- 英
- hip dislocation, dislocation of the hip
- ラ
- luxatio coxae
- 関
- 先天性股関節脱臼、発育性股関節形成不全
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/06 10:34:45」(JST)
[Wiki ja表示]
|
舞台公演については「コカンセツ!」をご覧ください。 |
股関節(こかんせつ)は寛骨臼と大腿骨頭よりなる球関節(関節部分が球形(股関節の他に肩関節))であり、荷重関節(体重などがかかる関節(他に膝関節など))である。大腿骨頭は半球を上回る球形で、寛骨臼は深く大腿骨頭を収納するように形成されている。また、大腿骨頭が容易に脱臼できない仕組みになっている。
組織[編集]
股関節を構成する人体の組織には、以下の様な物がある。
骨[編集]
靭帯[編集]
- 腸骨大腿靭帯
- 恥骨大腿靭帯
- 坐骨大腿靭帯
- 寛骨臼横靭帯
- 輪帯
- 大腿骨頭靭帯
筋肉[編集]
- 大腿直筋
- 縫工筋
- 腸腰筋
- 薄筋
- 恥骨筋
- 長内転筋
- 短内転筋
- 大内転筋
- 小内転筋
- 外閉鎖筋
- 内閉鎖筋
- 梨状筋
- 大腿方形筋
- 大腿筋膜張筋
- 小殿筋
- 中殿筋
- 大殿筋
- 大腰筋
- 腸骨筋
病気[編集]
股関節に起こる主な病気には以下のようなものがある。
- 先天性股関節脱臼
- 股関節亜脱臼障害
- 変形性股関節症
- ベルテス病
- 特発性大腿骨頭壊死症
- 大腿骨頭辷り症
- 単純性股関節炎
- 急性化膿性股関節炎
- 結核性股関節炎
- 色素性絨毛結節性滑膜炎
- 股関節周辺滑膜包炎と石灰化腱炎
- 特発性一過性大腿骨頭萎縮症
- 急速破壊型変形性股関節症
- 臼蓋形成不全
- 股関節唇損傷
関連項目[編集]
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 植木 貴之,尾上 英俊,中村 厚彦,森 俊,廣田 高志,大久保 昭史郎
- 整形外科と災害外科 64(2), 291-294, 2015
- … 股関節脱臼骨折及び大腿骨骨幹部骨折は,転落や交通外傷などの高エネルギー外傷が原因となるものが多い.今回我々はスケートボード中に受傷した下肢外傷の2例を経験したので報告する.【症例1】37歳,男性.スケートボードでジャンプした際に着地に失敗し受傷.単純X線にて右大腿骨骨幹部骨折を認め,受傷5日目に髄内釘による骨接合術を行った.【症例2】39歳,男性.スケートボード中にバランスを崩して転倒 …
- NAID 130005071277
- 廣田 高志,尾上 英俊,中村 厚彦,森 俊,大久保 昭史郎,植木 貴之
- 整形外科と災害外科 64(1), 126-128, 2015
- 股関節後方脱臼骨折は整復後の大腿骨頭壊死や変形性股関節症の発生が問題となる.今回当科で股関節後方脱臼骨折に対し骨接合術を行った症例について検討したので報告する.2000年4月~2012年12月までに股関節後方脱臼骨折に対し骨接合術を行い1年以上経過観察可能であった13例を対象とした.全例男性で受傷時年齢は17~73歳(平均46歳),術後経過観察期間は1年~5年2か月(平均2年4か月)であった.骨折 …
- NAID 130005071234
- 人工骨頭の反復性脱臼に対してDual bearingカップを用いた再置換の治療経験
- 田籠 泰明,針 秀太,加来 信広
- 整形外科と災害外科 64(1), 79-83, 2015
- … 症例:72歳,女性.平成9年に両大腿骨頭壊死症に対して左右の人工骨頭置換術が時期を隔てて施行された.術後入院中に右股関節脱臼を発症し,その後は1年に1回の頻度で脱臼を繰り返していた.術後16年経過をしたが,最近の1年間でも右股関節は2回の脱臼を経験した.脱臼を生じにくい安定した股関節を獲得するため,再置換術を行う方針となった.本症例の問題点として,全身的には高齢で膠原病や軽度の認知症な …
- NAID 130005071222
Related Links
- gooベビー「先天性股関節脱臼 [赤ちゃんの病気対策]」についてのページです。赤ちゃん の月齢別の情報、子育て・育児の悩み、病気、予防接種、離乳食レシピ等を詳細にご 紹介しています。特集コラムや掲示板も充実しています。
- 先天性股関節脱臼は女の子に多く見られる病気です。 あまり知られていませんが、今も 、どこかで多くの子供たちと、その家族が闘っています。 この病気を多くの方に知って いただきたい、そして、今現在悩んでいる多くの方々に正しい情報を提供したい。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 74歳の女性。右股関節部の運動痛と起立不能とを主訴に来院した。本日、自宅玄関の段差につまずいて転倒し、動けないところを家族が発見し救急外来を受診した。昨日までは手押し車を押して近所まで買い物に行くことが可能であった。意識は清明。右下肢以外の自動運動は可能である。座位では疼痛は少ないが、右股関節を内外旋させると疼痛が強い。支えても立位をとることはできない。四肢反射の亢進はなく、感覚障害を認めない。両股関節エックス線写真(別冊No.21)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I065]←[国試_107]→[107I067]
[★]
- 77歳の女性。自宅の玄関で倒れているところを家人に発見され、痛みで立ち上がれないため救急車で搬入された。意識は清明。心拍数 92/分、整。血圧170/100 mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。右股関節を動かすと痛がる。右下肢に腫脹を認めず圧痛もはっきりしない。上肢の筋力低下を認めない。四肢の腱反射は正常。感覚の左右差はない。いつもは200m先のコンビニエンスストアまで杖をついて買い物に行っていたという。股関節エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111H021]←[国試_111]→[111H023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G118]←[国試_098]→[098G120]
[★]
- 英
- developmental dysplasia of the hip DDH
- 関
- 股関節脱臼
概念
- 解剖学的な形成不全などにより将来股関節脱臼に至りうる股関節からすでに脱臼している股関節を含めた病態の総称
疫学
- SOR.513
病因
疑わせる身体所見
乳幼児期
- 脚長差
- 向き癖
- 大腿皮膚溝の左右差:仰臥位とし臀部を見る → 脱臼により患肢の短縮が起こり、余分な皮膚により溝が深くなる。
- [show details]
身体検査
- SOR.514
検査
- 両股関節単純正面X線写真
- 関節造影
- MRI
- 超音波エコー
治療
- 新生児期:経過観察(向き癖、おむつ、抱き方の指導) → ほとんどの症例で正常股に発達。
- 乳児期:
- 幼児期: → 高度の臼蓋形成不全、大腿骨頚部変形が存在する
参考
- 1. [charged] Clinical features and diagnosis of developmental dysplasia of the hip - uptodate [1]
国試
[★]
- 英
- traumatic dislocation
- 関
- 股関節脱臼、脱臼
[★]
- 英
- congenital dislocation of hip joint CDH
- ラ
- luxatio coxae congenita LCC
- 関
- 股関節脱臼、発育性股関節形成不全
疫学
身体所見
[show details]
国試
[★]
- 同
- traumatic dislocation of the hipjoint
[★]
- 日
- こかんせつ
- 英
- hip joint (K)
- ラ
- articulatio coxae
- 関
- 股関節の筋
血管 (M.354)
臨床関連
身体診察
[★]
- 英
- joint joints, synovial joints
- ラ
- juncturasynovialis, articulationes synoviales
- 同
- 滑膜性の連結 synovial joint junctura synovialis
種類
[★]
- 英
- dislocation, luxation
- ラ
- luxatio