- 英
- apricot kernel
- ラ
- armeniacae semen
- 商
- 桂枝加厚朴杏仁湯エキス、桂麻各半湯エキス、神秘湯エキス、キョウニン水
- 関
- 杏仁
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/01 06:54:00」(JST)
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杏仁(漢方薬の薬味として使うときは「きょうにん」、菓子などに使うときは「あんにん」と発音)は、アンズの種子の中にある仁(さね)を取り出したものである。
概要
苦みの強い苦杏仁(くきょうにん, Prunus maximowiczii)と、甘みのある甜杏仁(てんきょうにん)があり、前者は薬用に、後者は杏仁豆腐(あんにんどうふ)、アマレットなどの材料として用いられている。ここでは生薬としての杏仁について説明する。なお、「あんにん」という読み方は、南京や上海あたりのもので、明治以降に盛んになった支那料理(中国料理)で、大衆的になったものである。
杏仁は、三国時代(3世紀)頃に編纂されたもっとも古い漢方薬書である『傷寒論』にあり、麻黄湯、大青竜湯などの重要な処方に配剤されている大切な薬味である。漢方では、麻黄と組んで用いられ、鎮咳剤・去痰剤として多く用いられている。
古くから「毒のある薬味」とされており、分量を慎重に決めるようにといわれていた。現在では、アミグダリンがわずかに含まれていることがわかっている。
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Japanese Journal
- 生薬中のアフラトキシンの市販カード式ELISAキットおよびイムノアフィニティーカラムによるスクリーニング法
- Carol DONNELLY,Martin GALLAGHER,Victoria JORDAN,森田 裕
- マイコトキシン 60(2), 71-77, 2010-07-31
- … トウニン,キョウニン,ガジュツ,レンニクでは,80%メタノールによる抽出,キットに備えつけの固相カラムによる精製によって,カードで妥当な定性反応が示された.ガラナ,ウコン,ニクズク,チンピ,トウヒ,キジツでは,75%アセトニトリルによる抽出,イムノアフィニティーカラムによる精製によって,70%以上の高い回収率が得られ,カードで妥当な定性反応が示された. …
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- 微生物代謝阻害による体臭制御--キョウニンエキスのアンドロステノン発生抑制作用の解析
- 高遠液体クロマトグラフィーによるキョウニン水中のマンデルニトリルの定量
- 宮地 澄子,森田 多賀史,岡本 光美,二村 昭辰,後藤 滋夫,玉置 誠吾
- 病院薬学 13(1), 15-19, 1987-02-20
- Mandelonitrile in Apricot Kernel Water was studied by high-performance liquid chromatography using an octadecyl bonded stationary phase. According to the Kawai method, 0.5 ml of Apricot Kernel Water i …
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
キョウニン水
組成
禁忌
- ジスルフィラム、シアナミド、カルモフール、プロカルバジン塩酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
- 急性気管支炎に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難
- キョウニン水として、通常成人1日3mLを3〜4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
但し、極量として、1回2mL、1日6mLをこえないものとする。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- apricot seed、apricot kernel、Armeniacae Semen
- 日
- あんにん、キョウニン、きょうにん
- 関
- 杏水 杏仁水 キョウニン水
- 関
- 生薬
- 関
- アプリコットアーモンド、アミグダリン、杏、杏仁オイル、杏の種、苦扁桃、ホンアンズ、レアトリル、Amyddaloside、Amygdalus armeniaca、Armeniaca vulgaris、Bitter Apricot Kernel、Chinese Almond、Madelonitrile、Prunusarmeniaca、Prunus Kernel、Vitamin B17
- 杏の種から得たものが仁で、これを杏仁という。
- 青酸配糖体アミグダリン約3%、脂肪油30~50%を含有し、鎮咳去痰薬として漢方処方用薬に配合される。
- また、杏仁水の製造原料としても用いられる。
- アミグダリンは杏仁に含まれる酵素エムルシンの作用によってベンズアルデヒド、青酸を生成する。
- 大量投与により、悪心・嘔吐、めまい、頭痛、心悸亢進、過呼吸、チアノーゼなど青酸中毒を起こす。
- がんの治療薬として使われていることがあるが、杏仁、活性物質のアミグダリン、および抗がん剤のレアトリルはがん治療に無効と言われており、科学的根拠に乏しい。
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商品
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- 日
- りょうかんきょうみしんげにんとう
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- 関
- 漢方製剤、桂枝加厚朴杏仁湯
[★]
- 関
- 桂麻各半湯、漢方製剤
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- 英
- sea urchin、urchin
- 関
- ウニ類、ウニ綱、タコノマクラ