- 英
- Magnolia bark
- 関
- 厚朴
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/03/10 15:04:54」(JST)
[Wiki ja表示]
厚朴(こうぼく)とは生薬の一種。この生薬は、モクレン科の植物のホオノキ(学名Magnolia obovata、シノニムM. hypoleuca)、またはシナホオノキ(学名M. officinalis)の樹皮のことである。
日本薬局方に収録されており、収斂、利尿、去痰作用などがある。しかし、筋弛緩作用のある成分や運動神経の末梢を麻痺させるような成分も含まれているので多量の摂取は避けるべきである。
五積散(ごしゃくさん)、平胃散(へいいさん)、五苓散(ごれいさん)などの漢方方剤に配合される。
また、ホオノキの樹皮を和厚朴(わこうぼく)、シナホオノキの樹皮を唐厚朴(からこうぼく)と区別して扱うこともある。
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 未来へ森を(第18回)福島報告 受け入れを拒否されたコウボク 放射能は「検出限界以下」が必須 高性能洗浄機を製造して納品実現
- 漢方 : 私のこだわり処方(その20)柴朴湯(サイボクトウ) : 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)と小柴胡湯(ショウサイコトウ)の合方として、気の鬱滞を伴う症状にベストフィット 原田智浩氏 若葉ファミリー常盤平駅前内科クリニック院長(千葉県松戸市)
- 野菜病害に対する生薬抽出液の抗菌活性と生物検定による評価
Related Links
- 冷えや冷え性の生薬:厚朴(コウボク)はモクレン科ホウノキの幹や枝の皮を使う。腹部 膨満感や消化不良・嘔吐・悪心・下痢・喘息・咳嗽など消化器疾患だけでなく呼吸器疾患 にも使われる。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
〔東洋〕桂枝加厚朴杏仁湯エキス細粒
組成
- 本剤は、桂枝加厚朴杏仁湯の水製エキスに賦形剤(トウモロコシデンプン)を加えて製したものである。
本剤 7.5g 中
ケイシ 4.0g
日局シャクヤク 4.0g
日局タイソウ 4.0g
生ショウキョウ 4.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局コウボク 4.0g
日局キョウニン 4.0g
上記の混合生薬より抽出した桂枝加厚朴杏仁湯の水製エキス4.8gを含有する。
効能または効果
- 身体虚弱なもののせき
- 通常 大人 1日 3回 1回 2.5g(1包)を空腹時経口投与 年齢症状により適宜増減する。
重大な副作用
偽アルドステロン症
- 低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定など)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
ミオパシー
- 低カリウム血症の結果としてミオパシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 五積散、漢方製剤
[★]
- 関
- 漢方製剤、九味檳ろう湯
[★]
- 関
- 漢方製剤、胃苓湯
[★]
- 関
- 茯苓飲合半夏厚朴湯、漢方製剤
[★]
- 関
- 通導散、漢方製剤