- 英
- agoraphobia
- 同
- 臨場恐怖
- 関
- 広場恐怖症、パニック障害
WordNet
- a morbid fear of open spaces (as fear of being caught alone in some public place)
PrepTutorEJDIC
- 広場(空間)恐怖症(広い場所にいることをこわがる神経症)
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/08/30 23:38:40」(JST)
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広場恐怖症(ひろばきょうふしょう、広場恐怖、英: agoraphobia)とは、「もし何か(不安発作が)起きたら…」と恐れ、また、そこに人だかりのできることを恐れる恐怖症。従って広場に限らず、旅行や家の外に出ること・群集・不安発作時に避難できない場所などが、恐怖の対象になる。
成人早期の女性に多く、パニック障害を伴うことがある。治療は、パニック障害に準じる。
※パニック障害の広場恐怖の項も参照のこと。
関連項目
精神と行動の疾患 (ICD-F - 290-319) |
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器質的 |
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認知症
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Mild cognitive impairment - アルツハイマー型認知症 - Multi-infarct dementia - Pick's disease - クロイツフェルト・ヤコブ病 - ハンチントン病 - パーキンソン病 - AIDS dementia complex - Frontotemporal dementia - Sundowning - Wandering
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その他
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せん妄 - Post-concussion syndrome - Organic brain syndrome
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向精神薬・薬物乱用・薬物に関する障害 |
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薬物中毒/オーバードース - 身体依存 - 薬物依存症 - リバウンド効果 - 二重リバウンド - 離脱
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統合失調症 - 妄想 |
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精神病 |
統合失調感情障害 - 統合失調症様障害 - 短期反応性精神病
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統合失調症 |
破瓜型統合失調症 - Delusional disorder - Folie a deux
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気分障害 (affective) |
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躁病 - 双極性障害(I型 - II型 - 気分循環症) - うつ病(大うつ病 - 気分変調症 - 季節性情動障害 - 非定型うつ病 - メランコリー型うつ)
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神経症 - ストレス関連 - 身体表現性障害 |
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不安障害
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恐怖症
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広場恐怖症 - 社会恐怖/社交不安障害 (Anthropophobia) - 単一恐怖(閉所恐怖症) - 単一社会恐怖
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その他
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パニック障害 - 全般性不安障害 - 強迫性障害 - ストレス(急性ストレス障害 - PTSD)
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適応障害
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うつ症状を伴う適応障害
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身体表現性障害
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身体化障害 - 身体醜形障害 - 心気症 - 疾病恐怖 - Da Costa's syndrome - 精神痛 - 転換性障害(ガンザー症候群 - 咽喉頭異常感症) - 神経衰弱 - Mass Psychogenic Illness
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解離性障害
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解離性同一性障害 - 解離性健忘 - Fugue state - 離人症性障害
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生理的・身体的 |
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摂食障害
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神経性無食欲症 - 神経性大食症 - Rumination syndrome - NOS
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非器質性
睡眠障害
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過眠症 - 不眠症 - 睡眠時随伴症(レム睡眠行動障害 - 夜驚症 - 悪夢)
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性的機能不全
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sexual desire - (Hypoactive sexual desire disorder - Hypersexuality) - sexual arousal - (Female sexual arousal disorder) - Erectile dysfunction - orgasm - (Anorgasmia - Delayed ejaculation - Premature ejaculation - Sexual anhedonia) - pain - (Vaginismus - Dyspareunia)
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産後
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産後うつ病 - Postnatal psychosis
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成人のパーソナリティ及び行動 |
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Sexual and
gender identity
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Sexual maturation disorder - Ego-dystonic sexual orientation - Sexual relationship disorder - 性的倒錯(窃視症 - フェティシズム)
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Other
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パーソナリティ障害 - 衝動制御障害(窃盗症 - 抜毛症 - 放火癖) - Body-focused repetitive behavior - 虚偽性障害(ミュンヒハウゼン症候群)
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小児の精神障害 |
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精神遅滞
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X-Linked mental retardation - (Lujan-Fryns syndrome)
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Psychological development
(発達障害)
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Specific - 広汎性発達障害
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Emotional and behavioral
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ADHD - 行為障害 (ODD) - 情動障害 (Separation anxiety disorder) - 社会的機能(場面緘黙症 - 愛着障害 - DAD) - チック症(トゥレット障害) - 言語障害(吃音症 - Cluttering) - Movement disorder (Stereotypic)
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未分類 |
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Catatonia - 想像妊娠 - Intermittent explosive disorder - Psychomotor agitation - 性依存症 - Stereotypy - Psychogenic non-epileptic seizures - Kluver-Bucy syndrome
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- II-2. Randomized Controlled Trial(RCT)における広場恐怖を伴うパニック障害に対するComputerized Cognitive-Behavior Therapy(CCBT)の治療効果の測定(一般演題,第117回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 小松 智賀,正木 美奈,野口 恭子,石井 華,兼子 唯,福井 至,吉田 栄治,貝谷 久宣
- 心身医学 53(7), 699, 2013-07-01
- NAID 110009615313
- 広場恐怖を伴うパニック障害に対する行動実験を用いた認知行動療法の一症例
- 駒形 依子,小川 正樹,橋本 誠司,櫻井 理乃,菊浦 沙織,寺田 美里,土山 史佳,佐々木 かりん,金野 潤,三谷 穣,牧野 康男,松田 義雄,松井 英雄
- 東京女子医科大学雑誌 82(5), 344-344, 2012-10-25
- 第8回東京女子医科大学メンタルヘルス研究会 平成24年7月18日(水)18:15~20:00 東京女子医科大学 総合外来センター5F大会議室
- NAID 120005262933
Related Links
- 広場恐怖とは、「広場」を恐がるという意味ではなく、パニック発作を経験した人が“特定の場所や状況”を避けるようになることです。 では、どのような場所や状況を避けるようになるのでしょうか。
- こころの病気(精神疾患)についての統計や資料、専門家の研修案内、治療ガイドライン、研究の実施状況など。 ... A 逃げるに逃げられない(または逃げたら恥をかく)ような場所や状況、またはパニック発作やパニック様症状が予期 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、65~67の問いに答えよ。
- 33歳の女性。何もする気になれないことを主訴に夫に伴われて来院した。
- 現病歴:31歳時、運転中に突然、息苦しさ、動悸、冷汗およびめまいが出現し、気が遠のき、死ぬのではと恐怖に駆られて近医を受診した。処置を受けて発作は落ち着いたが、その後同様の発作がしばしば起こるようになり、内科、脳外科、婦人科および耳鼻科の受診を繰り返した。「また発作が起きるのでは」という心配も強くなった。次第に銀行やデパートやスーパーへも出かけられなくなった。ここ1年間は外出を極力控え家に閉じこもるようになった。徐々に気分が落ち込み、将来に悲観的となり、物事に興味を失い、家事もやりたくない。熟睡できず、食欲が落ち、体重が1年で8kg減少した。現在も発作は時々起こっている。
- 既往歴:月経前に体調不良となる傾向があった。
- 生活歴:生来明るい性格で、友人も多かった。高校卒業後、事務職として働いていた。22歳時に結婚し、2児を育て専業主婦として過ごしていた。
- 現症:意見は清明。身長162cm、体重45kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧120/76mmHg。
[正答]
※国試ナビ4※ [103G064]←[国試_103]→[103G066]
[★]
- 25歳の女性。突発する動悸、めまい及び呼吸困難を主訴に来院した。症状は1か月前の運転中に起こり、その後同様の症状をたびたび経験するようになった。同時に「このまま死んでしまうかもしれない」という恐怖感に襲われるという。尿、血液および血清生化学所見に異常を認めない。心電図、胸部エックス線写真、頭部MRI及び脳波に異常を認めない。この疾患でよくみられるのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [099A004]←[国試_099]→[099A006]
[★]
- a 「怖いので飛行機には乗れない」
- b 「世間の人々から嫌われている」
- c 「明日にも何か大変なことが起こる」
- d 「人ごみや公共の場所に行くと不安になる」
- e 「人前では緊張して思うように話ができない」
[正答]
※国試ナビ4※ [105F003]←[国試_105]→[105F005]
[★]
- 英
- panic disorder
- 同
- 恐慌性障害
- 関
- 他の不安障害、神経症性障害、不安障害、広場恐怖
概念
疫学
- 性差:女性の方が2-3倍多い
- 発症年齢:一般的には若年青年期(平均年齢は25歳前後)
分類
DSM-IV-TR
- 広場恐怖を伴うパニック障害
- 広場恐怖を伴わないパニック障害
- パニック障害の既往歴のない広場恐怖
症状
- 10分ほどで急速に症状が増悪し、通常20-30分持続する
- 切迫した死と破滅の感覚と極度の恐怖
- 頻脈、動悸、呼吸困難、および発汗などを伴う
- 発作間期の「また発作が起こるのではないか」という不安
鑑別診断
治療
[★]
- 英
- phobic anxiety disorder, phobic anxiety disorders
- 関
- 神経症性障害
ICD-10
- F40 Phobic anxiety disorders 恐怖症性不安障害
-
- .00 Without panic disorder
- .01 With panic disorder
- F40.1 Social phobias 社会恐怖症
- F40.2 Specific (isolated) phobias
- F40.8 Other phobic anxiety disorders
- F40.9 Phobic anxiety disorder, unspecified
分類
治療
- 薬物療法:抗不安薬(ベンゾジアゼピン系、(重症)フェノチアジン系)。(パニック障害、恐怖症政府案障害、強迫性障害)SSRI。(強迫スペクトラムの疾患)SSRI。
- 森田療法
- 精神分析的精神療法
- 認知療法
- 行動療法
- 認知行動療法
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- 英
- agoraphobia
- 関
- 恐怖症性不安障害、神経症性障害
ICD-10
- .00 Without panic disorder
- .01 With panic disorder
[★]
- 英
- panic disorder with agoraphobia
[★]
- 英
- fear、phobia、fright、horror
- 関
- 恐怖症、心配、不安、閉所恐怖症、社会恐怖症、恐れる