- 68歳の男性。前日から言語障害と歩行障害とが生じ入院した、意識は清明。右不全片麻痺を認め、右上下肢はわずかに屈伸できる。入院後の頭部単純CTで左大脳半球に低吸収域がある。第5病日となり合併症もない。リハビリテーション開始時に適切なのはどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
い。胸部聴診ではラ音を認めない。皮下気腫はない。腹部は平坦。左側腹部に圧痛を伴う10cmの腫瘤を触知する。腸雑音は弱い。尿所見:肉眼的血尿、蛋白2+、糖(-)、沈渣に赤血球無数/1視野、白血球2~3/1視野。血液所見:赤血球250万、Hb7.0g/dl、Ht24%、白血球9,500、血小板18万。腹部造影CTを以下に示す。まず安静を指示し、輸血を行った。
- (1) 腹膜透析カテーテル挿入
- (2) 経皮的腎瘻カテーテル挿入
- (3) 尿道留置カテーテル挿入
- (4) 左腎動脈枝塞栓術
- (5) 内シャント造設術
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
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[★]
- 26歳の男性。スキーで転倒し、診療所に搬送された。意識は清明で会話は可能である。強い頚部痛と両上肢のしびれ感とを訴え、軽度の四肢運動麻痺を認める。まず行うべき処置はどれか。
- a. 頚部冷却
- b. 気道確保
- c. 鎮痛薬投与
- d. 頭部安静固定
- e. 頚椎徒手整復
[正答]
※国試ナビ4※ [096I044]←[国試_096]→[096I046]
[★]
- habilitation
- 英
- rehabilitation
- 同
- 社会復帰、更生、更生指導、回律指導、回律訓練
- 関
ICFモデルに基づく介入
- 残存機能の強化
- 日常生活動作の訓練(残存能力の応用による機能障害の克服)
- 補助具の仕様(義肢、装具、杖、車椅子)
- 家屋の改造
- 周囲の人間の意識の変化
- 教育の機会の確保
- 職業的自立の援助
- 経済的自立の保証
- 社会参加、レクリエーションへの援助
- 生活環境の整備
国試
- 急性期のリハビリは肺葉症候群を避け、なるべく早く離礁させるためのリハビリを行う。また、脳血管障害に合併することが多い嚥下障害に対して、誤嚥性肺炎や脱水を避けるために摂食・嚥下の評価を行う。(QB.J-36)