- 心電図所見1000
<pdf w="1200" h="700">ECG Practice 002.pdf</pdf>
- 78歳 男性 no history provided
答え
- Interpretation: NSR 60/min. PR.16, QRS.10, QT normal for rate. Axis -35ー. Abnormal due to left axis deviation (LAD), nonspecific T wave changes(NSST-TCs).
- Comment: Rate-the RR interval is 5 large squares (300/5 = 60). Axis-the QRS is roughly isoelectric, a little negative, in II; 90ー from II is either -30° or
+150°. Because the vector is positive in (points at) I and aVL, the axis is about -30°. I am calling it -35° because the QRS is slightly negative in II. Ts are inverted in V5 and V6, and flat in the inferior (II, III, aVF) and lateral (I and aVL) leads. The cause of the T wave changes is uncertain. In this ECG, the transition from net negative to positive complexes occurs around V4 and V5; it is borderline and I elected not to call poor R wave progression(PRWP).
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 加算平均心電図:技術面および臨床応用の概要signal averaged electrocardiogram overview of technical aspects and clinical applications [show details]
…surface ECG. Signals from the His bundle as well as subtle abnormalities of atrial or ventricular complexes, anomalies not visualized on a surface ECG, are detectable using the SAECG. The ECG can be averaged …
- 2. 心電図チュートリアル:心電図の電気部品ecg tutorial electrical components of the ecg [show details]
… surface. The most widely used system was developed by Willem Einthoven, the father of modern electrocardiography, although it was modified in subsequent years. Einthoven described a system of three bipolar …
- 3. 心房細動の心電図the electrocardiogram in atrial fibrillation [show details]
…electrocardiographic (ECG) features of AF. The mechanisms of AF are presented separately. AF is diagnosed by interpretation of the 12-lead ECG. In most patients, a single 12-lead ECG, recorded while the …
- 4. 心筋虚血および心筋梗塞の診断における心電図electrocardiogram in the diagnosis of myocardial ischemia and infarction [show details]
…12-lead ECGs. The details on the evaluation of suspected ACS are described elsewhere. For many patients, standard ECG lead placement will reveal the severity and location of ischemia However, ECGs recorded …
- 5. 心筋梗塞または不安定狭心症の予後における心電図electrocardiogram in the prognosis of myocardial infarction or unstable angina [show details]
…The ECG also provides information on prognosis. Serial ECGs should always be evaluated in the fullest clinical context, including cardiac enzyme biomarkers and imaging studies. The use of the ECG for prognosis …
Related Links
- 心電図検査とは、心臓が鼓動を打つ際の微弱な電気信号を波形として記録し、その波形から心臓の状態を把握する検査です。 心臓は私たちの意志とは関係なく、規則的に電気的興奮がおこり、これを心臓各部に伝え、心筋の収縮を起こし、血液を全身に送っています(心臓のポンプ機能)。
- 心電図の定義. 心臓 が動くときに生じる電位の変化を体表から記録したもので、波形として記録される。. 波形はおもに3つの山(P波、QRS波、T波)からなり、一般的に標準 12誘導心電図 で記録される。.
- 7. 12誘導心電図の記録. 心電図は心臓に流れる電流を記録したものですが、この電流を異なる12方向から記録した波形が12誘導心電図です。. 12誘導心電図では、電流の変化を詳しく解析できること、部位診断が正確にできるなどのメリットがあります。. 手足 ...
★リンクテーブル★
[★]
- ここまであげた
テンプレート
心電図所見1000
<pdf w="1200" h="700">ECG Practice 00x.pdf</pdf<
予想
<toggledisplay showtext="答え" hidetext="閉じる">
[★]
- 英
- electrocardiogram ECG, electrocardiography
- 同
- elektrokardiogramm EKG
- 図:PT.268,279(心臓の構造と興奮伝導系)
- 心電図の読み方:PHD.108
概念
- 心臓全体の電気的活動を体表面から経時的に記録したもの。
- 特殊心筋の活動電位は記録されない。固有心筋の活動電位のみ
医学大事典より
- 心臓は拍動のたびに電気を発生し、これを心起電力(cardiac electromotive force)と呼ぶ。
- 心起電力により体表面に電流が流れると四肢や胸壁など、体表面の異なった部位間に電位差が生じる。
- この電位差を導出するための装置を心電計と呼び、心電計により時間軸に沿って記録された電位の変化を心電図という。
意義
- 心電図は心臓の電気的興奮の伝達を記録したものである。P波は心房の脱分極を、QRS波は心室の心筋細胞の脱分極を表す。T波は心室の再分極を表す。つまり心筋の異常がある場合何かしらの変化が心電図上に表れるということである。心電図は身体に侵襲的な影響を及ぼさない検査である。このことはこの検査を心臓の疾患を疑ったら即行ってよいということである。
- 心電図は、不整脈、心筋梗塞、心筋虚血、心膜炎、心房負荷、心室肥大・心室拡大、電解質異常などの判断に有用である。
施行する目的
- 心臓疾患疑い(狭心症・心筋梗塞・不整脈など)
- スクリーニング(学校検診、職場検診など)
心電図の種類
電極の部位による分類
表現形式による分類
- ベクトル心電図:心起電力をベクトル環として三次元的に描く
- スカラー心電図:時間軸に沿った電位の記録
心電図の記録サイズ
- 縦軸:10mm = 1mV
- 横軸: 5mm = 0.2s
標準12誘導心電図
- 標準肢誘導(I,II,III) + 単極肢誘導(aVR, aVF, aVL) + 胸部誘導(V1, V2, V3, V4, V5, V6) = 12誘導
電極の取り付け位置・電極の色
単極肢誘導
- EAB.5改変
V1
|
右第4肋間
|
赤
|
V2
|
左第4肋間
|
黄
|
V3
|
V2とV4の中点
|
緑
|
V4
|
左第5肋間かつ鎖骨中線
|
茶
|
V5
|
V4と同じ高さで前腋窩線との交点
|
黒
|
V6
|
V4と同じ高さで中腋窩線との交点
|
紫
|
心電図の波
- 6つの棘波よりなる
- P波:心房の電気的興奮。:0.12-0.20s (3-5mm)
- QRS複合:心室の電気的興奮:0.06-0.15s :正常; 0.06-0.08s (1.5-2mm), 不完全脚ブロック; 0.08-0.12s (2-3mm), 完全脚ブロック ≧0.12s (≧3mm)
- T波:心室の再分極(心室筋興奮の回復過程):
- U波
心電図の波の間隔
- PQ時間:房室間伝導遅延:0.12-0.20s
- QT時間:電気的心室収縮時間:心拍数と相関関係がある
- QTc=QT/sqrt(RR)
- 心拍数によらずほぼ一定の値を示す
正常心電図における波
心電図による得られる情報 (SP.536)
- 1. 心臓内の興奮伝導の障害
- ex. 房室ブロック
- 2. 不整脈:脈拍のリズムと心拍数の異常
- ex. 心房粗動、心室細動
- 3. 冠循環の異常
- ex. 心筋梗塞
- 4. 心室肥大
- 5. 血漿中の電解質濃度の異常
各誘導で取りやすい所見
特徴的な所見
新生児・幼小児の心電図
- SPE.428-
- 電気軸:右軸偏位 → 左軸偏位 胎児循環では右心系が主に体循環に関わっていたが、成人で見られる循環では左心系が関わる。生後一ヶ月らいまでは+120~130°程度の右軸偏位
- 呼吸性不整脈:小児では顕著。吸気時に心拍数増加、呼気時に心拍数減少
- 右室肥大:新生児~乳児では肺血管抵抗がまだ高いために右室肥大が持続。
心電図と心疾患
- 心臓を栄養している血管が急激に閉塞するため、全く血液が供給されない状態。
- 急性期と慢性期では異なった心電図をとる。
- 異常Q、ST上昇、冠性T
- 心臓に器質的疾患を持たないにもかかわらず、心電図上でQT時間の延長(QT時間が0.46秒以上)を認める病態。
疾患と心電図
- 心膜炎 心外膜炎:90%の患者に異常が見られる。aVR, V1を除いたST上昇。いくつかの電極でPR部の低下(PR segment depression)
- 肺性心(肺気腫):肺性P、不完全右脚ブロック、右軸偏位、V1-V3のT波陰転・平坦化、II,III,aVFでST低下。肺高血圧、最初の3つは右室負荷を反映
- 肥大型心筋症:ST-T変化(ストレイン型の陰性T波は、上に凸のST低下を伴い、非対称性陰性T波)。Sv1, Rv5の増大。QRS時間の延長。
- 心房中隔欠損症:PR延長、不完全右脚ブロック、右軸偏位。右心系の容量負荷による遠心性心肥大。
- 心室中隔欠損症:
- ブルガダ症候群:右側胸部誘導(V1-V2(V3))のST上昇(coved型あるいはsaddle back型) 。完全あるいは不完全右脚ブロック様QRS波形(つまり、V1-V3でJ波が見られる)。
- 脚ブロック
- WPW症候群:Δ波。PQ短縮、QRS延長。V1に特徴的変化「A型: 高いR波。左室自由壁」「B型: rS型。右側」「C型: Qr/QS。中隔」
- 肺血栓塞栓症:右側胸部誘導の陰性T波、洞性頻脈、SⅠQⅢTⅢ、右脚ブロック、ST低下、肺性P、時計方向回転
- 肺気腫:V1,V2でrS/QSパターン
注意点
- 胸をさらすことになるので、女性の患者では特に配慮する。誘導の電極が正しい位置に貼られていないと記録される結果が異なってくるので、正確な位置に貼る。また、心電図は筋肉の活動も拾ってしまうので、筋緊張を和らげるため患者にはリラックスしてもらい、リラックスできる状況を作ることを心がける。
参考
- http://www.cardiac.jp/
[★]
- 英
- figure、plate、plot、diagram、drawing、fig
- 関
- 形、杢、シャーレ、図示、板状、プレート、プロット、図表、蒔く、イチジク