- 英
- keratohyalin granule
- 同
- ケラトヒアリン果粒、角硝子顆粒
- 顆粒層に存在する
- 好塩基性の顆粒
- プロフィラグリンを含む
- 角層で角化するときに脱リン酸化とペプチジルアルギニンデイミナーゼによりフィラグリンとなる
UpToDate Contents
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- 1. 顆粒性不全角化granular parakeratosis [show details]
…describe the distinctive histopathologic characteristics (parakeratosis and retention of keratohyalin granules in the stratum corneum ) rather than to describe a specific dermatosis, most authors appear …
- 2. ケラチン症性魚鱗癬keratinopathic ichthyoses [show details]
…hypergranulosis, vacuolar degeneration of the stratum spinosum (epidermolysis), and coarse keratohyalin granules in the granular layer. Superficial epidermolytic ichthyosis shows similar features with epidermolysis …
- 3. 先天性魚鱗癬の概要と分類overview and classification of the inherited ichthyoses [show details]
…generation of an extensively cross-linked cornified envelope are synthesized and packaged into keratohyalin granules. In the transition from granular layer to stratum corneum, keratinocytes enter into the cornification …
- 4. 疣贅状表皮発育異常症epidermodysplasia verruciformis [show details]
… The cytoplasm of affected cells stains pale blue and contains numerous round basophilic keratohyalin granules. EV-HPV can be detected in all EV patients in lesional skin and in plucked eyebrow hairs…
- 5. 皮膚剥脱症候群peeling skin syndrome [show details]
…intracellular cytoplasmic splitting in the lower stratum corneum and abnormal cribriform keratohyalin granules, which are indicative of disturbed keratinization. In some patients, reduced desmosomal plaques…
Japanese Journal
- P2-37 表皮に発現するdermokine-β/γの役割:遺伝子欠損マウス作成による解析
- 宇都宮 慧,知野 剛直,宇都宮 夏子,Loung Vu Huy,徳力 篤,尾山 徳孝,東 清史,斎藤 幸一,長谷川 稔
- 日本臨床免疫学会会誌 40(4), 318a-318a, 2017
- … 果】DMKN-β/γ欠損マウスは,野生型マウスと比較して生後1週頃に一過性に鱗屑と皺壁の増加を認め,経表皮水分蒸散量(TEWL)は有意に上昇していた.また,HE染色や電顕像では,表皮顆粒層が肥厚し,ケラトヒアリン顆粒は有意に縮小・増数し,未熟なものが多くみられた.しかし,出生8日目以降はそれらの変化は自然に消失した.また,胎仔から高齢までいずれの時期においても遺伝子欠損による致死性はなく,成長 …
- NAID 130006219538
- 山本 明美
- 皮膚アレルギーフロンティア 8(1), 13-17, 2010-03
- … 著者最終原稿版フィラグリンは表皮角化細胞の蛋白で、まずその前駆体が顆粒細胞でプロフィラグリンとしてつくられ、これはケラトヒアリン顆粒の主成分となる。 …
- NAID 120002646934
- P-6 婦人科スメアに見られるいわゆる"ケラトヒアリン顆粒"の同定と意義について(子宮頸部 2,一般演題・示説,第47回日本臨床細胞学会総会(春期大会))
- 加賀 谷晃,桑野 亜貴,藤沢 美穂,後藤 浩子,高野 ひとみ,濱田 和人,鈴木 雅子,岡村 博貴,高濱 素秀
- 日本臨床細胞学会雑誌 45(Suppl_1), 213, 2006-03-22
- NAID 110005856290
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- 顆粒層 数層しかないのにこの層の細胞は忙しい!劇的変化中、アポトーシス進行中、ケラトヒアリン顆粒(層板顆粒)の発現 表皮の中で、角質層(+淡明層)と有棘層の間の層を顆粒層と言います。 核も含めて扁平で、2~5層重なっ ...
- 顆粒層は、「表皮」の中にある。その中でも「角質層」と「有棘層」の間に位置している。 顆粒細胞という扁平な形の細胞で、2~3層で構成(核も扁平)されている。 細胞の中に「ケラトヒアリン」(ガラス質状の顆粒)を含んでいる。
- 顆粒細胞のなかに存在するガラス質状の顆粒。光を屈折させ反射させる性質があることか... ケラトヒアリン 顆粒細胞のなかに存在するガラス質状の顆粒。光を屈折させ反射させる性質があることから、肌の内部に入ろうとする紫外線 ...
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★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [113F012]←[国試_113]→[113F014]
[★]
- 英
- psoriasis
- 関
- 角化症
概念
- 慢性再発性難治性の炎症性角化症
- 代表的炎症性疾患のひとつで原因は不明:遺伝因子+環境因子(生活習慣、気候、薬物) → HLA-B27と関連していることからautoimmune diseaseとも考えられている。
- 青年から中年に好発。厚い銀白色の麟屑を伴った紅斑・丘疹が出没、表皮の炎症と表皮細胞のターンオーバーの亢進を認める。
乾癬の階層
-
-
-
病型
- 背部に散在する軽度の麟屑を伴う紅斑、丘疹 Gibertばら色粃糠疹との区別が重要
- 先行感染(溶連菌)や慢性経過の乾癬が存在していることが多い。
- 広範囲の皮膚の潮紅 紅潮皮膚の上に環状に配列する無菌性膿疱
- 通常尋常性乾癬を伴う 長期間のコントロールが必要
- 難病指定
-
- 手指の関節の著名な変形
- 尋常性乾癬を伴うことがある
病因
- 誘発因子、悪化因子(外傷、感染症、日光、薬剤、低Ca血症、肥満、妊娠、アルコール摂取、ストレス)
遺伝的背景
- 両親が乾癬:50%、片親:16.4%、家族歴:4倍
- HLA-Cw6と相関
- HLA-A1, HLA-B13, HLA-BW16, HLA-B17, HLA-B37, HLA-CW6, HLA-DR7も関連
- HLA-B27
疫学
- 初発年齢:20歳前後に大きなピーク。60歳代に小さなピーク。
- 白人1-2%(5%に達する国もある), 日本人0.1% ←人種者あり
病変形成&病理
- keratinocyteとlymphocyteの相互作用
- 乾癬患者と正常者の角化細胞を比べると、乾癬患者の方がT細胞の増殖への影響が大きい
- 乾癬患者のT細胞は正常者の表皮に乾癬を生じさせた
- 表皮細胞の遊走能などをTNF-α、IL-8などによって促進
- 炎症部位に好中球や樹上細胞などを呼び寄せるようなケモカインが出される
- 血管増殖因子を出す
- transglutaminaseが感染患者では表皮全てで発現?
-
- 表皮細胞がケモカインを放出→樹状細胞がT細胞を刺激(IL-12/IL-23で抑制される)→T細胞がケラチノサイトの増殖させる。
病理組織像
-
- keratinocyteの最終分化に関与
- ケラチン16は炎症がひどいときに発現する
症状
- 角化性丘疹が癒合した大小さまざまな紅色の局面を特徴とし、表面には典型的な鱗屑が付着
診断
検査
- 蝋片現象陽性:皮疹の爪を爪などでこすった際に白色鱗屑が見られる
- Auspitz現象陽性:鱗屑を剥がすと点状出血を認める(顆粒層減少と毛細血管拡張による)
- Kobner現象陽性:しヒンのない部位に外傷などの刺激が加わるとそこに乾癬の皮疹ができる。
治療
- 完全に治癒することはなく慢性に経過し、悪化・軽快の反復。日常生活に支障がなくなる程度まで直す。
軽症
-
- 効果が不十分な場合はステロイド外用も考慮
- ただし、very strong以上のステロイドを漫然と投与することは避けるべき
- 少量のステロイドとビタミンD3の併用療法がトレンドらしい?
- ビタミンD3による高カルシウム血症に注意
- 紫外線照射、ビタミンA酸誘導体内服、免疫抑制薬内服
中等症
- 紫外線治療(PUVA、narrow band UVB)
- 作用メカニズム;表皮角化細胞の増殖抑制、免疫抑制作用
- 副作用;火傷、発癌作用(ほかの免疫抑制剤との併用禁忌)、色素沈着(UVAの場合、まだら模様になりうる→narrow band UVBなら防ぐことができる)
- PUVA:オキソラレン+UVA。
- narrow band UVB:311nm。発癌↓
重症
-
- 作用メカニズム:T cellの活性化抑制
- 副作用:腎機能障害(血清クレアチニンが30%以上上昇した場合、投与量を少なくするか、投与を中止することが必要)。紫外線療法との併用は禁忌(発癌リスク↑)
- 作用メカニズム:分化誘導作用
- 副作用;催奇形性(女性2年、男性6ヶ月の避妊が必要)、骨形成阻害(小児への長期投与は慎重に)、肝機能障害、高脂血症。(高頻度)口唇炎、手指の落屑。
- 副作用が強いので最後の手段として使用する。
- 作用メカニズム:表皮角化細胞の増殖抑制
- 副作用:肝機能障害
日常生活治療、指導、補助
- 痒みに対する処置~抗ヒスタミン剤、入浴、食べ物(刺激の強い食べ物)
- 肥満、糖尿病、高脂血症の予防
- アルコールの抑制、肝機能障害
- スキンケア
参考
- 1. [charged] Epidemiology, pathophysiology, clinical manifestations, and diagnosis of psoriasis - uptodate [1]
- 2.
- http://sweetmemory.sakura.ne.jp/kansen/kansen03_1.html
USMLE
- Q book p.289 9
- A 30-year-old woman has chronic, silver-white, scaly patches with an erythematous border on the skin of her knees and elbows.
[★]
- 英
- psoriasis vulgaris
- 関
- 乾癬
尋常性乾癬の階層
-
-
-
病態
- 紅色丘疹からはじまり、次第に拡大融合して、境界明瞭で銀白色の厚い鱗屑を付着した紅斑局面(紅斑落屑性局面)を形成する。
- 掻痒は約半数に見られる。
- 刺激を受けやすい部位に好発:肘頭、膝蓋、被髪頭部、殿部
病理
[★]
ケラトヒアリン顆粒
[★]
ケラトヒアリン顆粒
[★]
ケラトヒアリン顆粒
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- granule
血液細胞の顆粒
一次顆粒
- アズール好性
- アズール→紫褐、紫赤
- リンパ球、単球、前骨髄球、血小板、巨核球
- リンパ球では0.3-0.6μm
- 好酸性
- エオシン→赤橙色
- 好酸球
- 0.5-0.7μm
[★]
- 英
- hyalin, hyalin
- 同
- 硝子質
- 関
- [[]]