- 関
- 総合感冒剤
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- 小児用ペレックス配合顆粒(熱、せき、鼻水などのかぜの症状をやわらげるお薬です。 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します
- 成分(一般名) : 複合感冒薬(小児用) 製品例 : 小児用ペレックス配合顆粒 ・・その他(ジェネリック) & 薬価 区分 : 総合感冒剤/鎮咳,抗ヒスタミン,解熱配合剤/感冒剤(小児用)
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
小児用ペレックス配合顆粒
組成
成分・含量
- 1g中
サリチルアミド 45mg
アセトアミノフェン 25mg
無水カフェイン 5mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.5mg
添加物
- 乳糖水和物、精製白糖、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、赤色2号、黄色5号、香料、グリセリン、バニリン
禁忌
- 本剤の成分又はサリチル酸系製剤(アスピリン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
- 消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍が悪化するおそれがある。]
- アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
- 緑内障の患者[抗コリン作用により緑内障が悪化するおそれがある。]
- 下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用により排尿障害が悪化するおそれがある。]
- 重篤な肝障害のある患者[本剤中のアセトアミノフェンにより肝障害が悪化するおそれがある。]
効能または効果
- 鼻汁、鼻閉、咽・喉頭痛、咳、痰、頭痛、関節痛、筋肉痛、発熱
- 通常、1回2〜4歳は1g、5〜8歳は2g、9〜12歳は3gを1日3〜4回服用する。
なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害又は腎障害のある患者[アセトアミノフェンの代謝が遅延し、これらの障害が悪化するおそれがある。]
- 出血傾向のある患者[血小板機能異常があらわれ、出血傾向が悪化するおそれがある。]
- 気管支喘息の患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
- アルコール多量常飲者[肝障害があらわれやすくなる。](「相互作用」の項参照)
- 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン欠乏、脱水症状のある患者[肝障害があらわれやすくなる。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状:
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎:
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、無顆粒球症:
- 再生不良性貧血、無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
喘息発作の誘発:
間質性肺炎:
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸:
- 劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性腎炎、急性腎不全:
- 間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症:
- 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- サリチルアミド及びアセトアミノフェンは中枢性放熱促進による解熱作用、中枢性(疼痛閾値)あるいは末梢性(浮腫)抑制等による鎮痛作用があり、また、クロルフェニラミンマレイン酸塩はアレルギーや炎症反応に関与するヒスタミンに拮抗的に作用するとされている。33)
小児用ペレックス配合顆粒はこれにカフェインを配合した感冒剤であり、サリチルアミドとアセトアミノフェンの併用による相乗効果(マウス)、更にカフェインとクロルフェニラミンマレイン酸塩配合による効果増強(マウス、ヒト)が確認されている。1,34)
有効成分に関する理化学的知見
サリチルアミド
一般名
化学名
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、プロピレングリコールにやや溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、水又はクロロホルムに溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
アセトアミノフェン
一般名
化学名
- N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(95)に溶けやすく、水にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
無水カフェイン
一般名
- 無水カフェイン(Anhydrous Caffeine)
化学名
- 1,3,7-Trimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の結晶又は粉末で、においはなく、味は苦い。クロロホルムに溶けやすく、水、無水酢酸又は酢酸(100)にやや溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくい。1.0gを水100mLに溶かした液のpHは5.5〜6.5である。
クロルフェニラミンマレイン酸塩
一般名
- クロルフェニラミンマレイン酸塩(Chlorpheniramine Maleate)
化学名
- 3(RS)-3-(4-Chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropylamine monomaleate
分子式
分子量
融点
性状
- 白色の微細な結晶である。酢酸(100)に極めて溶けやすく、水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。希塩酸に溶ける。水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- salicylamide
- 商
- LL配合、PL配合、サラザック配合、サリチルアミド、セラピナ配合、トーワチーム配合、ネオアムノール配合、ピーエイ配合、ペレックス配合、マリキナ配合、小児用ペレックス配合、幼児用PL配合
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬
- 2-hydroxybenzamide。
- 組成式:C7H7NO2。
- サリチル酸系の非ステロイド系抗炎症薬。
- 現在、単剤では流通しておらず、配合剤として使われている。
- 同じサリチル酸系のアスピリンと比較すると弱い。
- 作用機序は非ステロイド性抗炎症薬と同様にプロスタグランジン生合成阻害による。
[★]
- 商
- LL配合シロップ小児用、PL配合、アンナカ、カフェイン 、キョーリンAP2配合、クリアミン配合、サラザック配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、ネオアムノール配合、ピーエイ配合、ヒダントールD配合、ペレックス配合、マリキナ配合、ミグレニン 、ラコールNF配合、ラコール配合、安息香酸ナトリウムカフェイン 、小児用ペレックス配合、無水カフェイン 、幼児用PL配合
- 関
- カフェイン
[★]
- 英
- anhydrous caffeine
- 商
- LL配合、PL配合、キョーリンAP2配合、クリアミン配合、サラザック配合、セラピナ配合、トーワチーム配合、ネオアムノール配合、ピーエイ配合、ペレックス配合、マリキナ配合、小児用ペレックス配合、無水カフェイン、幼児用PL配合
- 関
- カフェイン
[★]
- 関
- 感冒
商品
[★]
- 英
- compound、combination、mixture、compound
- 関
- 化合物、組み合わせ、混合、混合物、コンパウンド、複方、併用、化合、合併、コンビネーション、組合せ
[★]
サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン、クロルフェニラミンマレイン酸塩(クロルフェニラミン)
- 関
- 総合感冒剤
[★]
アセトアミノフェン、カフェイン、クロルフェニラミン、サリチルアミド
[★]
- 英
- child、children、infantum
- 関
- 子供、小児用、子
[★]
- 英
- child
- 関
- 子供、小児、子