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オピセゾールコデイン
英
opisezol-codeine
カンゾウエキス
キキョウ流エキス
ジヒドロコデインリン酸塩
シャクヤクエキス
シャゼンソウエキス
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オピセゾールコデイン(製)(液)
オピセゾールコデインとは?効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる( おくすり110番:薬事典版)
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
鎮咳去痰剤
販売名
オピセゾールコデイン液
組成
有効成分・含量
1mL中
キキョウ流エキス 65mg
カンゾウエキス 3mg
シャゼンソウエキス 16mg
シャクヤクエキス 6mg
ジヒドロコデインリン酸塩 4.5mg
添加物
水アメ、サッカリンナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、安息香酸ナトリウム、エタノール、カラメル、赤色2号、pH調整剤
禁忌
重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる。]
重篤な肝障害のある患者[昏睡に陥ることがある。]
慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
本剤の成分及びアヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
効能または効果
次の疾患に伴う咳嗽及び喀痰喀出困難:
上気道炎、急性気管支炎
通常成人1日4〜6mLを3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
心機能障害のある患者[循環不全を増強するおそれがある。]
呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
肝・腎機能障害のある患者[代謝・排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。]
脳に器質的障害のある患者[呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。]
ショック状態にある患者[循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。]
代謝性アシドーシスのある患者[呼吸抑制を起こすおそれがある。]
甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者[呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。]
副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
薬物依存の既往歴のある患者[依存性を生じやすい。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
新生児、乳児(「小児等への投与」の項参照)
衰弱者[呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。]
前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者[排尿障害を増悪することがある。]
器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者[消化管運動を抑制する。]
痙攣の既往歴のある患者[痙攣を誘発するおそれがある。]
胆のう障害及び胆石のある患者[胆道痙攣を起こすことがある。]
重篤な炎症性腸疾患のある患者[連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。]
重大な副作用
依存性(頻度不明):
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。
また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、あくび、くしゃみ、流涙、発汗、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、振戦、全身の筋肉・関節痛、呼吸促迫等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、1日用量を徐々に減量するなど、患者の状態を観察しながら行うこと。
呼吸抑制(頻度不明):
呼吸抑制があらわれることがあるので、息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸、呼吸異常等があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。なお、ジヒドロコデインによる呼吸抑制には、麻薬拮抗剤(ナロキソン、レバロルファン等)が拮抗する。
錯乱(頻度不明):
錯乱があらわれるとの報告があるので、このような場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫(頻度不明):
無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫があらわれるとの報告がある。
麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸(頻度不明):
炎症性腸疾患の患者に投与した場合、麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸があらわれるとの報告がある。
薬効薬理
鎮咳作用(モルモット)
2)
キキョウ流エキスは鎮咳作用を示すが(ED
50
=906mg/kg i.p.)、シャゼンソウエキス、芍薬甘草湯エキスには認められない。しかし、これらを配合すると著明な相乗効果が認められる。(ED
50
=352mg/kg i.p.)。
ジヒドロコデインリン酸塩は強い鎮咳作用を示すが(ED
50
=6.9mg/kg i.p.)、上記生薬を配合するとさらに相乗効果が高まる(ED
50
=5.0mg/kg i.p.)。
去痰作用(ラット、モルモット)
3)
カンゾウエキスは去痰作用を示すが(10mg/kg p.o.で70%分泌増加)、キキョウ流エキス、シャクヤクエキス、シャゼンソウエキスには認められない。しかし、これらを配合すると著明な相乗効果が認められる(5mg/kg p.o.で90%分泌増加)。
有効成分に関する理化学的知見
キキョウ流エキス
赤褐色の液で、水にわずかに混濁して混和し、味は初め緩和で、後にえぐくて苦い。
カンゾウエキス
褐色〜黒褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は甘い。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
シャゼンソウエキス
濃褐色〜黒褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は苦く酸味がある。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
シャクヤクエキス
褐色〜赤褐色の軟エキスで、特異なにおいがあり、味は苦い。水に澄明又はわずかに混濁して溶ける。
ジヒドロコデインリン酸塩
一般名:
ジヒドロコデインリン酸塩(Dihydrocodeine Phosphate)
化学名:
(5
R
,6
S
)-4,5-Epoxy-3-methoxy-17-methylmorphinan-6-ol monophosphate
分子式:
C
18
H
23
NO
3
・H
3
PO
4
分子量:
399.38
性状:
白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品1.0gを水10mLに溶かした液のpHは3.0〜5.0である。
本品は光によって変化する。
★リンクテーブル★
リンク元
「
ジヒドロコデイン
」「
安息香酸ナトリウム
」「
鎮咳去たん剤
」「
キキョウ
」「
キキョウ流エキス
」
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コデイン
」
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ジヒドロコデイン」
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英
dihydrocodeine
化
リン酸ジヒドロコデイン
dihydrocodeine phosphate
、
ジヒドロコデインリン酸塩
dihydrocodeine phosphate
商
カフコデ
(
ジプロフィリン
、
ジヒドロコデイン
、dl-メチルエフェドリン、
ジフェンヒドラミン
、
アセトアミノフェン
、
ブロモバレリル尿素
)、
セキコデ
(
ジヒドロコデイン
、
エフェドリン
、
塩化アンモニウム
、
クロフェドリン
、
ライトゲン
、
ムコブロチン
、
ミゼロン
、
プラコデ
、
フステン
、
フスコブロン
、
ニチコデ
、
フスコデ
(
ジヒドロコデイン
、dl‐メチルエフェドリン、
クロルフェニラミン
)、
オピセゾールコデイン
(キキョウ流、
カンゾウ
、
車前草
、
シャクヤク
、
ジヒドロコデイン
)
関
モルフィン鎮痛薬
、
オピオイド受容体
。
コデイン
特徴
麻薬性中枢性鎮咳薬。
リン酸コデインより強い鎮咳・鎮痛作用を有し、特に鎮咳作用はリン酸コデインの2倍、呼吸抑制作用はモルヒネに比べて弱い。
鎮咳作用:
コデイン
の約2倍。
鎮痛作用:
コデイン
より強。
適応
鎮痛 →鎮痛薬
鎮静
鎮咳 →鎮咳薬
止潟
「
安息香酸ナトリウム」
[★]
英
sodium benzoate
商
LL配合シロップ小児用
、
アスベリン
、
アンナカ
、
オピセゾールA
、
オピセゾールコデイン
、
サリベート
、
ネオダルムゾル
、
ネオバルギン
、
ネオバルギンS
、
ネオバルギンUHD
、
ネオバルギン共成
、
ハッカ水
、
バムスターG75
、
バムスターS100
、
バムスターS130
、
バムスターS200
、
バルギンS2号
、
バルギンSゾル3号
、
パンビタン末
、
ヒダントールD配合
、
ファンギゾン
、
フラジール
、
ベゲタミン-A配合
、
ボレー
、
塩酸ブテナフィンクリーム
、
単シロップ
、
硫酸バリウム散
関
安息香酸
「
鎮咳去たん剤」
[★]
商品
アスベリン
アスワート
オピセゾールA
オピセゾールコデイン
キョウニン
コデインリン酸塩
サリパラ・コデイン
サリパラ液
ジヒドロコデインリン酸塩
セキコデ配合
フストジル
ブロチン
メジコン配合
メゼック配合
リン酸コデイン
リン酸ジヒドロコデイン
レスプレン
濃厚ブロチンコデイン配合
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キキョウ」
[★]
日
桔梗
商
十味敗毒湯エキス
、
防風通聖散料エキス
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オピセゾールコデイン
、
十味敗毒湯エキス
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キキョウ流エキス」
[★]
商
オピセゾールA
、
オピセゾールコデイン
「
コデイン」
[★]
英
codeine
同
メチルモルヒネ
methylmorphine
化
リン酸コデイン
コデインリン酸塩
codeine phosphate
codeini phosphas
、
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codeine sulfate
商
ブロチンコデイン
(
桜皮
、
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サリパラ・コデイン
関
モルフィン鎮痛薬
、
オピオイド受容体
。
ジヒドロコデイン
アヘンアルカロイド系麻薬
麻薬性鎮咳薬
薬理作用
鎮痛作用
: モルヒネの約l/6 (
鎮痙作用
はモルヒネの1/4)
鎮咳作用
呼吸抑制、悪心、便秘作用は弱い。
適応
鎮咳:
気管支炎
、
咽頭炎
、
喉頭炎
、
肺炎
等の咳。
乾性咳
に有効 (
湿性咳
には
去痰薬
を)
鎮痛
激しい下痢の抑制
慎重
前立腺肥大があると尿閉を来しやすいので使いづらい。 →
デキストロメトルファン
考慮
便秘 → 便秘になることを説明する。重症の便秘の人には使わない。
処方例
鎮咳薬
:リン酸コデインとして 60mg 分3