第1 期(腎症前期) : 血糖コントロール
- 第2 期(早期腎症) :厳格な血糖コントロール、降圧療法
- 第3A期(顕性腎症前期):厳格な血糖コントロール、降圧療法、蛋白制限食
- 第3B期(顕性腎症後期): 厳格な降圧療法、蛋白制限食
- 第4 期(腎不全期 ): 厳格な降圧療法、蛋白制限食、透析療法導入
- 第5 期(透析療法期 ):透析療法、腎移植
降圧療法
- 降圧目標:130/80 mmHg (拡張期血圧の方が厳密)、尿蛋白1g/日以上では125/75mmHgを目指す
- 薬物:
- アンジオテンシン転換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体阻害薬 → 血清Ccr≧3mgの場合、腎機能悪化、高カリウム血症を惹起しうるので禁
- カルシウム拮抗薬
蛋白制限
- 蛋白制限食(0.8g/kg以下)を第3A期から施行することで、尿蛋白の減少と腎障害の進行を抑制できる
透析導入
尿路感染症
診断
- 以下の症状で見られる場合、糖尿病性腎症と診断できる
- 5-10年以上の糖尿病罹患者
- 糖尿病性網膜症
- 蛋白尿が主体の尿所見
糖尿病性腎症病期分類 (厚生省平成3年度糖尿病調査研究報告)
病 期
|
臨 床 的 特 徴
|
備考
|
尿蛋白(アルブミン)
|
糸球体濾過率
|
(提唱されている治療法)
|
第1期 (腎症前期)
|
正常
|
正常 ときに高値
|
血糖コントロール
|
第2期 (早期腎症)
|
微量アルブミン尿
|
正常 ときに高値
|
厳格な血糖コントロール 降圧治療
|
第3期-A (顕性腎症前期)
|
持続性蛋白尿 (約1g以下)
|
ほぼ正常
|
厳格な血糖コントロール 降圧治療・蛋白制限食
|
第3期-B (顕性腎症後期)
|
持続性蛋白尿 (約1g以上)
|
低下 (約60ml/分以下)
|
厳格な降圧治療 蛋白制限食
|
第4期 (腎不全期)
|
持続性蛋白尿 (1g以上)
|
著明低下 (血清クレアチニン上昇)
|
厳格な降圧治療 低蛋白食・透析療法導入
|
第5期 (透析療法期)
|
透析療養中
|
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透析療法・腎移植
|
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びまん性メサンギウム硬化症
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びまん性メサンギウム硬化症
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- 英
- mesangium
- 同
- 糸球体間質、血管間膜
- 関
- 糖尿病
概念
臨床関連
メサンギウムにIgAが沈着する疾患
[★]
- 英
- consolidation、stiffening、curing、hardening、induration、sclerosis、harden、indurated
- 関
- 加硫、強化、硬化症、固定、治療、ハードニング、圧密、硬結
- コンソリデーション
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- 英
- sclerosis、scleroma
- 関
- 硬化
- 臓器や組織が硬くなること。
- 皮膚 → 皮膚硬化症(強皮症など)
- 肝臓 → 肝硬変
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- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- diffuse
- 関
- 拡散、広汎性、散在性、瀰漫性