- 関
- 腹腔穿刺
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Japanese Journal
- がん性腹膜炎 (特集 進行・再発婦人科がんの治療と管理)
- 腹腔ドレナージ(腹水穿刺) (ケアに活かす〈消化器系〉検査・処置マニュアル) -- (ドレナージと看護)
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- 他に抜き差しで腹水を1000cc程度抜く場合. 医師がサーフロにて穿刺後、. 点滴ライン のサーフロに接続できる部分をつなげ(普段の点滴をつなげる逆のつなぎ方). 滴下とうの ところをハサミで切り、排液パック(ハルンパックなど). につなげてクレンメで腹水の排液を ...
- 穿刺部位の出血は圧迫止血する. ②感染:消毒不十分と頻回穿刺などによることが 多い. (5)禁忌. ダグラス窩に広範な腸管の癒着がある場合や腫瘍による占拠が明らか な場合は禁忌であ. る. 2)腹水穿刺. 腹腔内の液体貯留を経皮的に穿刺し,検体採取 ...
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- 次の文を読み、19~21の問いに答えよ。
- 48歳の男性。全身倦怠感、食欲不振、尿の濃染および黒色便を訴えて来院した。
- 現病歴 : 5日間連続して毎日、日本酒5合以上を飲み体調を崩した。腹部の膨隆や両下肢の浮腫が次第に明瞭となり、今朝、黒色便を排出した。常習飲酒家である(3合/日)。
- 既往歴 : 27歳の時、交通事故で輸血を受けた。
- 現症 : 意識は清明。身長169cm、体重61kg。体温36.8℃。脈拍64/分、整。血圧142/86mmHg。眼瞼結膜はやや貧血様、眼球結膜には軽度の黄疸を認める。胸部に異常は認めない。腹部では腹壁に静脈怒張が認められ、肝を剣状突起下で3cm触知する。腹水と両下肢の浮腫とを認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ビリルビン1+。
- 血液所見:赤血球320万、Hb9.6g/dl、白血球4,200、血小板9.2万、プロトロンビン時間60%(基準80~120)。血清生化学所見:総蛋白6.6g/dl、アルブミン2.9g/dl、γーグロブリン34.5%、尿素窒素48mg/dl、クレアチニン0.8mg/dl、尿酸5.2mg/dl、総コレステロール126mg/dl、総ビリルビン2.8mg/dl、直接ビリルビン1.4mg/dl、AST224単位(基準40以下)、ALT185単位(基準35以下)、γーGTP462単位(基準8~50)。HCV抗体陽性。ICG試験(15分値)32.4%(基準10以下)。
[正答]
※国試ナビ4※ [097C020]←[国試_097]→[097C022]
[★]
- 58歳の女性。腹部膨満感と全身倦怠感とを主訴に来院した。3か月前から腹部の膨満感を自覚していた。3週前から全身倦怠感が著明になったため受診した。身長158cm、体重60kg。体温36.8℃。脈拍80/分、整。腹部は腹水のため膨隆している。下肢に浮腫を認める。血液所見:赤血球418万、Hb 12.5g/dl、Ht 39%、白血球9,500、血小板31万。血液生化学所見:総蛋白4.8g/dl、アルブミン2.1g/dl、尿素窒素6.7mg/dl、クレアチニン0.5mg/dl、総ビリルビン0.4mg/dl、AST 29IU/l、ALT7IU/l、LD 368IU/l(基準176~353)、Na 131mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 101mEq/l、CA19-9 22U/ml(基準37以下)、CA125 4,411U/ml(基準35以下)。動脈血ガス分析(room air):pH 7.43、PaCO2 44Torr、PaO2 81Torr、HCO3- 28mEq/l。骨盤部MRIのT2強調矢状断像(別冊No.15A)とT2強調横断像(別冊No.15B)とを別に示す。
- 治療方針を決定するための検査として重要性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A040]←[国試_107]→[107A042]
[★]
- 英
- abdominocentesis, abdominal puncture, abdominal paracentesis, abdominal tap
- ラ
- paracentesis abdominalis
- 関
- 腹水穿刺、腹膜穿刺
適応
対象疾患
- (NSU.715)
- 腹水を生じる疾患
- 腹腔内出血(腹部外傷、肝癌の破裂、子宮外妊娠は列など)
- 腹腔内限局性膿瘍
目的による分類
- 試験的/診断的穿刺:腹腔内貯留液の有無及び正常の確認(NSU.715)
- 治療的穿刺:腹水の排除、膿瘍のドレナージ、抗癌薬の注入など(NSU.715)
禁忌と注意
- 腸管癒着の疑われる手術創周囲、腸管拡張の著名なとき、妊娠子宮・肝脾腫などにも注意。(NSU.715)
- 腸管内ガスの大量貯留、複数の手術痕、妊婦(YN.B-6)
穿刺部位
- also see LAB.239
- 腹直筋鞘外縁の上下左右の4個所、両側中側腹部臍下:腹膜4分画穿刺 (出典不明)
- モンロー・リヒター線の外側1/3を穿刺。あるいは右前腸骨棘と臍を結ぶ外側1/3の点を穿刺する。腹部外傷時には左右上腹部を穿刺することもある(NSU.715)
腹腔穿刺所見で推定できる疾患
- YN.L-30
- 非凝固性血性の液:子宮外妊娠、卵巣出血、外傷
- 血漿液性:荒野区政イレウス、卵巣嚢腫経年点、急性膵炎、急性腸間膜動脈閉塞
- 膿性悪臭:消化管穿孔、穿孔性腹膜炎
- 無臭:原発性腹膜炎、卵管炎
- 胆汁混合:十二指腸潰瘍穿孔、胆嚢穿孔
[★]
- 英
- ascites, abdominal dropsy, hydroperitonia
- 同
- 腹腔内貯留液 intraperitoneal fluid
- 関
- 波動
概念
分類
- 血清蛋白質濃度は6.5-8.0g/dLが正常範囲
腹水の性状
比重、蛋白濃度による分類
病因
- 1. 門脈圧・静脈圧亢進
- 2. 膠質浸透圧の低下
- 3. リンパ液のうっ滞
- 4. 血管透過性の亢進
病態生理
肝硬変における腹水 HIM.1978
- 1. →内臓の血管内圧の上昇→腹水
- 2. →動脈血の減少→血管収縮機構と抗ナトリウム利尿機構の亢進→ナトリウム保持→血漿量の増加→腹水
貯留しやすい部位(QB.Q-205)
検査
- 500ml以上の貯留があれば、腹部超音波検査、腹部CT、腹部MRIで検出できる。
腹部単純X線写真
治療
HIM.1978
[★]
- 英
- puncture、paracentesis、prick、stab、needling、pricking
- 関
- 穿開術、穿刺術、微小穿刺、プリッキング、パンクチャー