フィッシャー症候群
WordNet
- United States playwright (1915-2005) (同)Arthur Miller
- United States bandleader of a popular big band (1909-1944) (同)Glenn Miller, Alton Glenn Miller
- United States novelist whose novels were originally banned as pornographic (1891-1980) (同)Henry Miller, Henry Valentine Miller
- machine tool in which metal that is secured to a carriage is fed against rotating cutters that shape it (同)milling machine
- someone who works in a mill (especially a grain mill)
- Scottish philosopher who expounded Benthams utilitarianism; father of John Stuart Mill (1773-1836) (同)James Mill
- English philosopher and economist remembered for his interpretations of empiricism and utilitarianism (1806-1873) (同)John Mill, John Stuart Mill
- large dark brown North American arboreal carnivorous mammal (同)pekan, fisher cat, black cat, Martes pennanti
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- 『粉屋』,製粉業者,水車屋 / 白い蛾(が)(体・羽に白い粉がふいている)
- 《古》漁夫 / 魚を捕食する動物;(特に北米産の)フィッシャーテン
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Japanese Journal
- 神経眼科の古典・原典:Miller Fisher症候群,one-and-a-half syndrome
- 〈原著〉Guillain-Barre症候群における抗GQ1b抗体の反応特異性と臨床徴候の関連
- 近畿大学医学雑誌 = Medical journal of Kinki University 37(1-2), 63-69, 2012-03-01
- NAID 120005736664
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- ■Miller Fisher症候群. 本症候群は外眼筋麻痺・小脳失調・深部反射の低下ないし消失 を主徴とする。末梢神経(脳神経を含む)あるいは脳幹や小脳を侵し、ギラン・バレー 症候群の亜型(ギラン・バレー症候群の約5%を占める)と考えられている。年齢及び 性別 ...
- 2006年2月15日 ... 48 フィッシャー症候群、Miller Fisher syndromeの眼症状. フィッシャー症候群、(ミラー フィッシャー症候群) (管理頁) フィッシャー症候群は外眼筋麻痺、運動失調、深部腱 反射の消失という3つの症状が突然発症する病気で、ギランバレー ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- Fisher syndrome, FS
- 同
- ミラー・フィッシャー症候群 Miller-Fisher症候群 Miller-Fisher syndrome、Miller Fisher syndrome、Fisher症候群
- 関
- ギラン・バレー症候群、ビッカースタッフ型脳幹脳炎、全眼筋麻痺、免疫介在性ニューロパチー
概念
- ギラン・バレー症候群の亜型であり、抗GQ1b-ガングリオシド抗体が出現している。GQ1b-ガングリオシドを多く含むCN III, IV, VI, VIIが主に障害される。
- 1956年Miller Fisherが報告。
- ミラー・フィッシャー症候群(Miller-Fisher syndrome)ないしフィッシャー症候群(Fisher syndrome)は急性の外眼筋麻痺・運動失調・腱反射消失を三主徴とする免疫介在性ニューロパチーである。
- 多くは上気道感染後に発症し、1-2週間進行した後に自然経過で改善に向かうという単相性の経過をとる。
- 先行感染、髄液蛋白細胞解離などのギラン・バレー症候群と共通する特徴を有し、同症候群の亜型と考えられている。
- フィッシャー症候群患者の80-90%において血清ガングリオシドGGQ1b IgG抗体が検出されており、この自己抗体が診断マーカーとなっている。
- 眼運動神経(動眼・滑車・外転神経)に他の脳神経や脊髄前後根よりGQ1bが豊富に発現していることからGQ1b抗体が外眼筋麻痺に関与していると考えられている。
- 参考2
- 三徴がそろわず、眼球運動障害のみ(急性外眼筋麻痺)や運動失調・腱反射低下のみ(急性失調性ニューロパチー)を呈する不全型が存在する。
病型
亜型
- 典型的フィッシャー症候群:(約半数例)外眼筋麻痺・運動失調・腱反射消失
- 不全型フィッシャー症候群:眼球運動のみ、運動失調と腱反射低下のみ
近縁疾患との関係・移行
疫学
- 欧米よりアジアにて多い
- 日本では、フィッシャー症候群例とギラン・バレー症候群例の和を分母とするとフィッシャー症候群例は全体の26%ないし34%といわれている。
- ギランバレー症候群は年間10万人中1.5人発症すると言われているため、日本でのフィッシャー症候群は0.5%と推測されている。日本の50例における男女比は34:16と男性優位であり、平均発症年齢は40歳であったが、発症年齢は13-78歳とあらゆる年代に渡っており、地域差は認めなかった。
病因
先行感染
- 平均潜伏期間(感染症状から神経症状発現まで):7日
- 80-90%で先行感染が認められ、80%が上気道炎、4-25%で胃腸炎が先行する。
論文報告
|
n
|
先行感染
|
上気道炎
|
胃腸炎
|
発熱
|
2001
|
50
|
0.8
|
0.76
|
0.04
|
0.02
|
2008
|
466
|
|
0.76
|
0.25
|
0.02
|
病原体
- 上気道炎:インフルエンザ桿菌
- 胃腸炎 :カンピロバクター
病態生理
- 自己抗体であるGQ1b IgG抗体がGQ1bの発現が高い眼神経運動、後根神経節大型感覚ニューロン、筋紡錘を障害するとの仮説が有力視されている。
症状
- 初発症状:複視(外眼筋麻痺)、ふらつき(運動失調)
その他の症状
- 瞳孔異常 42%
- 眼瞼下垂 58%
- 顔面神経麻痺 32%
- 球麻痺 26%
- 四肢しびれ・異常感覚 24%
- 表在覚低下 20%
- 深部覚・振動覚低下 18%
経過
- 典型的フィッシャー症候群の自然経過での回復は良好である。
- フィッシャー症候群患者50例の解析報告では、運動失調は発症から平均1ヶ月で、外眼筋麻痺は平均3ヶ月で消失した。発症から6ヶ月の段階で運動失調・外眼筋麻痺は48例で消失しており、2例で軽度の福祉が残存していた。
- フィッシャー症候群92名の解析では免疫グロブリン治療群、血液浄化療法群、免疫治療を受けなかった群では、外眼筋麻痺、運動失調の改善・消失時期を比較したところ優位さは認められなかった。
- 発症から6ヶ月の時点で眼球運動障害、運動失調はほとんどの例で消失。
- 再発例の報告はすくなからずある。
鑑別診断
- 急性の外眼筋麻痺
- 運動失調をきたす脳幹・あるいは多発脳神経を侵す疾患が鑑別となる。
国試
参考
- 1. 診断基準? Diagnostic and classification criteria for the Guillain-Barré syndrome.
- Van der Meché FG, Van Doorn PA, Meulstee J, Jennekens FG; GBS-consensus group of the Dutch Neuromuscular Research Support Centre.SourceUniversity Hospital, Rotterdam, The Netherlands. vandermeche@neur.azr.nl
- European neurology.Eur Neurol.2001;45(3):133-9.
- BACKGROUND: Diagnostic criteria for the Guillain-Barré syndrome (GBS) have been available since 1978. Since then, several variants have been described. More recently, a distinction has been made between pure motor forms, severe sensory forms, primary axonal and primary demyelinating varieties. Asso
- PMID 11306855
- 2.Fisher syndrome: clinical features, immunopathogenesis and management.
- Mori M, Kuwabara S, Yuki N.SourceDepartment of Neurology, Graduate School of Medicine, Chiba University, 1-8-1 Inohana, Chuo-ku, Chiba 260-8670, Japan. morim@olive.ocn.ne.jp
- Expert review of neurotherapeutics.Expert Rev Neurother.2012 Jan;12(1):39-51. doi: 10.1586/ern.11.182.
- Since Miller Fisher's first report in 1956, evidence has accumulated about clinical and laboratory features, immunopathogenesis and treatment of Fisher syndrome (FS). Our literature review revealed the nature of FS. It has relatively uniform clinical and laboratory features. Ophthalmoplegia, ataxia
- PMID 22149656
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候
[★]
フィッシャー
- 関
- Fischer
[★]
フィッシャー症候群