テルブタリン
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Japanese Journal
- 卵白アルブミン感作モルモットにおけるテルブタリンの気道上皮イオントランスポートへの影響
- 著明な赤血球増加を呈したsystemic capillary leak syndrome
- Preterm PROM, 切迫流早産の初期療法に対するImipenem/Cilastatin sodiumの臨床的検討
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- 成分(一般名), :, テルブタリン硫酸塩. 製品例, :, ブリカニール錠2mg、ブリカニール シロップ0.5mg/mL、コンボン細粒1% ・・その他(ジェネリック) & 薬価. 区分, :, 気管支 拡張剤・他/イソプレナリン系/気管支拡張剤 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ブリカニール錠2mg
組成
成分・含量(1錠中)
添加物
- 乳糖水和物、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
効能または効果
下記疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難等の諸症状の緩解
- 気管支喘息、慢性気管支炎、喘息性気管支炎、気管支拡張症及び肺気腫
- 通常1回量として、下記用量を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
- 用法及び用量の表参照
成人 |
2錠(4mg) |
6歳以上の小児 |
1錠(2mg) |
5歳以下の幼児 |
1/2錠(1mg) |
慎重投与
- 甲状腺機能亢進症の患者[動悸、頻脈を助長させるおそれがある。]
- 高血圧のある患者[血圧を上昇させるおそれがある。]
- 心疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
- 糖尿病の患者[血糖値を上昇させるおそれがある。]
重大な副作用
- アナフィラキシー様症状(0.1%未満):アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血清カリウム値の低下(頻度不明):β2刺激剤による重篤な血清カリウム値の低下が報告されている。また、この作用は、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。更に、低酸素血症では血清カリウム値の低下により心リズムに及ぼす作用が増強されることがある。このような場合には血清カリウム値をモニターすることが望ましい。
薬効薬理
気管支平滑筋及び心筋に対する作用6),7),8)
- テルブタリン硫酸塩はモルモット、イヌあるいはそれらの摘出器官を用いた実験でβ刺激作用、すなわち気管支平滑筋に対して弛緩作用、心筋に対して収縮力増強作用を示す。その作用は気管支平滑筋に対する方が強く、心筋に影響を与えない量で気管支平滑筋の弛緩が認められる。
ヒスタミンによる気道抵抗増大に対する抑制作用とその持続時間6),8)
- モルモット、ネコあるいはイヌにヒスタミンを静注して生じる気道抵抗の増大に対して、テルブタリン硫酸塩は、抑制作用を示す。同等の作用を示す投与量でのテルブタリン硫酸塩の作用持続時間は、イソプロテレノールやオルシプレナリンより長い。
アナフィラキシー性気道抵抗増大に対する抑制作用8)
- テルブタリン硫酸塩は、感作ラットに抗原を静注して生じるアナフィラキシー性気道抵抗の増大に対しても抑制作用を示し、その効力は、イソプロテレノールとほぼ同等である。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:テルブタリン硫酸塩(Terbutaline Sulfate)(JAN)(日局)
- 化学名:5-[(1RS)-2-(1,1-Dimethylethylamino)-1-hydroxyethyl]benzene-1,3-diol hemisulfate
- 構造式:
- 分子式:(C12H19NO3)2・H2SO4
- 分子量:548.65
- 融点 :約255℃(分解)
- 性状 :テルブタリン硫酸塩は白色〜帯褐白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに酢酸臭がある。水に溶けやすく、アセトニトリル、エタノール(95)、酢酸(100)、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。光又は空気によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
テルブタリン。硫酸テルブタリン
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- terbutaline
- 化
- 硫酸テルブタリン, terbutaline sulfate
- 商
- ブリカニール、コンボン、Brethine
- 関
- アドレナリン受容体、アセチルコリン受容体
適応
副作用
- β1受容体も刺激するので心拍数↑
- 日本での報告例はない
- 強心配糖体や利尿薬を服用の患者で問題となる
- 肝臓に発現しているβ2受容体に作用→グリコーゲン分解→血糖値↑
[★]
- 英
- acid
- 関
- 塩基
ブランステッド-ローリーの定義
ルイスの定義
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- 英
- pig、swine、porcine
- 関
- イボイノシシ
[★]
- 英
- sulfuric acid, sulfate
- 関