- 関
- リハビリテーション
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9E%E5%BE%A9%E6%9C%9F%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
- http://www.rehabili.jp/index2.html
国試
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回復期リハビリテーション(かいふくきリハビリテーション、英語: recovery rehabilitation)とは、いわゆる急性期を脱し在宅復帰を目指すために行われるリハビリテーションのこと。
目次
- 1 概要
- 2 回復期リハビリテーション病棟
- 3 入院できる疾患
- 4 2008年の改定
- 5 選択のポイント
- 6 病院経営について
- 7 関連項目
- 8 脚注
- 9 外部リンク
概要
リハビリテーションは、急性発症する傷病(脳卒中など)においてはその時期により急性期、回復期、維持期(生活期)、終末期に分けられる。[1]
各ステージごとのリハビリテーション医療[1]
- 急性期 - 疾患・リスク管理、廃用症候群の予防。
- 回復期 - 疾患・リスク管理に留意、ADLの改善が中心、自宅復帰が目標、各種の訓練を集中的に。
- 維持期(生活期) - 体力や活動の維持・改善、生活環境の整備、参加の促進、介護負担の軽減などに努め、自立生活を支援。
- 終末期 - 加齢や障害のため自立が期待できず、自分の力で身の保全をなし得ない人びとに対して、最期まで人間らしくあるよう医療、看護、介護とともに行うリハビリテーション活動。
2000年(平成12年)4月、回復期リハビリテーション病棟が医療保険に創設される。[1]
回復期リハビリテーション病棟
日本における医療供給体制は病床数が欧米諸国と比較して供給過多のため、急性期病床削減による稼働率アップによる医療資源の有効活用と、患者を療養型病床群に入院することによる医療費の拡大を抑制し在宅復帰を目指すため2000年に新設された病棟。但し、脳卒中や大腿部骨折、廃用症候群などある程度限定された患者が入院し、リハビリ医や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)らの支援で集中的な訓練に取り組む病床。全国回復期リハビリテーション病院協議会によれば、2007年現在、届出病床数(累計)42,174床 937病棟となっている。
入院できる疾患
- 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態。入院までの日数2か月以内、算定期間150日。
- 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症又は手術後。入院までの日数2か月以内、算定期間180日。
- 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節、2 肢以上の多発骨折の発症又は手術後。入院までの日数2か月以内、算定期間90日。
- 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後。入院までの日数2か月以内、算定期間90日。
- 大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後。入院までの日数2か月以内、算定期間60日。
となっている。
2008年の改定
2000年以降、一般病床や療養型病床から回復期に変更する病院が増えたため、2008年診療報酬改正で、医療費抑制に枠が定められた。それは、自宅復帰率60%以上。重症度の高い患者15%以上をクリアしないと、入院基本料が削減されることとなった。また重症患者回復病棟加算が加われば、1日につき50点が上乗せされるが、これは、2008年度診療報酬改定での、特殊疾患病棟入院料と障害者施設等入院基本料の算定要件だった「重度の肢体不自由児(者)または脊髄損傷等の重度障害者」から、脳卒中患者らが10月から除外されることが要因と考えられる。
選択のポイント
回復期リハビリテーション病棟の場合、リハビリ専門医の充実が1つの大きな指標となる。また理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、リハビリ看護師の役割も非常に重要である。リハビリを行う時間(単位)数が1つの指標となる。行っているリハビリの内容にも病院ごとで多少の差違があるため、吟味が必要である。
1日何単位のリハビリを行うのか。リハビリの休日はあるのかなどが重要になる。最近の回復期リハビリテーション病院では、土日祝日休みなしのリハビリを行い、早期社会復帰を目指している。回復期リハビリテーション病棟では患者1人に対し1日に9単位までリハビリテーションを行える。つまりは1単位が20分である事より、最大180分(3時間)までリハビリテーションを実施できる。病院の施設基準や人員配置、疾患等によって異なるが、各加算等を除き1単位(20分)80点から245点である(1点=10円)。昨今の改正により、回復期リハビリテーション病棟入院料については入院患者の自宅復帰率や重症患者受け入れ率により区分(回復期リハビリテーション病棟入院料1,2)があるものの、実質引き上げとなり一定の評価を受けている。また365日リハビリテーションを実施する事や、患者1人に対し6単位以上の充実したリハビリテーションを実施する事が評価され、点数が加算される事となった。これらの事より、手厚い人員配置と提供体制による充実したリハビリテーションが実施提供される事が望まれているといえる。また、リハビリテーションを実施提供するセラピスト側については、1週間に108単位(1日最大24単位まで)までしかリハビリテーションを実施しても算定できないという制限がある。
行われているリハビリテーションの内容については、各リハビリテーション病院ホームページなどで確認することが望ましい。中には、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターや藤田保健衛生大学七栗サナトリウムのように、大学病院の特色を生かしたリハビリテーションを行っている病院も存在する。
病院経営について
2000年に制定されたこの制度であるが、当初は、2003年に療養型病床入院料が大幅に削減され、一般病床との役割区分が明確化されたことがある。近年では、障害者施設からの転換も増大に大きく寄与している。但し近年、急性期病院におけるケアが充実し急性期リハビリが行われることなどにより、重症度の高い患者が少なくなってきている点も指摘されている。今後は淘汰の時代が始まると予想されている。最近では、初台リハビリテーション病院や千里リハビリテーション病院といった、入院患者へのアメニティとリハビリテーションの強化を図る病院も登場している。急性期病院よりも、平均在院日数が平均2か月に及ぶ回復期リハビリテーション病院の方が、よりアメニティの充実が求められている。但し患者の経済状況から受けることのできるサービスの違いが露呈してきているとの指摘もある。病院経営にとっても、厳しい環境に立たされている。
関連項目
- リハビリテーション
- 国際生活機能分類
- 医療
- 医療法
脚注
- ^ a b c 「介護職員初任者研修テキスト 第2巻 人間と社会・介護 1」 初版第4刷 p.300 一般財団法人 長寿社会開発センター 発行 介護職員関係養成研修テキスト作成委員会 編集
外部リンク
- 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
- 全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会
- リハビリテーション点数改定の概要
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Japanese Journal
- 回復期リハビリテーション病棟入院料のマネジメント (特集 変わりゆく「施設基準」を読む : 2025年改革と診療報酬・施設基準の近未来像) -- (「施設基準」完全攻略マネジメント術 : 株式会社メディヴァ)
- 月刊保険診療 = Journal of health insurance &medical practice 70(4), 42-45, 2015-04
- NAID 40020438301
- 復職・再就労した脳卒中患者が急性期・回復期リハビリテーション病院に望むこと : 就労支援の視点から (第9回研究発表会)
- 回復期リハビリテーション病棟における外出・外泊に関するスタッフの意識調査 (第9回研究発表会)
- 高齢者に対する脊椎手術後のリハビリテーションについての注意点 (特集 高齢者の脊髄障害)
- 三上 靖夫,池田 巧,沢田 光思郎 [他]
- Monthly book medical rehabilitation (181), 51-58, 2015-03
- NAID 40020438252
Related Links
- (ご注意) 当サイトに掲載またはリンクしている書式において、平成24年9月までに発せられた案内文書は「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会発名」となっておりますが、当協会が事業の継承をしておりますので発名を ...
- 〒110-0015 東京都台東区東上野1-28-9 キクヤビル5階 TEL.03-5816-8061 FAX.03-5816-8063 E-mail. kaifukuki@rehabili.jp ... リハ病棟をお探しの患者さまやご家族の皆さまへ 回復期リハビリテーション病棟とは 大きな病気や怪我をすると ...
- 当院の回復期リハビリテーション病棟は、回復期リハ制度が創設された半年後の2000年11月に神奈川県で最も早く開設され、以後もパイオニアとして運営しています。
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 78歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴 普段どおり起床し、特に変わった様子はなかった。8時ころ外出した妻が昼過ぎに帰宅し、床に倒れている患者を発見した。意識がもうろうとしており、救急車を要請し救命救急センターに搬入された。
- 既往歴 75歳で慢性心不全、心房細動、高血圧。
- 生活歴 2世帯住宅で1階に妻と二人暮らし。
- 現 症 意識レベルはJCS II-10。体温37.1℃。脈拍72/分、不整。血圧182/94mmHg。心尖部に3/6度の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経学的所見で顔面を含む重度の左片麻痺を認める。
- 検査所見 心電図で心房細動を認める。頭部MRIの拡散強調像で右中大脳動脈(MCA)領域の高信号域を認める。
- 経過 妻の話から、発症から受診までの時間経過は不明と判断した。t-PAは使用せず、保存的治療を行った。入院後4日に意識状態は徐々に改善し、意識レベルはJCS I-3 全身状態も落ち着いていたため一般病棟に移動となった。脳梗塞再発予防の目的でワルファリン投与が開始された。1週後に2度日の家族面談が予定されている。
- 回復期リハビリテーション病棟でのリハビリテーションは順調に進み、屋内歩行は遠位見守り、屋外移動は車椅子介助が必要である。食事、整容は自立している。更衣、トイレ動作は軽介助、入浴は介助レベルとなった。本人、家族とも自宅退院を強く希望している。退院準備として必要がないのはどれか。
- a 家族に介助の仕方を指導する。
- b 日中2時間の安静を本人に指示する。
- c ワルファリンの投与量を最終決定する。
- d 自宅を訪問して改修プランを提示する。
- e 多職種によるカンファレンスを開催する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B060]←[国試_104]→[104B062]
[★]
- 次の文を読み、59-61の問いに答えよ。
- 78歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴 普段どおり起床し、特に変わった様子はなかった。8時ころ外出した妻が昼過ぎに帰宅し、床に倒れている患者を発見した。意識がもうろうとしており、救急車を要請し救命救急センターに搬入された。
- 既往歴 75歳で慢性心不全、心房細動、高血圧。
- 生活歴 2世帯住宅で1階に妻と二人暮らし。
- 現 症 意識レベルはJCS II-10。体温37.1℃。脈拍72/分、不整。血圧182/94mmHg。心尖部に3/6度の収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経学的所見で顔面を含む重度の左片麻痺を認める。
- 検査所見 心電図で心房細動を認める。頭部MRIの拡散強調像で右中大脳動脈(MCA)領域の高信号域を認める。
- 経過 妻の話から、発症から受診までの時間経過は不明と判断した。t-PAは使用せず、保存的治療を行った。入院後4日に意識状態は徐々に改善し、意識レベルはJCS I-3 全身状態も落ち着いていたため一般病棟に移動となった。脳梗塞再発予防の目的でワルファリン投与が開始された。1週後に2度日の家族面談が予定されている。
- 入院後14日に回復期リハビリテーション目的で1週後に転院と決まった。転院までに主治医が行うべきことはどれか。 3つ選べ。
- a ADLの最終確認を行う。
- b 診療情報提供書を作成する。
- c 身体障害者診断書を作成する。
- d ソーシャルワーカーに転院時の家族支援を依頼する。
- e 本人と家族へリハビリテーションの最終ゴールを説明する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B059]←[国試_104]→[104B061]
[★]
- a. 疾病の急性期には行わない。
- b. 理学療法に医師の処方は不要である。
- c. 生活の場を想定してプログラムを立てる。
- d. 自立できない重度障害者は対象とならない。
- e. 退院後の機能訓練を回復期リハビリテーションという。
[正答]
※国試ナビ4※ [103B033]←[国試_103]→[103B035]
[★]
- habilitation
- 英
- rehabilitation
- 同
- 社会復帰、更生、更生指導、回律指導、回律訓練
- 関
ICFモデルに基づく介入
- 残存機能の強化
- 日常生活動作の訓練(残存能力の応用による機能障害の克服)
- 補助具の仕様(義肢、装具、杖、車椅子)
- 家屋の改造
- 周囲の人間の意識の変化
- 教育の機会の確保
- 職業的自立の援助
- 経済的自立の保証
- 社会参加、レクリエーションへの援助
- 生活環境の整備
国試
- 急性期のリハビリは肺葉症候群を避け、なるべく早く離礁させるためのリハビリを行う。また、脳血管障害に合併することが多い嚥下障害に対して、誤嚥性肺炎や脱水を避けるために摂食・嚥下の評価を行う。(QB.J-36)
[★]
- 英
- recovery、restoration、resolution、reversal、restitution、amelioration、recover、restore、return、regain、ameliorate、resolve、recuperate
- 関
- 解決、回収、回収率、解像度、寛解、帰還、逆転、再建、再建術、修復、反転、復旧、分解、分解能、分割、分離、戻る、戻す、返る、返す、消散、復活、取り戻す
- DNA修復
[★]
- 関
- 回復期患者、recovery period、convalescence、convalescent
[★]
リハビリテーション