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Japanese Journal
- 緊張病性昏迷をきたした統合失調症患者に対する作業療法の実践
- 中西 弥生,四本 かやの,奥田 真紀子,橋本 健志
- 作業療法 = The Journal of Japanese Occupational Therapy Association 29(3), 339-344, 2010-06-15
- NAID 10026407486
- 緊張病性昏迷 (特集 救急精神科 救急医に求められる最低限の知識) -- (救急外来編 救急外来で対応に難渋する,または身体疾患との鑑別が問題となる4つの精神障害,または精神症状)
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- 次の文を読み、65~67の問いに答えよ。
- 33歳の女性。何もする気になれないことを主訴に夫に伴われて来院した。
- 現病歴:31歳時、運転中に突然、息苦しさ、動悸、冷汗およびめまいが出現し、気が遠のき、死ぬのではと恐怖に駆られて近医を受診した。処置を受けて発作は落ち着いたが、その後同様の発作がしばしば起こるようになり、内科、脳外科、婦人科および耳鼻科の受診を繰り返した。「また発作が起きるのでは」という心配も強くなった。次第に銀行やデパートやスーパーへも出かけられなくなった。ここ1年間は外出を極力控え家に閉じこもるようになった。徐々に気分が落ち込み、将来に悲観的となり、物事に興味を失い、家事もやりたくない。熟睡できず、食欲が落ち、体重が1年で8kg減少した。現在も発作は時々起こっている。
- 既往歴:月経前に体調不良となる傾向があった。
- 生活歴:生来明るい性格で、友人も多かった。高校卒業後、事務職として働いていた。22歳時に結婚し、2児を育て専業主婦として過ごしていた。
- 現症:意見は清明。身長162cm、体重45kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧120/76mmHg。
[正答]
※国試ナビ4※ [103G064]←[国試_103]→[103G066]
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- 英
- catatonic syndrome
- 関
- 緊張型分裂病
概念
- 意志障害を主とする精神運動障害である。(PSY.51)
- 緊張型統合失調症、器質性精神障害、うつ病に出現する症候群である。(PSY.51)
- 緊張型/非緊張型統合失調症、大うつ性障害、内科疾患、精神疾患においてみられる。特に双極I型障害に関連して見られることが一番多い。(KPS.598)
症状
国試
- 105A023:統合失調症による緊張病症候群。無言、無動、カタレプシー
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- 英
- stupor
精神医学での昏迷
- 自発的な身体的・精神的表出を欠いた状態。感情や言語の表出や行動が全くなくなった状態
- 意識障害なし ⇔ 英語圏では軽い意識障害を意味する
昏迷が見られる疾患
精神医学以外での昏迷
- 意識障害の分類の一つ。自発運動はしばしば認められる。強い刺激に反応して逃避反応がみられ、反復すると指示に従う(例えば、開眼)。
- SPE.624
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- 英
- stress、strain、(生理)tone、tonus
- 関
- 応力、音、強調、菌株、緊張度、系、系統、ストレス、トーン、歪み、捻挫、トーヌス、緊張活動、力点、筋挫傷
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- 英
- catatonia
- 関
- 緊張型分裂病