- 関
- biliary excretion
- 関
- 腎排泄、薬物排泄
- YN. O4改変
- 親油性の薬剤は肝排泄
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ATP7B遺伝子検査を施行したウイルソン病の1家系
- 巽 康彰,三浦 友里江,服部 亜衣,林 久男,加藤 宏一,上山 純,涌澤 伸哉,林 和彦,片野 義明,後藤 秀実
- 肝臓 54(5), 334-339, 2013
- … ウイルソン病は肝臓の銅輸送蛋白ATP7Bの機能欠損により銅の胆汁排泄が障害される遺伝性疾患である.銅過剰による肝臓障害が基礎病変で,長期経過中に多彩な肝外合併症を引き起こす.神経型ウイルソン病を持つ男性患者にATP7B遺伝子検査を施行して,病因変異の複合へテロ接合体保有を確認した.発端者の変異はヘテロ接合体を持つ両親由来であり,無症状の1名の妹は,発端者と同じく,両親由来変異の複合ヘテロ …
- NAID 130003368685
- 注目の新薬 次世代の胆汁排泄型DPP-4阻害薬リナグリプチンの新たな展開
- P47-02 ICG蛍光法にて肝門部切離面の胆汁排泄確認を試みた胆道閉鎖症の1例(ポスターセッション47 胆道閉鎖)
- 石崎 守彦,濱田 吉則,高田 晃平,中谷 和義,良田 大典,海堀 昌樹,松井 康輔,權 雅憲
- 日本小児外科学会雑誌 48(3), 678, 2012-05-01
- NAID 110009582371
- DPP-4阻害薬リナグリプチン(トラゼンタ^【○!R】)の薬理学的特性および臨床成績
- 大村 剛史,林 直之,Jeffrey Encinas
- 日本薬理學雜誌 = Folia pharmacologica Japonica 139(4), 174-183, 2012-04-01
- リナグリプチン(トラゼンタ®)は,ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)に対して選択性が高く,長時間持続性の強力なDPP-4阻害薬である.In vitro試験において,リナグリプチンは競合的であり,かつ可逆的にヒトDPP-4を阻害する.DPP-4を高発現させたCaCo-2細胞抽出物中の膜結合型DPP-4に対して阻害作用(IC50=1 nM)を示し,ヒトの血漿中においても同様の阻害活性(IC50 …
- NAID 10030572578
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- Elimination 薬物またはその代謝物が,体内から除去される過程。主な経路は尿と胆汁であるが、揮発性の麻酔薬の呼気中への排泄もある。乳汁を介した排泄は,母親よりも,乳児にとって重要になることがある 腎は,排泄の主要な器官 ...
- 水溶性物質を排泄する腎臓は,排泄に関わる主要器官である。胆管系は,薬物が消化管から再吸収されない限り,排泄に寄与する。一般に,腸,唾液,汗,乳汁,肺の排泄への関与は,揮発性麻酔薬の放散を除いて小さい。
- 1 C13(4) (第10回) 薬物の排泄① (肝クリアランス、胆汁排泄) (p.155〜162、178~184) 薬剤学講座(3号館6階)崔吉道 平成20年6月19日13:15〜14:30355講義室 バイオアベイラビリティー ...
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★リンクテーブル★
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- 英
- hepatic metabolism
- 関
- 肝排泄、胆汁排泄
[★]
- 英
- bile
- 関
- 肝臓、胆嚢、胆管
- 0.5-1.0 L/day, pH 8.0-8.6
- 消化酵素を含まないアルカリ性の分泌液である
分泌部位
部位 胆汁 割合
肝細胞 毛細管胆汁 2/3
胆細管 胆細管胆汁 1/3
分泌経路
- 肝臓胆汁が総肝管を経由して胆嚢にいたり、ここで濃縮を受けて胆嚢胆汁となる。
機能
- 胆汁酸により、直径1μm以下の脂肪滴が形成され、表面積拡大によりリパーゼと反応しやすくなる。
- ミセルの直径5nm。胆汁酸は両親媒性であり親水基と疎水基を持つ。
- 親水性: OH基,ペプチド結合,カルポキシル基
- 疎水性: 上記部分以外
- 胆汁に含まれる胆汁酸とリン脂質により、モノグリセリド・脂肪酸とミセルを形成することができる。
- 3. コレステロールとビリルビンの排出
- 4. 胃酸の中和
組成
1. 胆汁酸
- see HBC.236
1次胆汁:コレステロールより合成
コール酸
キノデオキシコール酸
2次胆汁:1次胆汁の腸内細菌による代謝(7位の部位のOH基が除去される)
デオキシコール酸
リトコール酸
3次胆汁:肝臓から分泌される状態(可溶性)
タウロコール酸(タウリンと抱合)
グリココール酸(グリシンと抱合)
2. 胆汁色素
ビリルビン:Hbの代謝産物
間接型(不溶性)
↓←グルクロン酸抱合
直接型(水溶性)(抱合型ビリルビン)
↓
ウロビリノーゲン(腸管)
↓
ステルコピリン(腸管)
↓
排泄
3. 脂質
リン脂質(主にレシチン)
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
コレステロール
不溶性であるが胆汁酸存在下でミセル形成(可溶性)
4.電解質成分
陽イオン:Na+(主)、その他K+,Ca2+
陰イオン:Cl-,HCO3-(アルカリ性)
胆汁の分泌と排出
1. 毛細管胆汁
1-1. 胆汁酸依存性胆汁
胆汁酸と水分の分泌:胆汁酸の腸肝循環に依存。
腸肝循環:肝臓から分泌された胆汁が小腸で吸収され、門脈を経て肝臓に戻り、再び排泄されること。
タウロコール酸・グルココール酸
陰イオンに解離しやすく吸収されやすい。
リトコール酸
非解離型なので糞便中に排泄される。
分泌された胆汁酸の95%は腸肝循環により再利用される。
1-2. 胆汁酸非依存性胆汁
胆汁酸以外の分泌:Na+,K+,Ca2+,Cl-,HCO3-,ビリルビン(有機陰イオン)
等張性 :Na+,Cl-,HCO3-は血漿濃度に類似
2. 胆細管胆汁
2-1. Na+,HCO3-(高濃度),水の分泌---セクレチンによる
2-2. Na+,Cl-の吸収
3. 胆汁の濃縮(胆嚢)
電解質吸収(Na+,Cl-の能動的吸収)とそれに伴う水の吸収→5-50倍に濃縮
4. 胆汁排出
食後30分で胆嚢収縮開始。液性の調節機構による排出が主である。
4-1. 液性
十二指腸内食物→CCK分泌→オッディ括約筋弛緩・胆嚢収縮
十二指腸内食物→セクレチン分泌→CCKの作用に拮抗
胃内食物→ガストリン分泌→胆嚢収縮
4-2. 神経性
迷走神経性反射→オッディ括約筋弛緩,胆嚢収縮(関与の程度不明)
臨床関連
- 胆道系に形成された結石。半数以上は無症状SilentStoneである
- 食後3時間程度で痛痛発作、黄痘などを呈する事がある。
- コレステロール系結石(全体の70%):コレステロールの過飽和による。
- ビリルビン系結石(全体の30%):黒色石+ビリルビンCa石
- その他:炭酸カルシウム石など
-
- 1. ビリルビンの生成過多
- 2. 肝細胞によるビリルビンの取り込み減少
- 3. グルクロン抱合障害
- 4. 胆汁へのビリルビン分泌障害
- 5. 胆管閉塞
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- 英
- excretion、evacuation