- 英
- isophane insulin
- 関
- NPHインスリン
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ヒト二相性イソフェンインスリン水性懸濁製剤の含量均一性についてのバリデーション
- 駒田 富佐夫,奥田 祐子,大保 道子,松林 照久,畑中 久勝,谷川原 祐介,奥村 勝彦
- 薬剤学 57(4), 190-196, 1997-12-20
- NAID 10011007199
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- インスリンリスプロ混合製剤), 混合型、ミックス25製剤は超速攻型25:中間型75、 ミックス50製剤は超速攻型50:中間型50. ペンフィル○R ノボリン○R イノレット○R ヒューマカート3/7 (生合成ヒト二相性イソフェンインスリン水性懸濁), 混合型、10R は ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ヒューマリン3/7注カート
組成
形態:
成分・含量
(1カートリッジ中):
成分・含量
(1カートリッジ中)
添加物:
- プロタミン硫酸塩 0.73mg
酸化亜鉛 適量
濃グリセリン 48mg
m-クレゾール 4.8mg
液状フェノール 2.2mg
リン酸水素二ナトリウム七水和物 11.3mg
pH調節剤 適量
含有比:
- 速効型水溶性インスリン:中間型イソフェンインスリン=3:7
禁忌
- 低血糖症状を呈している患者
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。
糖尿病以外にも耐糖能異常、尿糖陽性等、糖尿病類似の症状を有する疾患(腎性糖尿、甲状腺機能異常等)があることに留意すること。
- 本剤は速効型水溶性インスリンと中間型イソフェンインスリンの混合製剤である。
通常、成人では1回4〜20単位を1日2回、朝食前と夕食前30分以内に万年筆型注入器を用いて皮下注射する。なお、1日1回投与のときは朝食前に皮下注射する。投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、維持量は通常1日4〜80単位である。
- 適用にあたっては本剤の作用時間、1mL当たりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。
慎重投与
- インスリン需要の変動が激しい患者
- 手術、外傷、感染症等の患者
- 妊婦[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
- 次に掲げる低血糖を起こしやすい患者又は状態
- 重篤な肝又は腎機能障害
- 脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
- 下痢、嘔吐等の胃腸障害
- 飢餓状態、不規則な食事摂取
- 激しい筋肉運動
- 過度のアルコール摂取者
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 血糖降下作用を増強する薬剤との併用[「相互作用」の項参照]
- 低血糖を起こすと事故につながるおそれがある患者(高所作業、自動車の運転等の作業に従事している患者等)
- 自律神経障害の患者[アドレナリンの欠乏により低血糖の自覚症状が明確でないことがある。]
重大な副作用
- 低血糖:低血糖(脱力感、倦怠感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、痙攣、意識障害(意識混濁、昏睡)等)があらわれることがある。
なお、徐々に進行する低血糖では、精神障害、意識障害等が主である場合があるので注意すること。また、長期にわたる糖尿病、糖尿病性神経障害、β-遮断剤投与あるいは強化インスリン療法が行われている場合では、低血糖の初期の自覚症状(冷汗、振戦等)が通常と異なる場合や、自覚症状があらわれないまま低血糖あるいは低血糖性昏睡に陥ることがある。
低血糖症状が認められた場合には通常はショ糖を経口摂取し、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはブドウ糖を経口摂取すること。
経口摂取が不可能な場合はブドウ糖を静脈内に投与するか、グルカゴンを筋肉内又は静脈内投与すること。低血糖は臨床的にいったん回復したと思われる場合にも後で再発することがあるので、経過観察を継続して行うことが必要である。
- アナフィラキシーショック(0.1%未満)、血管神経性浮腫(頻度不明):アナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下、頻脈、発汗、全身の発疹等)、血管神経性浮腫があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
血糖降下作用
- ウサギ血糖による定量法により血糖降下作用が認められ、その力価は約27〜28単位/mgであった。
- 健康成人男子にヒューマリンR注は0.1単位/kgを、ヒューマリンN注は0.2単位/kgをそれぞれ1回皮下注射した結果、いずれの試験においても、血糖降下作用が認められた3)。
作用機序
- 下記の作用の結果として血糖が降下する4)。
- 肝臓におけるブドウ糖新生の抑制
- 肝臓、筋肉におけるグリコーゲン合成の促進
- 肝臓における解糖系の促進
- 培養ヒトリンパ球細胞、ラット脂肪細胞、ラット肝細胞膜におけるインスリンレセプターに対する結合、ラット脂肪細胞へのブドウ糖取り込み作用が認められた(in vitro)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ヒトインスリン(遺伝子組換え)(JAN)[日局]
Insulin Human(Genetical Recombination)
分子式:
分子量:
- 5807.57
- 白色の粉末である。水又はエタノール(95)にほとんど溶けない。0.01mol/L塩酸試液又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。吸湿性である。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- intermediate-acting insulin
- 関
- NPHインスリン、イソフェンインスリン=?中間型NPHインスリン
[★]
ヒトインスリン(溶解インスリン)、イソフェンインスリン
- 関
- その他のホルモン剤
[★]
イソフェンインスリン、インスリン
- 関
- その他のホルモン剤
[★]
- 英
- NPH insulin
- 関
- イソフェンインスリン
[★]
イソフェンインスリン
- 関
- NPH insulin
[★]
- 英
- insulin (Z)
- 同
- immunoreactive insulin IRI ← ELISAを利用して定量されるインスリン(臨床検査医学)
- 関
- インスリン製剤、インスリン受容体
- レギュラーインスリン、1型インスリン
分類
性状
産生組織
- プレプロインスリンの生合成@粗面小胞体 → プレプロインスリン -(切断@小胞体)→ プロインスリンはゴルジ体に輸送 -(切断@ゴルジ体小胞体)→ インスリン
標的組織
作用
- 全般的な傾向として、同化作用↑、異化作用↓(糖新生↓)
-
- 肝臓・筋肉でNa-Kポンプを活性化(PT. 482)。Na/H交換体、Na-K-2Cl共輸送体、Na/K-ATPaseを活性化。
- 高カリウム血症の治療にはインスリン&グルコースの投与
- 肝細胞でグリコーゲン合成↑
- アミノ酸取り込み↑→タンパク質合成↑
- 脂肪合成↑
- 脂肪分解↓
分泌の調節
-
- 細胞外K濃度↑→膵臓β細胞脱分極→インスリン分泌↑
-
- 細胞外K濃度↓→膵臓β細胞再分極→インスリン分泌↓
分泌機構
- 1. グルコース→解糖系→ATP↑→KATP閉鎖→脱分極→VDCC解放→[Ca2+]i↑→インスリン開口分泌*2a. ペプチドホルモン→Gsα活性化→AC↑→cAMP↑→PKA↑→インスリン開口分泌
- 2b. ノルアドレナリン→Giα活性化→AC↓→cAMP↓→PKA↓→インスリン分泌抑制
- 3. アセチルコリン→PLC活性化→
→IP3↑→[Ca2+]i↑→インスリン開口分泌
→DAG↑→PKC活性化→インスリン開口分泌
作用機序
臨床関連
- インスリン作用不足による代謝障害
- 血漿中:ブドウ糖↑、アミノ酸↑、遊離脂肪酸↑、ケトン体↑
- →インスリン抵抗性
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3