非侵襲的陽圧換気 noninvasive positive pressure ventilation
UpToDate Contents
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English Journal
- Why, when and how to propose noninvasive ventilation in cystic fibrosis?
- Fauroux B.SourcePediatric Pulmonary Department, Hopital Armand Trousseau, Research unit INSERM UMR S-938 National reference centre for rare lung diseases, Pierre et Marie Curie-Paris 6 University, Paris, France - brigitte.fauroux@trs.aphp.fr.
- Minerva anestesiologica.Minerva Anestesiol.2011 Nov;77(11):1108-14. Epub 2011 May 20.
- Cystic fibrosis (CF) lung disease is characterized by progressive airflow obstruction, due to mucus plugging and inflammation within the bronchial walls, and destruction of the lung parenchyma secondary to bronchiectasis. These alterations result in an increase of the work of breathing, leading to a
- PMID 21602746
- Respiratory Care Practices and Requirement for Respiratory Therapists in Beijing ICUs.
- Li J, Zhan QY, Liang ZA, Tu ML, Sun B, Yao XL, Luo ZJ, Xia JG, Wang C.AbstractBACKGROUND: Respiratory therapist (RT) is a nascent career in China. Little information is about ICU respiratory care resources and practices, requirements for RTs and barriers to recruit RTs.
- Respiratory care.Respir Care.2011 Oct 12. [Epub ahead of print]
- BACKGROUND: Respiratory therapist (RT) is a nascent career in China. Little information is about ICU respiratory care resources and practices, requirements for RTs and barriers to recruit RTs.METHODS: Using survey methodology, we designed and mailed a questionnaire to ICU supervisors and staffs at a
- PMID 22005194
Japanese Journal
- 呼吸管理 (COPDの治療・管理update) -- (増悪期の管理)
- 非薬物療法 換気補助療法 (COPDの治療・管理update) -- (安定期の管理)
Related Links
- 2011年2月7日 ... NPPV(Non-invasive Positive Pressure Ventilation:非侵襲的陽圧呼吸 のこと). NPPVは鼻マスクまたはフェイスマスクを使用して陽圧換気を行なう換気様式。 * BiPAP(バイパップ:Bilevel Positie Airway Pressure)もほぼ同義語として ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 55歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。1年前から左頸部の腫瘤を自覚していた。2か月前に呼吸困難が出現した。次第に増悪したため自宅近くの診療所を受診したところ、胸部エックス線写真で胸水を指摘され、左鼠径部にもリンパ節腫大を指摘されたため、紹介されて受診した。身長 151cm、体重 70kg。体温 36.8℃。脈拍 92/分、整。血圧 130/102mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 94%(room air)。呼吸困難の原因は胸水貯留であると考え、入院の上、胸腔穿刺を行い胸水を排液した。呼吸困難は一時的に改善したが、穿刺1時間後に強い呼吸困難と泡沫状の喀痰がみられ、SpO2 92%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)となった。穿刺2時間後、症状はさらに悪化し、SpO2 85%(マスク8L/分酸素投与下)となったため気管挿管を行った。来院時と胸腔穿刺1時間後の胸部エックス線写真(別冊No. 17A)と胸部CT(別冊No. 17B)とを別に示す。
- この患者に最も有効な呼吸管理はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A040]←[国試_112]→[112A042]
[★]
- 循環は保たれているが、自発呼吸がみられない患者に緊急頭部CTを行う場合の呼吸管理として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C022]←[国試_114]→[114C024]
[★]
- 英
- artificial respiration, artificial ventilation
概念
- 1. 人工的に呼吸を行わせること。このため、伝統的なmouth to mouthからバックアンドバルブマスク、あるいは人工呼吸器を用いて行う。
- 2. 一次救命処置の中における処置 → 人工呼吸#一次救命処置
人工呼吸適応
- SAN.422
- 肺活量 < 10ml/kg, PaO2 < 55 mmHg(50%以上の酸素投与下), 呼吸回数 > 35/min, 努力呼吸, 吸引圧 < -25cmH2O
人工呼吸のモード
送気制御パターンによる分類
- 量規定換気 volume controlled ventilation VCV
- 圧規定換気 [[]] PCV
換気モード
人工呼吸を補助するモード
- 呼気終末陽圧 positive end-inspiratory pressure
- 吸気プラトー → 吸気ガス不均等分布の改善 EID
人工呼吸の合併症
- 1. 血圧低下(静脈還流の低下、心機能低下)
- 2. 圧外傷(気胸・縦隔腫瘍)
- 3. 酸素中毒による無気肺、肺浮腫
- 4. 気管潰瘍、穿孔、狭窄
- 5. 尿量減少(ADH増加、心拍出量減少)
- 6. 脳圧亢進(PEEPによる静脈還流↓)
- 7. 消化管出血(ストレス)
- 8. 精神的苦痛(気管挿入)
- 9. 感染(人工呼吸器関連肺炎)
一次救命処置
- ISBN 978-4892695667 p.100
- 口腔内の異物を除去
- 脈拍があり、呼吸がない場合の人工呼吸:成人では10/分、小児では12-20回/分のペースで息を吹き込む。
- 小児の場合、呼吸数が10/分未満の場合、人工呼吸が考慮される。
BLS
- 1秒かけて息を吹き込む。
- 1人法の場合は30回の胸骨圧迫の後に2回人工呼吸を行う。
- 2人法の場合も原則同様。ただし、幼小児の場合のみ15回の胸骨圧迫の後に2回人工呼吸を行う。
- 成人の場合は5-6秒に1回、小児に対しては3-5秒に1回の人工呼吸を行う(AHA BLSヘルスケアプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2005年準拠)
[★]
- 英
- clinical scenario, CS
- 関
- 急性心不全
CS1
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SBP>140mmHg
|
・急激に発症する ・主病態はびまん性肺水腫 ・全身性浮腫は軽度:体液量が正常または低下している場合もある ・急性の充満圧の上昇 ・左室駆出率は保持されていることが多い ・病態生理としては血管性
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・NPPVおよび硝酸薬 ・容量過負荷がある場合を除いて、利尿薬の適応はほとんどない
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CS2
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SBP100~140mmHg
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・徐々に発症し体重増加を伴う ・主病態は全身性浮腫 ・肺水腫は軽度 ・慢性の充満圧、静脈圧や肺動脈圧の上昇 ・その他の臓器障害:腎機能障害や肝機能障害、貧血、低アルブミン血症
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・NPPVおよび硝酸薬 ・慢性の全身性体液貯留が認められる場合に利尿薬を使用
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CS3
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SBP<100mmHg
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・急激あるいは徐々に発症する ・主病態は低灌流 ・全身浮腫や肺水腫は軽度 ・充満圧の上昇 ・以下の2つの病態がある ①低灌流または心原性ショックを認める場合 ②低灌流または心原性ショックがない場合
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・体液貯留所見がなければ容量負荷を試みる ・強心薬 ・改善が認められなければ肺動脈カテーテル ・血圧<100mmHgおよび低灌流が持続している場合には血管収縮薬
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CS4
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急性冠症候群
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・急性心不全の症状および徴候 ・急性冠症候群の診断 ・心臓トロポニンの単独の上昇だけではCS4に分類しない
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・NPPV ・硝酸薬 ・心臓カテーテル検査 ・ガイドラインが推奨するACSの管理:アスピリン、ヘパリン、再灌流療法 ・大動脈内バルーンパンピング
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CS5
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右心不全
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・急激または緩徐な発症 ・肺水腫はない ・右室機能不全 ・全身性の静脈うっ血所見
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・容量負荷を避ける ・SBP>90mmHgおよび慢性の全身性体液貯留が認められる場合に利尿薬を使用 ・SBP<90mmHgの場合は強心薬 ・SBP>100mmHgに改善しない場合は血管収縮薬
|
NPPV
硝酸薬
[★]
- 英
- non-invasive positive pressure ventilation NIPPV
- noninvasive positive pressure ventilation NPPV
- 同
- 非侵襲的補助換気 non-invasive assisted ventilation、非侵襲的補助呼吸、非侵襲的換気: non-invasive ventilation
- 関
- 人工呼吸器、機械的人工呼吸法
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挿管人工呼吸
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NPPV
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気管内チューブ
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必要
|
不要
|
鎮静
|
必要
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不要
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飲水、食事
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不可能
|
可能
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会話
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不可能
|
可能
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吸入気の加湿
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必要
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不要(ときに必要)
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回路のリーク
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ないことが前提
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ある程度保証できる
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呼気側蛇管および呼気弁
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あり
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なし
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気管内吸引
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可能
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不可能
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高いPEEP
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可能
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不可能
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