- 英
- pharyngolaryngeal neurosis
- 関
- 咽喉頭異常感症
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咽喉頭異常感症
ICD-10 |
F45.8 |
ICD-9 |
300.11 |
DiseasesDB |
31559 |
MeSH |
D003291 |
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)とは、咽喉頭部や食道の狭窄感、異物感、不快感などを訴えるが検査値の異常や器質的病変がみられないものをいう[1][2]。耳鼻科領域では、咽喉頭異常感症と呼ばれるが、内科領域で「ヒステリー球」(英:Globus hystericus、あるいはヒステリー球症候群(英:Globus syndrome))と呼称される疾患と概念的に同じものである[2][3]。他に「咽喉頭食道異常感症」、「咽喉頭神経症」と呼称される場合があり[4][5]、また、東洋医学・漢方医学的な「梅核気(ばいかくき)」、「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」の疾患概念とも重なる[6][7][8]。
目次
- 1 症状
- 2 原因
- 2.1 鑑別
- 2.2 病因
- 2.2.1 精神的要因
- 2.2.2 アレルギー
- 2.2.3 性差
- 3 治療
- 4 歴史
- 5 脚注
- 6 関連項目
症状
患者によって感じ方が異なるが、以下のような症状を訴える[5][9]。
- 喉に何かつまっている感じ/喉に何かがひっかかっている感じ/喉に塊りがある感じ
- 喉が塞がる感じ
- 喉の奥がはれている感じ
- 喉がイガイガする
- 胸がつかえる感じ
原因
鑑別
川上は、内科を受診し食道疾患が疑われてX線検査を行った自験例126例の76%に器質的疾患が見られなかったとし[2]、また中西らは、耳鼻咽喉科を受診し上記のような症状を示す患者1,386例の48.2%には器質的病変が認められたが、残りの過半数では異常所見を発見できなかったとしている[10]。上記のような症状“咽喉頭異常感”を示す場合(広義の咽喉頭異常感症)でも、次のような器質的病変が見られるものは狭義の咽喉頭異常感症から除外する[2][4][11]。局所的病変の精査に下咽頭食道造影による検査が有用であり、繁用されている[12]。
局所的病変
- 咽喉頭の悪性腫瘍や良性腫瘍、副鼻腔炎(後鼻漏)、舌根扁桃肥大、喉頭蓋の形態異常、過長茎状突起、茎突舌骨靭帯の化骨、頚椎異常、口蓋垂の過長、唾液分泌異常
- 食道癌、胃癌、胃下垂、食道潰瘍、食道炎、食道静脈瘤、食道憩室、アカラシア、マロリー・ワイス症候群
全身的病変
- 甲状腺疾患、性ホルモン異常、悪性貧血、Plummer-Vinson 症候群(en)、糖尿病、強皮症
病因
精神的要因
川上は、ヒステリー球と診断した自験例36例の心理的な発生機序を分析したところ以下の通りであった[2]。
- 不安・緊張:56%
- ヒステリー性の転換反応:25%
- うつ状態:11%
- その他:8%
また、和田は、咽喉頭食道異常感症と診断した168例、他の耳鼻咽喉科疾患患者126例、健常者110例に「テイラー不安検査」(顕在性不安検査:Manifest Anxiety Scale(MAS))を実施し、潜在的な不安感の強さを調査したところ、咽喉頭食道異常感症では他の群に比べ有意に不安感が強かったとしている[4]。 他に咽喉頭異常感症を呈する疾患としては、仮面うつ、自律神経失調症、心身症などの精神科領域あるいは心療内科領域の疾患がある[4][5][11]。
アレルギー
また、咽喉頭異常感症患者の一部にはアレルギーの関与があるとの説もある[4][13][14][15]。
性差
一般に本症は女性に多いと言われ[16]、“咽喉頭異常感”を示す広義の咽喉頭異常感症ではその発症に男女の差はないが[12]、器質的病変が見られない狭義の咽喉頭異常感症では明らかに女性が多い傾向[12][17](あるいは有意差をもって多い[15])が報告されており、更年期障害の関与も指摘されている[12]。
治療
西洋医学的治療
器質的疾患が認められる患者にはそれに対応する治療を行い、器質的疾患が認められない患者には以下の治療を施す[2][11]。
- 不安・緊張状態:抗不安薬
- うつ病、うつ状態:抗うつ薬
- ヒステリー性の転換反応:心理療法
また、局所の炎症が否定できない患者にはリゾチームなどの消炎酵素薬[12]やマクロライド系抗生物質[18]が、アレルギーが否定できない患者には抗アレルギー薬[18][19]が、単独あるいは上記の薬剤や以下の漢方処方と併用される[18]。
東洋医学的治療
咽喉頭異常感症の症状は、東洋医学的には「気滞」と考えられるため、漢方処方としては代表的な気剤である半夏厚朴湯が頻用され[6][8][9][20]、また半夏厚朴湯と小柴胡湯との合方である柴朴湯(胸脇苦満を呈する場合や小柴胡湯の抗炎症作用を期待して)[2][12][18]、茯苓飲との合方である茯苓飲合半夏厚朴湯(虚証で胃内停水を呈する場合)などが証に合わせて用いられる[21]。他に苓桂朮甘湯、甘麦大棗湯、柴胡加竜骨牡蛎湯などが用いられる場合がある[6][22]。
歴史
欧米
咽喉頭の異常感は古代ギリシア時代から記載があるといわれており、ヒポクラテスは更年期の女性が起こす病態と捉え、当時、子宮は体内を移動する臓器と考えられていたため、これが喉につかえる感じを生じさせていると考えた[16][17]。1707年John Purcellは本症をヒステリックな人に見られる喉のつかえとして捉えてこの症状を記述し、後に「Globus hystericus」(ヒステリー球)として『Oxford Dictionary』に収載された[17][23]。1919年にFerenczi(en)は、「患者の訴える『咽喉頭に塊りがあるような感じ』は、罪悪感、敵意、落胆などの心理的葛藤が、身体化したものである」と説明し、精神面・心理面の関与を指摘している[24]。1968年Malcomsonは、本症は単なるヒステリックなつかえ感ではないとして「Globus pharyngeus」(咽頭球)と命名することを提唱した[17][25]。他に「Kehlkopf Neurose」(喉頭神経症)、「Lump in throat」(喉の中の塊り)などの呼称で検討されてきた[2]。
東洋
東洋においては、中国後漢の医学書である金匱要略の第22篇婦人雑病篇に「婦人、咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)あるが如きは、半夏厚朴湯これをつかさどる」とある。「炙臠(しゃれん)」とは「炙った肉」の意で、つまり「女性で、喉に炙った肉のようなものがひっかかっている感じがする症状には、半夏厚朴湯が適応である」といった意味の文章となる。また、唐代の『千金方』(650年代)では、半夏厚朴湯の適応をより具体的に「婦人、胸満し、心下堅。咽中帖々として炙肉臠あるが如く、これを吐けども出でず、これを咽(の)めども下らざるを治す」としている。このような異物感を、後世では梅の種にたとえて「梅核気(ばいかくき)」と称するようになった[6][8]。現代の中医学では、本症を「咽神経官能症」と呼称する[15][26]。
脚注
- ^ 「耳鼻いんこう科」、市立奈良病院公式webサイト、2009年2月27日閲覧
- ^ a b c d e f g h 川上澄「過敏性腸症候群(IBS)、およびヒステリー球(咽喉頭異常感症)」『臨床精神医学』1988年、17巻、10号、p61-63
- ^ 石川中、末松弘行編『消化器の心身症:心身医学:基礎と臨床』朝倉書店、1987年、p487
- ^ a b c d e 和田秀一「咽喉頭食道異常感に関する研究」『金沢大学医学部十全医学会雑誌』1970年、79巻、1号、p17-34
- ^ a b c 太田文彦「喉がつまる感じがする女性」『CLINICIAN』1990年、37巻、7号、p62-63、エーザイ"e-CLINICIAN"公式webページ、2009年3月1日閲覧
- ^ a b c d 大塚敬節『症候による漢方治療の実際』南山堂、1963年、p163-166
- ^ 寺沢捷年『症例から学ぶ和漢診療学』医学書院、1990年、p258、ISBN 4-260-13589-9
- ^ a b c 小曽戸洋「半夏厚朴湯1:古典的解説」『日本病院薬剤師会雑誌』1997年、15巻、6号、p119
- ^ a b 木下優子「半夏厚朴湯」『ペインクリニック』2004年、25巻、11号、p1523-1525
- ^ 中西理恵子ほか「咽喉頭異常感における臨床統計的観察」『耳鼻臨床』1991年、補冊45号、p96-108
- ^ a b c 設楽哲也ほか『エッセンシャル耳鼻咽喉科・頭頸部外科学』医歯薬出版、1986年、p186-188,p206
- ^ a b c d e f 三上康和ほか「咽喉頭異常感症の臨床的観察」『日本気管食道学会会報』1993年、44巻、4号、p273-277
- ^ 五十嵐博之『診療と新薬』1966年、3巻、p1548
- ^ 内藤健晴「教育講演12(1):喉頭アレルギーの治療としての抗ヒスタミン薬の役割」『アレルギー』2003年、51巻、1,2合併号、日本アレルギー学会公式webページ、2009年3月1日閲覧
- ^ a b c 増子正敏「咽喉頭異常感症の西洋、中医学的考察」『口腔・咽頭科学会誌』1993年、5巻、2号、p243-249
- ^ a b Heikki,J.P.,et al."Globus hystericus : globus syndrome?",J Laryngol Otology,102,p231-234,1988
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- ^ a b c d 山際幹和「咽喉頭異常感症難治例の多剤併用薬物治療」『耳鼻臨床』2001年、94巻、8号、p751-759
- ^ 小川浩司「咽喉頭異常感症とアレルギー」『JOHNS』1989年、5巻、p51-53
- ^ 花輪壽彦『漢方よろず相談』医学研究社、2001年、p122、ISBN 4-87052-000-1
- ^ 谿忠人『病名症候と漢方薬便覧』医薬ジャーナル社、1989年、p13,p55、ISBN 4-7532-1231-9
- ^ 池田勝久ほか「柴胡加竜骨牡蛎湯による咽喉頭異常感症への治療成績」『耳鼻臨床』1987年、80巻、3号、p507-510
- ^ Rowley,H.,et al.,"The natural history of globus pharyngeus.",Laryngoscope,105,p1118-1121,1995
- ^ Canter,A.J.,A Handbook of Psychosomatic Medicine:with particular referrence to intestinal disorders., The Julian Press,1951
- ^ Malcomson,K.G.,"Globus Hystericus Vel Pharyngis.",J Laryngol Otology,82,p219-230,1968
- ^ 徐鴻慶編『実用中医耳鼻咽喉科学』人民衛生出版社、1986年、p159-161
関連項目
精神と行動の障害(ICD-F - 290-319) |
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器質性/症状性 |
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認知症
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軽度認知症 - アルツハイマー型認知症 - 多発性脳梗塞認知症 - ピック病 - クロイツフェルト・ヤコブ病 - ハンチントン病 - パーキンソン病 - AIDS認知症症候群 - 前頭側頭型認知症 - 日没症候群 - 認知症徘徊
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その他
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せん妄 - 脳振盪後症候群 - 器質脳症候群 - 他の症状性を含む器質性精神障害
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精神作用物質使用、薬物乱用による障害 |
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薬物中毒/オーバードース - 身体依存 - 薬物依存症 - 反跳作用 - 二重反跳 - 離脱
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統合失調症、統合失調型及び妄想性障害 |
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精神病 |
統合失調感情障害 - 統合失調型障害 - 短期反応精神病
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統合失調症 |
破瓜型統合失調症 - 妄想性障害 - 感応精神病
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気分障害(感情障害) |
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躁病 - 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症) - 抑うつ症状(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ病)
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神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
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不安障害
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恐怖症
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広場恐怖症 - 社会恐怖/社交不安障害(対人恐怖) - 単一恐怖(閉所恐怖症) - 単一社会恐怖
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その他
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パニック障害 - 全般性不安障害 - 強迫性障害 - ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
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適応障害
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うつ症状を伴う適応障害
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身体表現性障害
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身体化障害 - 身体醜形障害 - 心気症 - 疾病恐怖 - ダ・コスタ症候群 - 疼痛性障害 - 機能性神経症状症(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症) - 神経衰弱 - Mass Psychogenic Illness
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解離性障害
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解離性同一性障害 - 解離性健忘 - 解離性遁走 - 離人感・現実感消失障害
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生理的・身体的 |
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摂食障害
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神経性無食欲症 - 神経性大食症 - 反芻性障害 - 特定不能の摂食障害
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非器質性睡眠障害
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過眠症 - 不眠症 - 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
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性機能障害
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性的欲求(性欲低下障害 - 性欲亢進) - 性的関心・興奮 (女性の性的関心・興奮障害) - 勃起障害 - オルガスム(無快楽症 - 射精遅延 - 早漏 - 性的冷感) - 疼痛(膣痙 - 性交疼痛)
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産後
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産後うつ病 - 産後の精神障害
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成人のパーソナリティと行動 |
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性と性同一性
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性成熟障害 - 自我異和的性的志向性 - 性的関係機能障害 - 性的倒錯(性依存症 - 窃視症 - フェティシズム)
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その他
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パーソナリティ障害 - 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖) - 体を対象とした反復的行動 - 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
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小児の精神障害 |
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精神遅滞
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X連鎖精神遅滞 -(Lujan-Fryns症候群)
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精神発達(発達障害)
|
特異的発達障害 - 広汎性発達障害
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感情・行動の障害
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ADHD - 行為障害(反抗挑戦性障害) - 情動障害(分離不安症) - 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - 脱抑制性愛着障害) - チック症(トゥレット障害) - 言語障害(吃音症 - 早口症) - 運動障害(常同運動症)
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未分類 |
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緊張病 - 想像妊娠 - 間欠性爆発性障害 - 精神運動性激越 - 常同症 - 心因性非てんかん性発作 - Kluver-Bucy症候群
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- pharyngolaryngeal paresthesia, abnormal sensation syndrome of throat
- 同
- 咽喉頭神経症 pharyngolaryngeal neurosis
- 関
- ヒステリー球
[★]
- 英
- larynx (KL,K)
- 関
- 咽頭
解剖
- 第4~6頚椎の高さにある。約5cm (KL.612) <→ C3-C6椎体の高さにある(M.571)
組織
- 呼吸器の上皮の移行
- 呼吸上皮
- 重層扁平上皮:喉頭蓋、声帯遊離縁
- 声帯以外の粘膜下組織中には喉頭腺が存在。喉頭室部に多い。
リンパ
- 上喉頭動静脈に沿って舌骨甲状膜を貫通 → 上内頚静脈リンパ節、中内頚静脈リンパ節
- 喉頭粘膜のリンパ網は、仮声帯、喉頭入口部でよく発達。喉頭蓋基部の小孔を通じて喉頭蓋前間隙のリンパ組織に連絡し、さらに内深頚リンパ節につらなっている。このため声帯上部癌のリンパ節転移率は喉頭癌のうち最も高率(SOTO. 560)
- 下喉頭動静脈に沿って喉頭前リンパ節・気管リンパ節 → 下内頚静脈リンパ節
- 喉頭前リンパ節、気管周囲リンパ節につながっている(SOTO. 560)
機能
喉頭の固有筋→喉頭筋
臨床関連
- 喉頭先天性疾患
- 喉頭外傷
- 喉頭異物
- 喉頭炎症
- 喉頭非腫瘍性病変
- 喉頭ポリープ(声帯ポリープ):声帯縁にに好発する広基性、有茎性の浮腫性腫瘤。声帯前1/3に好発。一側性が多い。表面平滑、色調は声帯と異なる。種々の嗄声を示す。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- 声帯結節:声帯の前1/3に好発。両側性が多い。女性に多く、声を酷使する職業に多い。幼児・学童では男性に多い。表面の色調は声帯と変わらない。嗄声をしめし、気息性嗄声が主。保存療法(沈黙療法)で軽快しなければ手術的に切除。
- ポリープ様声帯
- 喉頭肉芽腫
- 喉頭嚢胞
- 喉頭角化症/喉頭白色病変/喉頭白色病変/喉頭白板症
- 喉頭癌
[★]
- 英
- nerve
- ラ
- nervus
- 関
- ニューロン
解剖で分類
- 中枢神経 central nervous systen CNS
- 末梢神経 peripheral nervous system PNS
情報で分類
- 感覚神経 sensory nerve = 求心性線維 afferent nerve
- 運動神経 motor nerve = 遠心性線維 efferent nerve
機能で分類
- 体性神経 somatic nervous system SNS
- 自律神経 autonomic nervous system ANS
[★]
- 英
- laryngeal nerve
- ラ
- nervus laryngeus
- 関
- 喉頭
枝
[★]
- 英
- neurosis、neurotic
- 同
- ノイローゼ
- 関
- 精神症状、神経症性障害
[★]
- 英
- sis, pathy